1999.10.21 ぱわぁのイカ釣り日記

Report by ぱわぁほ〜る


 早いもので10月27日は目に入れちゃいたいくらいに可愛い娘の1歳の誕生日。ちょっと早いけど23日には初のお誕生会だぁ。で、明日22日にはかみさんのご両親が福岡からやって来る。パパはお酒が大好き。おいらもお酒は大好き。肴は何にしようかなぁ・・・。よし!アオリイカだぁ!!
 つー事で思い立ったのが10月の21日午後5時過ぎ。まぁ、その前の週末に家族サービスで久里浜の花の国にコスモスを見に行って、『何故か』車にタックルが積んであるのを良いことに三崎港でアオリ狙い。見事玉砕というプロローグはあったんだけどね。で、その仕返しにもう一度三崎港へ行こうと思い、三崎港の底に眠る羽目になった餌木の代わりを補給しに近所の上○屋へ。タイミングのいいことに決算セール中。お目当てのアオリーQのピンクはなかったけど、ワゴンセールのピンクの餌木を大量に買い込む。

[へ??今年はピンクはだめなんですか?]

 ふと、思い出したように野地さんの顔が浮かぶ。最近、PCも不調でAFISのBBSに顔も出していないのにちゃっかりと電話。いっつもいきなり思い立って電話しちゃうんだよなぁ。野地さん、すいません。で、早川港か妖怪堤防がお勧めとのこと。どっちかって言うと妖怪堤防。って情報を教えて頂いている途中で携帯のバッテリー切れ。仕方なく家に帰ってからかけ直す。で、サイズやら餌木の色やらを聞くと・・・

「まだちょっと小さめだからねぇ。3号あたりが一番良いんじゃない。でね、色はオレンジ一色。これで決まりだね。」
「へ??今年はピンクはだめなんですか?」

 昨年、ピンク一色で十分と言う情報を今でもそう思いこんでいる間抜けなおいら。

「今年はねぇ。オレンジの方がいいみたい。ピンクとの乗りの率が全く違うんだ。10:2くらいじゃないの?」
「ひえー!!さっきピンクを大量に買い込んじゃったんですよぉ(;_;)」
「最近のBBSに書いてあったじゃん」

 あぁぁぁ・・・BBSを読めてなかったのがこの時点でとっても悲しい。ま、ちょっとはオレンジも持ってるし、ロストしなけりゃいいんだよね(^^;
 で、「明日パパたちが来るのにつまみくらいは準備せねば。つー訳で今から行って来る」とか何とか都合のいいことを言って12時過ぎに家を出発。最初は2・3杯も釣ってこれれば上出来と考えていた。真夜中だからあまり裏道も通らなくて良いだろうと、国道一号を通って西湘バイパスへ。早川港で降りるか江の浦へ行くか・・・。

[堤防に人影を発見!]

 で、まっすぐ江の浦港について駐車場前でキャスト。港内を見渡すと、人影が少ない。堤防にも人影が見えないし・・・。やっぱ、深夜の時間帯はいいねぇ。変なトラブルもこれなら起こりそうにないしね。でも、ちょっと寂しすぎ。変な噂もあるし・・・。などと考えながらノジングしまくり。でもイカさんからの返事はこない。
 すると、水面でベイトが暴れ始めた。何かに追われているようで水面をパニック状態で逃げ回る。『を!イカに追われてるんかいな?』とか、都合の良いことを考えていると・・・向こうの方で『どバッシャーーーン!』とかシーバス様がお跳ねになっているではありませんか。慌ててミノーに換えたのは言うまでもない(^^;
 で、予想通り全く反応がないのであきらめて餌木に付け替えてキャスト。それでもだめなのでもう一度港内を良く見渡してみることに。堤防に人影を発見!んじゃ、ってんでそっちに移動。

 堤防には二人だけ。声を掛けると全くだめで先端で餌釣りの人が10杯くらい上げたらしいとのこと。早速先端でキャストするとあっさり釣れちゃった(^^) でも、その二人組が帰ったので一人では怖くなってすぐに堤防中程の入り口付近に移動。そこで餌釣りしている人に声を掛けるとなんだか知らない魚が沢山釣れているらしい。見せてもらうとネンブツ君(^^;
 で、その餌釣り組のちょっと横でキャスト。これまたあっさり釣れちゃった。しばらくしてもう一匹追加。このころには、しゃくってちょっと間をおいて底を引いてくるときにイカが餌木にさわってくる感触が解ってきた。去年は野地さんに連れていってもらったときに釣った一杯だけ。それも、しゃくった瞬間に「ガツン!」という魚信が来たので釣れたっていうような状態。それが、イカが餌木に触手を伸ばして抱きつくまでの様子が見えるように解ったような感じ。をを!イカ釣りって面白ぇ!!

[4連続キャッチの離れ技]

 それからしばらくその場所でノジングするもイカ君の反応はなし。その時、また堤防に別の二人組が向かっていくのが見えたのでおいらもちゃっかりと堤防に(^^;二人組が左側先端に入ったので声を掛けて右側先端へ。餌釣り師が数を上げたのはそちらだったのでそっちが空いていて良かった。
 しばらく港内の感覚でカウントをとってしゃくってもだめだったのでもう少し長く沈めてからしゃくってみるとこれが大当たり。それからは4連続キャッチの本人もびっくりの離れ技(^^;
 4匹目は一度乗り損ねてピックアップ寸前に(多分)別のイカが飛びついてきたというおまけ付き。ここまでくると当初の控えめな目標など吹っ飛んじゃって目標はツ抜け。いかじじいさんにこれでおいらも近づけるかぁ?
 それから順調に数をのばして8匹目。9匹目。
 『本当にツ抜けたらミノーのテストもしなくちゃ・・・』
 もともとは、ちょっとまとめて作ったミノーのスイムテストをしたいというそんな考えがいつの間にかイカ釣りに変わっての釣行だし。なんて考えていたところに待望の魚信!竿をあおって乗ったぁ!と思った瞬間・・・ロッドのテンションが軽くなっちゃった(;_;)

 気がつけば、空も明るくなり始め集中力も切れたので納竿。駐車場横でミノーのテストをして・・・と。ミノーの出来はと言うと・・・一つは満足。もう一方はちょっと・・・かな。まぁ、調整次第で大丈夫だと思うんだけど、そこまでしていく根性はもう残ってなかった(^^;
 ミノーの調整をしているところへ、一隻の漁船が漁から帰ってきた。その横でしばらくテストをしていると、水揚げ作業を始める。帰り際にちょっと話しかけると伊勢エビ漁だったそうで。図々しくも、お願いして一匹分けてもらった。あ、もちろんお代は払ったけど。安かった。おまけに、胴体と頭がサヨナラして売り物にならない伊勢エビとカニを分けてもらってちょっと得した気分(^^)
 その日の夜の宴にはアオリの刺身と伊勢エビの刺身、伊勢エビの味噌汁という豪華メニューがならんだとさ。めでたしめでたし。