1999.08.12~16 夏休み 西湘・青物日記

Report by K−チャン


[今年はまだなの青物?]

 どうやら今年もやや遅ればせながら、青物がやって来ました。宮嶋屋さんのY君に「今年はまだなの青物?」「7月10日前後に一回入って来たけど大雨降ってだめになったよ。でも、8月に入ったら一気にくるんじゃない。」などと話していたのが7月下旬、しかし、8月に入ってもちっともいい話を聞かない。そんな、夏休みを明日にひかえた8月11日 AFISのホ−ムペ−ジの宮嶋屋さんの釣果速報に青物の情報が、これは、もう、何が何でも行くっかない。今年は青物の為にリ−ルも買って手ぐすね引いて待っていました。

[居るには居るんだなぁ]

 8月12日 朝4時半サ−フへ。なるほど、この時間にも関わらず、ジェット天秤に弓角のおじさんたちでいっぱい、(自分もおじさんだけど)なんとか場所を確保して、まずはルア−ロッドに弓角付けてパイロットキャスティング。どうも、お土地柄か幼い頃から慣れ親しんだ弓角を一度は投げないと損したような気分になってしまう、これではいけないとは解ってはいるんだが、ん−ん。
 しかし、いくら投げても、アタリも無ければナブラも出ない。いったいこれは、どうしたことか、まわりを見渡しても釣れている人は誰もいないそんなこんなで諦めて2時間ほどして帰り支度を始めていると、隣に、年の頃なら僕よりやや上だろうと思われるおじさんが投げ竿で5色か6色は出てるだろう大遠投はじめ、アッ、という間に3尾、4尾とワカシを釣り上げてしまった。「居るには居るんだなぁ」でもこんなに遠くては非力な僕としては、手も足も出ません、早々に退散しました。

[そ−か−!垂直振りか−]

 それから、その日の夕方、今度は、自宅近くのサ−フへ。ここは、意外にも人は、ガラガラ、とりあえず、例によってまず弓角をキャスト、30分近くたった所で隣のおじさんにヒット、「又、隣の人か」などと思っていると急に自分のロッドがしなる「お、やっときたぞ」そして上がって来たのは25p位のワカシ、さらに28pのワカシをすぐにキャッチ。「よし、居ることは解った、今度はとどきそうだ。メタルジグで釣るぞ−」 そして、ブランカの18cを色をロ−テ−ションしながらキャストアンド リトリ−ブ、ショ−トジャ−クしたりロングジャ−クしたり色々 アクションを付けて試みるも、ヒットしてこない、とうとう日が暮れこの日は諦めました。悩んだあげくAFISのホ−ムペ−ジのBBSで
野地さんやマッチョさんに相談「バ−チカルシェイキングでやってみたら」とアドバイスをもらいました。「そ−か−!垂直振りか−」しかし、それは僕には どんなアクションなのかよくわかりませんでした。 (^^; その晩、kakiboさんからお誘いの電話。kakiboさんのホ−ムグランドが好調とのこと、場所を聞き、翌朝、現地で待ち合わせに。

 8月13日 現着すると、既にkakiboさんがメタルジグでワカシ2尾ゲット、僕も、早速、まず弓角で、するとすぐに25p位のサバがヒット、そしてまた同じ位のサバが、「よし、いける」すぐにブランカの18cのピンクにチェンジ。そして、自分なりに考えたバ−チカルシェイキングでアクションを付ける。すると、みごとサバがヒットその後も、もう1尾追加しておわりました。ワカシは釣れなかったけどこのテクニックでなんか行けそうな気がしてきました。(^^)

[ちゃんとブル−使ってた?]

 その日の昼間、今度は野地さんからのお誘い、「これはもっけの幸い 。テクニックが勉強できるぞ−」そして、その日の夕方、地元のサ−フへ 。到着するともう、野地さんがもう、ワカシをぶら下げている。そして、野地さんのアドバイスでアイルメタルのホログラムイワシの18cを用意し本当のバ−チカルシェイキングなるテクニックを習い実釣開始。ナブラはあちこち出るのだがヒットしない、そして2時間程して、雨もちらついて来たので諦めて 駐車場で帰り支度を していると、駐車場の下の方で2・3人のアングラ−が何か釣り上げている。

「潮目の下に魚がたまってるみたい」

 と野地さんの言葉を聞くやいなや、急いでタックル、かついで走りだしすぐさまキャスト、隣のお兄ちゃんは、ワカシをけっこうヒットしている、僕にもやがてサバがヒット、野地さんもすぐにワカシがヒツト。しかし、僕にはワカシがヒットしないのだ。この旨、野地さんに伝えると「ちゃんとブル−使ってた?」
 そうだった、僕はさっきピンクに変えてしまったのだ。そういえば隣のお兄ちゃんもブル−を使っていました。残念!

 8月15日 早朝、野地さん、いかじじい、いや、青物じじいさんと サ−フへしかし、この日の朝は、前日の記録的な大雨のせいか全く釣れず、夕方再挑戦。「夕方もだめかな」と思いながらキャストしていると、またもや野地さんにワカシがヒット、そして、結局、僕は又、又サバでした。後からマッチョさんも到着しましたが雨がひどくなりここで、あがることにしました。西湘の青物も現在は、一服状態。しかし、9月に入ればサイズも よくなり帰ってくることを祈りつつテクニックに磨きをかけようと思います。

[例によって、少し余談を]


 8月16日 実弟が墓参りに来たので、バ−チカルシェイキングを教えてやろうとその日の夕方、地元のサ−フへ。着いてみれば人がいっぱいで入れる余地がない。そこで、野地さんもよく知ってる地元の常連のおじさんの所へ。今朝の様子など聞きつつ入らしてもらうことに。そこで、おじさん、いわく
「ところで、あんた、今日何持ってきた?」
「これだよ」とメタルジグの入ったケ−スを見せると「だめだよそんなんじゃー、海、見て見ろよ。ゴミだらけだぞ」

 そう言われて見ると凄い浮遊物。丸太まで浮かんでいる。

「角なら平気だ。角、持ってねえのか?」
「持ってるよ」「じゃ、それでやれよ」と言われ、ともかく弓角で始めました。

 弓角でもけっこうゴミが引っかかってしまい、今日はだめかと思っていたところ、潮の流れが変わり川の濁りが入ったと思ったら、バタバタとまわりでヒット。サバやアジ・ワカシ・ソゲ。もちろん僕にもサバが立て続けにヒット。5尾位釣れた処で海を見るとゴミも少なくなっている。ここらでメタルジグでもと思っていると、例のおじさんが真横で釣れるたびにこちらを見て笑っているではないか、仕方なく弓角で釣り続け、結局サバが10尾釣れて終わりにしました。帰り際、後ろで見ていた同級生の友人に、

「おい、アングラ−がそんなんで釣っていいのか?」とか言われ、

 又、AFISのBBSではマッチョさんに怒られる始末。そこで僕は声を大にして言いたい。
「いくらルア−マンだって時にはやむにやまれぬ事情だってあるんだ−!」

ロッド   チ−ムダイワ−X ソルトウォ−タ−S1102MHFS−I
リ−ル   ツインパワ−4000H
ライン   サ−フセンサ−1.5号
リ−ダ−  タフロン6号
ルア−   アイルメタル18c ・28c  ホログラムイワシ
        ヨ−ヅリ ブランカ18c   ピンク ・ ブル−
        ヨ−ヅリ弓角         ピンク

 by  K−チャン