1999.07.10 初めて釣ったリバー・シーバス
       (K−チャンの初めてシリ−ズNo2)

Report by K−チャン


[シ−バス行きません?]

「そう言えば今年は、アオリにばかり夢中になって、ろくにシ−バス釣りに行っていないなぁ。」などと思いつつも、ついつい釣れてしまうアオリの方へ行ってしまう今日このごろ。そんな、七月に入ったある日、仕事から帰宅し食事をしようとすると突然、携帯が、電話を取ると「野地ですけど−」の声「ちょっと気になると所があるんだけどシ−バス行きません?何か感ずるものがあって釣れそうな気がするよ。」とお誘いの電話。もちろん、すぐさま食事を済ませ、妻の視線を気にしつつ、支度をし、急いで待ち合わせ場所へ。そして、21:00現着。聞けばサ−フではなく、河川内の支流の流れ込みを攻めてみるとのこと、いわゆるリバ−シ−バスってやつだ。これまで、僕はシ−バスは、サ−フでしか釣らなかったし又、そこそこの釣果も出してきた。

[三回のバラシはくやしくてしょうがない]

 リバ−シ−バスはまったくの未知数、そこで現地で野地さんから色々レクチャ−を受けタックルをセット。9.6ftのロッドに12lbのライン、そして野地さんのアドバイスで用意したルア−は、アイルマグネットのF70とF90の金赤。とりあえずF90をセットし出発。まず、道路の橋脚付近で軽く肩慣らし、いつもサ−フでばかりでやっているせいか波が来ないっていうのが何か凄く不思議な感じがしてしょうがない。肩慣らしが終わり、いよいよ本命ポイントへ。あしの生い茂る道無き道を、まるで川口浩探検隊(ちょっと古いか)。

 やがて、本命ポイントの近くに来たが、どうしてもたどり着けない、すると野地さんが一本の道らしき場所を発見、そしてようやく本命ポイントへ到着。そこは、大河川と支流の流れ込む合流地点、見回せば水深は極めて浅く、深い所でもおそらく膝くらい。「こんな所にホントに居るのかな−」などと半信半疑見つめていると、野地さんが「いるいる」との声、そういえば水面の一部が不自然に動いている。「ベイトが小さいからF70に変えよう」と言われF70をセットし、さっそくキャスト開始。確かにアタリはある、でも本当にシ−バスなんだろか。?

 しばらくすると野地さんにヒット「何だろう、とにかく寄せるよ」と言っていると突然、僕の携帯が、kakiboさんからアオリの情報だった、野地さんがファイト中の旨伝えるとそのまま実況中継。そして、岸に寄せると、まぎれもなく50p位のシ−バス。驚いた。こ、こんな所にシ−バスが、話には聞いていたが何てヤツだ。やはり、野地さんの読みどおり。やがて、僕にもヒット、しかし、すぐにバレる。

 いつの間にか、回りはシ−バスだらけ。そして、又、野地さんにヒツト、上がってきたのはタイリク混じりの50pのシ−バス。マッチョさんに電話するとすぐに来るとのこと。その後もアタリ多数、しかし僕は二回ヒットしたがいずれも痛恨のバラシ、野地さんに「ロッドを寝かし、ドラッグはゆるゆるにして合わせは向こう合わせ」とアドバイスをうけるも、どうしてもサ−フの癖でヒットの瞬間思いっきりロッドをたてて合わせを入れてしまう、なかなか旨くいかないものだ。やがて、マッチョさんも合流、三人でキャストし続けるもその後はヒットなし。時計を見るといつのまにか午前様、とりあえず明日も(正確には今日かな)来ようと約束して、釣り場を後にしました。しかし、三回のバラシはくやしくてしょうがない「今度は絶対に釣ってやる−」

[お◯ん◯んのマスコットが・・・]

 そして、翌日、野地さんと昨日より早めの20:00時現着、マッチョさんは今日も後からとのこと。昨日とは打って変わってベイトの気配がない、しかし、トップ出ししたシ−バスがゆうゆう、そばを通り過ぎていくのが見えた。キヤストを開始してすぐに野地さんにヒツトしかし、バレる。そして又、野地さんに、おや?おかしいぞ何か金色に光る物体だ、よく見るとサイフだ。しかも中身が入っているみたいだ。
「何てラッキ−な人なんだ」なんて思いつつ中身を覗いて見ると、オ−!何とそそり立つ男性のシンボルである、お◯ん◯んのマスコット、野地さんて本当にラッキ−な人だ。魚が沢山釣れるわけが解ったような気がする。ナンチャッテ(^^)

 しかし、その後いっこうにアタリ無し、そのうちに野地さんが小用でいなくなり、「よし、野地さんが帰って来る前に何とか釣ってやろう」なんて思いつつキャストを続けるも全くだめ、それどころか野地さんが帰ってからすぐ野地さんにヒットしかも、かなりのグットサイズみたいだ。ドラッグがズルズル出て行く、なかなか岸に寄らない、引きずられて川のまん中でのファイト、幾たびのやりとりの末ようやく上がって来たのはJust70pで4キロは有ろうかと思われる、まるまると太ったマルスズキ。恐れ入りました。m(_ _)m

[初めてのリバ−シ−バス]

 野地さんが魚を検量に車に戻っている間も、黙々とキャストを続けるがいっこうにアタリなし「あ−あ、野地さんと来るといつもみんな釣られちゃうんだよな−」なんて思っていると、ゴンゴンというアタリ、すかさず今度はロッドを寝かせ、向こう合わせにしようと思った途端、ドラッグが締めてあったのに気がついた、しかし、時すでに遅しルア−はスッポ抜けおまけにフックは曲がり、又、バラシ、さっき根がかりした時ドラグを締めてそのままだったのだ。

「もう−、まただ−」やりきれない思いを噛みしめつつキャストを続ける。それからすぐ、マッチョさんも到着、3人でキャスト、しかし、いっこうに気配がない。あきらめかけた22:40分、ルア−を引ったくられるようなアタリ。思わず「ヒット、ヒット」叫ぶ、野地さんの「ロッドを寝かして−」の声。今度は万全の体制で確実にフッキング。ドラッグを利かせつつ丁寧に寄せる、水面でバシャバシャはねる、そして上がってきたのはタイリク系の55p1.6キロのシ−バス。ヤッタ−!今年初めてのシ−バス、しかも河川内での初めてのリバ−シ−バス、記念すべき一本でした。



ロッド   SPS962
リ−ル   ト−ナメントX3000iA
ライン   アイルSW12lb直結
ルア−   アイルマグネットF70 HGR 

by  K−チャン