[それはうたた寝から始まった]
6月15日(火)
一ヶ月ぶりの丸一日休日で、昼間からビールを飲みながらビデオなど見ていた
ら何時の間にかうたた寝してしまい変な夢を見ました。
ある著名な方の那珂川のシーバスの取材釣行に同行して、ポイントを探すべく
散策していると、道路が那珂川に水没しているのに普通に車が走行していて、
その水没している付近がポイントになるというとんでもないポイントがあり、
そこで餌釣りをしているおじさんと話をしました。
「釣れてますか?」
「ああ、そこのスカリに入ってらぁ」
巨大なスカリが川に入っていて見せてもらうと、これまた巨大なシーバスが入
っています。
「○○さ〜ん!すごいッスよ! 120はありますよ!」
「マジ!?写真、写真!!」
ここで何時の間にか帰ってきていた女房に起こされ、買い物に付き合う様催促
されます。
「いや!那珂川に行く!」
ふすま一枚をふさぐ程の横幅をもつ女房をどかし、家から車で10分程のポイ
ントに向かいました。
[来たか、70cmオーバーのニゴイ・・・]
17:00をちょっと廻った頃に到着したのですが、上げどまり間近でボラが跳ねま
わっています。どうもボラが元気に跳ねてると釣れる気がしません。
しかし、なにせ夢とは云え120cmのシーバスを目撃していますから止めるわけに
はいきません。
気温は30度近く、やたらに蒸し暑い中季節はずれのネオプレーンのウェーダー
を履きこみ、準備を整えます。暑い・・・とにかく暑い。まるでサウナスーツ
・・・ゴアのウェーダーが欲しい・・
川に入れば少しはましかと思ったらやっぱり暑い。
『女房に履かせたら少しはやせるか?』
そんな事を考えながら、キャストを始めました。
最初は流心の掛けあがり付近を狙ってキャストしてましたが、なんの反応もな
いので足元のちょっとした掛け上がりを岸と平行に狙ってみました。
グン!
思った通り、いました。絶対いると信じて疑わなかったニゴイです。
この時点で私の気持ちは曲がり、
『ニゴイでもいいや、ロッドが曲がれば』
と言う事で、同じようにニゴイねらいでキャスト再開です。
アイマのSF125の黒金を、先ほどと同じ所を同じようにトレースしました。
ゴン!
さっきのニゴイと同じように下へ下へと突っ込んで行きますが、さっきより引
きは強く
『来たか、70cmオーバーのニゴイ・・・』
などとぶつぶつ言っていると、下に突っ込んでたのが急浮上してきて豪快なエ
ラ洗い!! いや、本当はそれほど豪快でもなかったんですがとにかくエラ洗い
して飛び出したのはシーバスです。
岸にずりあげて無事取りこみ成功。後検量で64cm 2.1kgでした。
早速、私の所属するクラブ”アングラーズパーティ”の柴田氏に電話し、
「出ましたよ〜シーバス、ウヘヘヘ、爆釣の予感ッスよウヒョヒョヒョ」
喜び一杯の報告をしたあとルアーをR50のA−2(黒金)に替えて再開しました。
グンッバッシャ−ン!!
水面近くをとろとろ引いてきてたので、当ったのとほぼ同時ぐらいに今度は本当に豪快なエラ洗いを見せて飛び出し、中々寄らずに最後まで激しく抵抗してやっとの思いで取りこんだのは後検量72cm
2.85kgの良型でした。
その後一度バラシがありましたが、暗くなると河童にさらわれそうなのでまだ
薄明るいうちに納竿しました。
[そして翌日もまた・・・]
翌日は柴田氏も同行して同じポイントに入りました。
もう面倒なので細かい事は書きませんが、激しい大運動会のようなボイルが静まった頃から、私45cm・65cm・70cm・71cm・76cm他バラシ2、柴田氏が76cm他バラシ1とそのほとんどがまだフラッシュなしで写真が撮れるほど明るい時間の事で、楽しいったらありゃしませんでした。
私は技量はもとより、シーバスを釣る為の明確なデータも理論も持ち合わせてないでこの釣果ですから、なにかとんでもなく悪い事が身に降りかかるかもしれません・・・
Angleas Party所属
雨海 淳一
[使用タックル]
雨海
ロッド: ZENAQ DEFI REDGE93
リール: 98STELLA 4000
ライン: スパイダーワイヤープレミアムブレイド1.2号
リーダー:バリバス20Lbs.
ルアー: アイマkomomoSF125黒金
ショアラインシャイナーR50A-2(黒金)
アイルマグネット70F鮎・サラナ110F1RH
柴田
ロッド: ufmウエダ SPS962
リール: ペン4500SS
ライン: ユニチカシルバースレッドPE1.5号
リーダー:東レソルトライン25Lbs.
ルアー: アイマkomomo SF125レッドヘッドホロ |