[メバルなら娘の離乳食に・・・]
11月某日
「最近、釣りに行ってないなぁ・・・」
「風邪ひいたんだからしょうがないじゃない。」
「うん・・・でもそろそろメバルも良さそうだし・・・」
「イカはしばらくいいからね。」
「え?イカも釣れたら釣ってきたいんだけど・・・?」
なんてやりとりをかみさんと連日にわたり繰り返す毎日。そろそろ釣りに行きたいのは事実。でも、そうそう遊んでいられないのがおいらの今の状況。あぁ・・・仕事は何処(;_;)
でもさ、そんなこと暗く言っててもしょうがないし、メバルなら娘の離乳食にも良いでしょ?と言うことで久しぶりに釣りに行くことが決定。さぁ、バンバン釣るぞぉ!
[あう!!]
11月27日 午後10時過ぎ
「んじゃ、行って来まーす!」
と元気に出発。娘は自分も連れて行けと後追いで泣く。くぅ。パパは君のために沢山メバルを釣ってくるから待っててねぇ(;_;)
横横道路を終点まで走り、目指すは某漁港。名前はちょっと訳ありで伏せときます。知りたい方はメールで。で、途中で道路沿いにテトラの海岸が見え、何人かのアングラーが頑張ってる。ちょいと様子見。
ついでに、情報元に電話。え?もう帰るところ?って、行ってたのかい!!だったらおいらも一緒に連れてってよぉ(;_;)で、釣果は?あら、そこそこいいですね。あ!!そうか!!これから潮は引きまくるのね・・・?だからもう上がってるわけだ・・・。あう!!
そうはいっても、なかなか時間に融通がとれるわけでもないおいらには潮にあわせて釣行なんてなかなかできそうにないもんなぁ・・・。まぁ、相手はメバルちゃんだし、そこまでシビアに考えなくても・・・?
とりあえず、そこの海岸でちょっと頑張ってみたものの反応なし。んじゃ、今日の本命ポイントへとっとと移動しちゃいましょう。
[ルアーは極小ジグヘッドに・・・]
11月28日 午前0時 三浦半島某漁港
本命ポイントへ到着。といっても、初めての場所なので車を停める場所や具体的なポイントもわからないのでちょいとぐるぐると回って・・・と。ようやく、支度をして出撃。
港の入り口付近でルアーをキャストしている人を発見。あのタックルからしてシーバスだね。
「どうですかぁ?何か出ましたぁ?」
と尋ねるぱわぁ。
「メバル狙いなんだけどねぇ・・・う〜ん・・・」
と景気の悪いお返事。ありゃ。どうしましょ。
足元を見ると、そこがはっきり見えるくらいに水が澄んでいる。っていうより、水が少ないじゃん!干潮ピークでこんなに引いちゃうのね?ここは。
「この前、この先の堤防から餌釣りで結構メバル上がったんだけどね。」
おうおう。それはいいネタだぁ(^^)
「んじゃ、早速そっちの方に行かせてもらいますね。」
と言って堤防へ向かうぱわぁ。でもさ、やっぱり、足下も気になるよね。
つーわけで、堤防へ向かいながらも足下を探るぱわぁ。ありゃ。反応がないよ。げげん!どうしよう?足下がだめなら船の下。ここも反応なし。
何度かこまめに移動しながら探って・・・沖の底を見るとオイシソウな根があるじゃん。えいっ!と沖へ向かってフルキャスト。せいぜい15メートル(^^;底をとってゆっくりとリトリーブ。ルアーは極小ジグヘッドにスクリュテールグラブの極悪組み合わせ。これで釣れなきゃ、そこはメバルはいないのさ。
何投か繰り返し、ゆっくりリトリーブしてくると・・・かすかな魚信。聴くように軽く竿をあおると待ってました!お魚の抵抗の感触(^^)結構引く引く(^^)このトルクのあるファイトはやっぱりメバルちゃん(^^)久しぶり。君に会いたかったよぉ(^^)と、もう顔はニコニコ顔のまんま。サイズは17cmくらいかな?んじゃ、かわいそうだけど娘のためにキープ(-人-)クーラーに水を入れ、その中に放す。
その後、同じ場所でやはり同じような魚信。上がったサイズも同じくらい。やっぱりキープ。
その後2匹ほど釣れたんだけどサイズが小さいのでさすがにリリース。10cmくらいじゃ、食べる場所もないしね(^^;
で、その後魚信が無くなったので堤防へと向かうと・・・ふぇんずで仕切ってあるじゃん!これは行けそうにないぞぉ・・・(^^;
ちゅーことで、堤防周りを攻めてみたけど、ノーバイト。あらら・・・困ったなぁ・・・。やっぱ、潮の影響は無視できないねぇ。そろそろソコリだし。
結局、そのままあちこち様子を見ながらさっきの場所まで引き返す。あれ?今何か跳ねたでしょ?でもボラじゃないよね?まさか・・・?
ルアーをキャスト。そこには沈めずにすかさずルアーを水面近くにキープさせながらリトリーブ。ココン!と小気味よいバイト。きたきた。あれ??バレた??いや、ついてる。で、上がってきたのはやっぱり10cmくらいのメバルちゃん。リリース。その直後に、同じようなリトリーブでもう一匹追加。キープ。
結局、7バイト6キャッチ3キープ。まぁ、お土産もできたし、場所も覚えたから移動しようか。ただ、今回のメバルのバイトはちょっと今までにないパターン。おいらのメバルタックルはフニャフニャのULトラウトロッドに小型スピニングリール。4ポンドのナイロンライン。これでいつもは「ココン!」とかなり明確な魚信がとれる。同じタックルでセイゴがかかると「フニャ」って感じでその後「グングン!」と本魚信が来る。今回のメバルの魚信はそのセイゴパターンに近かった。何でだろう?
[ちょっと罪悪感]
11月28日 午前2時30分 三崎漁港。
途中、めぼしい港もなくもう一つの隠れた目的を果たすために三崎漁港へ。もう一つの目的は・・・やっぱりアオリイカ(^^)それも、ハンドメイド第1号の餌木のテストでもある。でもさ・・・風が強いなぁ・・・。ビート@チョロQ2号の屋根がバタバタ言ってるぞ。大丈夫かなぁ??
堤防へ近付こうとすると・・・正面からすごい風!!しかも、まだ堤防は全然先なのにフロントガラスには水滴が飛んできてる。雨が降ってるみたい。ヤバイなぁ・・・これは。つーことで、城ヶ島ならば多少は風裏になるだろうとそちらへ移動。
11月28日 午前3時過ぎ 三崎漁港城ヶ島側
だめだ。全く風裏になってないや。
でも、追い風だから何とか餌木はキャストできるよな。つー事でいそいそと準備。キャスト開始。風は斜め後ろ方向からのフォロー。水面はすごい波。横方向の風上へ向かって斜めにキャスト。でも、着水地点は正面ちょい風下より。う〜ん・・・。
何投かキャストしてリトリーブ。シャクリを入れてもその動きが餌木に伝わっているのかなぁ?ってくらいにラインがたるんでいる。あげくに、後ろから強い風が吹いてきて下手すると岸壁から押し出されるかもしれない。これはもうだめだね。まぁ、イカはまた別の機会に釣りましょ。ちゅーことで納竿。他の場所を探すことも考えたけど・・・まぁ、今日はいいや。お土産もあるし。
11月28日 午前5時過ぎ ぱわぁ宅
無事帰宅。クーラーを持ち込みふたを開けてみると・・・ありゃ。メバル君、まだ元気だったんだ。良かった良かった。
早速捌く。2匹は煮魚用。もう1匹はこれから刺身にして熱燗のおつまみ。3匹とも、腹にたっぷりと卵を持っていた。あらら・・・ちょっと罪悪感。この卵がどれだけのメバルちゃんを生んだことか・・・。
でも、熱燗を飲みながら食べた刺身はそんなことすっかり忘れてたりして(^^; 生きたまま捌いたメバルちゃんの刺身は薄作りにしてもコリコリと歯応えがあった。あぁ・・・幸せ。そろそろ空も明るくなり始めてきたし・・・寝ようかな。と思った途端に娘が起き出してきた。哀れぱわぁはそのまま絶好調の娘の相手をする羽目になったとさ。
めでたしめでたし。
おまけ
残りの2匹は夕食のおかずに。でも一番食べたのは当初の目的通り娘。ほとんど一人で2匹を平らげちゃった。