1999.06.20 念願のカトルクラッチで釣れたアオリイカ

Report by K−チャン


[ついにカトルクラッチを見つけた!]

思い起こせば僕とカトルクラッチとの出会いは7ヶ月前。野地さんとマッチョさんに初めて江の浦でお会いした時に、お二人が僕の横でカトルクラッチを駆使しながらアオリイカをバンバン上げるというセンセ−ショナルな出会いでした。それからというものカトルクラッチをぜひ、自分のものとしたいとの欲求にかられ、八方手を尽くし探すものの、すでに絶版モデルという事もあり、見付からずあきらめていました。

今年に入り3月に変わりになるロッドを購入。ところが、その2ヶ月後の5月、或る偶然から、なんと手に入れる事が出来たのです。ホントうれしかったです。うれしさのあまり、購入したその日、さっそく自宅の庭で野地ングの練習。ところがティップ側のジョイントをよく絞めなかったらしく、しゃくった瞬間ティップが夜空の暗闇の中へ飛んで行ってしまいました。さぁ大変!家族総出で懐中電灯を持ち、隣の家から近所中を探すこと30分、妻が庭の木の枝に突き刺さっているティップ部を発見、ホッと胸を撫で下ろすものの妻と子供に大ひんしゅくを買うはめになりました。

[僕には釣れない・・・]

「家でこんな事をしている場合じゃない。」と思い、3日後さっそく自宅近くの早川港へ、「なるほど、ロッド自体が軽いので持ち重りがしないし、しゃくった時のしなり具合といいさすがエギング専用ロッド。」などと一人悦に浸った居ると、いきなりググっと重くなり、上げてみると、なんと、かわいいタコ、「これは、さい先がいいアオリも時間の問題だな。」と思っていました。しかし、それから何回かの釣行重ねるもののボウズの連続。BBSを覗くとマッチョさんやイカじじいさんが同じポイントで釣果を出しているとの事。しかし、僕には釣れない。

そんなある日いつものように早川港へ、と、そこに野地さん、マッチョさん、kakiboさんが。もう、三人とも何杯かの釣果を出してるとのこと、さっそく僕もキャストを開始。しかし、そこで野地さんにキャストの不適を指摘され「せっかく手に入れたカトルクラッチ正しく使いこなさなければ。」と思い、次の日もキャストの練習のつもりで港へ。すると、後からわざわざ野地さんが来られて特訓してくださいました。「もうこうなったら野地さんのご好意にも報いるためにも行ける限り釣行してアオリをゲットしよう。」と心に決め、それから数えて5回目の釣行で、ついにその時が来ました。

[正真正銘のアオリイカとの出会い]

マッチョさんから野地ングについてのちょっとしたヒントをもらい6月16日の19時30分いつものように早川港へ。タックルをセットしいつものポイントへ入ると、風はつよいが幸いにもフォロ−、うねりは強め、潮は右から左。ポイントよりやや右目にキャスト野地さんに教えて頂いた事、マッチョさんから聞いたあるヒントなど思い出しながらキャストする事30分、糸ふけをとりしゃくろうとした瞬間『ググ』っという手応え。ゆるゆるにしていたドラッグが『ジ−』あわててドラッグを絞め寄せる。その間もカトルクラッチはアオリのジェット噴射をよく吸収してくれる。そして、足元まで来たがテトラの間で玉網に近づかない、そこで、覚悟を決め『えいっ!』とばかりに抜き上げてしまいました。上がってきたのは800cの正真正銘のアオリイカ、僕が釣った最大級のアオリイカ、そして念願のカトルクラッチで初めて釣ったアオリイカ、感無量でした。

余談ですが、それから三日後今度はイカじじいさんと早川港へ程なくしてカトルクラッチでの2杯目をキャッチ、サイズも一杯目と同じくらい、しかしエギを一本ロスト「あ−あ」と思いつつキャストしていると又根掛かり、しかし、なんだかリ−ルがまける。「何か重たい物が掛かってるみたいだ」と思いつつ上げてびっくり釣り糸と太い藻に絡まったエギが10本、おまけにさっきロストしたエギまでついてる。期せずしてエギのツぬけ°ーるべしカトルクラッチ。



ロッド ヨ−ヅリ カトルクラッチ11ft
リ−ル ト−ナメントX3000iA
ライン アイルSW12lb
リ−ダ− タフロン6号
エギ ヨ−ヅリ アオリ−Q 4号 ピンク

                     by  K−チャン