入賞した皆さんからのコメント



優勝
yamameさん

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野地ングカップ'99トーナメントに想う「素人はこれだから恐い」

 私のルアー歴は10年ほどですが、もともとは渓流釣りに端を発しています。ルアーを始める以前は餌釣り一本で山女魚や岩魚を追い求め東北の山岳渓流を毎週のように徘徊しておりました。当時は仙台に居住していたため、恵まれた環境にいたこともこれに拍車をかけておりました。とにかく大物を釣り上げる事にのめり込んでおりましたので、魚を釣る手段にそれほど深くは拘っていなかったと思います。

 仙台でも蒸し暑さを感じる七夕も近いある日のこと、溜まり場にしていた釣り道具屋に50cmもある岩魚が持ち込まれました。この季節に希に見る大物を見せつけられ、つい「えさは何を使った?」と言葉が先に出てしまいました。多少なりとも渓流師の玄人を気取っていたものですから後から赤面するのを感じたものです。こういう時はじっと押し黙っていて、ポツリと「立派な魚体ですなあ」と誉めてあげるのが玄人の成せる技であります。釣り人はポケットから「アワビですよ。」といいながら金属片を取り出しました。「アワビ?…餌?」一瞬の混乱の後、それがスプーンの表面に張りつけられたアワビである事に気がつきました。

 前置きが長くなりましたが、これが私のルアーとの出会いでした。以来、渓流魚をスプーン、ミノー、スピナーといった所謂疑似餌で釣る「新たなる手段」へと嗜好が変化していったのです。だからといって、今でも餌釣りがふるくさい手段だとは決して思ってはいないのですが、状況に合わせて自分で色や形を選択したり、竿先で積極的にアクションを加えるというルアーの釣技は、「ナチュラルドリフト」等と称されるより自然に近い状態を演出する餌釣りとは180度方向性が違い、Aggressiveで奥の深い印象を強く感じたのでした。そんな訳で、最近では住居が横浜に移り、対象魚も渓流魚からシーバス、ヒラメ等へと移行しましたが、自作のルアーを造る所まではまっています。


 それはそれとして、こうした病が重篤になるに連れて「魚種へのこだわりが薄れる」といった自覚症状を感じは始めたのは昨年今頃からでしょうか。雑誌などで見かける様々な魚が後悔の念に満ちた眼差しで自分の口にぶら下がっているルアーを睨んでいるのであります。これが災いしてか、「無差別型釣魚依存症」が発症してしまいました。見境が無くなるのは良くないと知りつつも、病ですから仕方がありません。


 釣友のkageさんから野地ングカップの開催を聞きつけ即座に応募、イカじじいさんのアドバイスを基にエギを買いに○州屋へ突入、そしてトーナメント当日に至ったのです。とにかく当日のStart Fishingの合図で初めてエギをキャストするのですから、教習所に通わずに試験場に自動車免許を取りに行くようなものです。「まぁ熱海の夜景も奇麗だし、周囲はベテラン揃いだし、技はいろいろと見せてもらえるさ。」「井伏鱒二をきどって熱海の山背に吹かれて帰るのもまんざら悪くはないだろう。」などと自分に言い聞かせながら野地さんに勧められたポイントに入ったのです。初めは皆がキャストしているピンクを投げていましたが、どうも気配が感じられない。「魚っ気」という何とも表現しがたい自分なりの予感が無いのです。

 そこで中半戦から思い切ってカラーを青に変えてみたのです。Kakiboさん曰く、アオリが乗ると急に重くなり、次にギューッギューッと竿先が絞られるのだそうでありますが、まさかカラーチェンジして3投目にこれを体験するとは思いませんでした。そしてこの記念すべき私のアオリ第1号が第1位に表彰されるとは、…「素人はこれだから恐い」の典型的なパターンであります。かつて何度と無くビギナーの引き起こすこのような現象に遭遇し、内心落胆を余儀なくされてきた私が、ついに自ら大罪を犯してしまったのでした。以来「無差別型釣魚依存症」はさらに悪化したようで、妙薬の見つかるすべも無い今日この頃であります。

 最後にこの貴重なる体験(疾病重症化)の機会を与えて頂きましたイカじじいさんをはじめとする幹事の皆さんや、懇切丁寧にご指導下さった野地さん、そして何よりも影で大会を盛り上げるためにご尽力頂きました多くの皆様に心より感謝を申し上げたいと思います。

2位
かめさん

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 今回は初めて参加させていただいた上、ほとんどまぐれにもかかわらず入賞及び副賞まで頂くことになり恐縮しています。

<アオリイカとの出会い>
 私がアオリイカを初めて目にしてのは、10年くらい前の7月の終わり頃、東
伊豆の海にキャンプをしに行ったときにたまたまあった釣り人から「港で夕方に
バショウイカが釣れてる」という話を聞いて、次の日の夕方にその港でアジの生き餌で胴長40cmくらいあるでっかいイカを釣り上げているのを見たのが初めてでした。

<悪戦苦闘の数年間>
 ちょうどヤマシタがジョイントエギを出した頃で、雑誌にも”エギング”という紹介が始まった頃だったかと思います。あんなでっかいのが釣れるのならと始めたんですが、当時はあまり情報もなく、雑誌にあった”ほぼサスペンドに近いスローシンキング”にしたエギで三崎をはじめとする三浦半島方面に通っていました。しかし、スローにしたため着底がわからず根ガカリでロストを連発し、いっこうに釣れず、エギで釣れている人も見かけませんでした。
 次の年のフィッシングショーでヤマシタのブースの人に話を聞いたときに、じゃあここに行ってみたらどうですかと三浦の某港を教えてもらったので、しばらくはそこに通っていました。そこでは地元の人がエギでスミイカを釣り上げたのを初めて見て勇気づけられ、合間にサビキで小鰯を釣ったりもしながら狙いつつ、ボウズ街道をさらに数年。
 その間スポーツ新聞で紹介された餌巻きエギでヤリイカを釣ってみたり、コイカを釣ったりと浮気をしつつ、ようやくそこでスミイカを上げたのが5年前。(でもアオリイカは結局釣れなかった・・・・)その年の夏にサーフの青物を始め、イカからはしばらく離れていました。

<イカへの回帰>
 今年になってから釣り仲間からアオリイカを釣ったという話を頻繁にされるようになり、Nifty−Sarveの釣りフォーラムでもアオリイカの話題が多くなり、興味が再燃し始め、6月に久しぶりに行ったときにアオリイカを釣ったのが実は初めてでした。(改めて思い出してみると初めてみてから10年近くもたっていたのか)

 ノジングというものの存在を知ったのは、8月頃に何かの拍子に誰かのホームページを見ていたときに、釣行記に書いてあったのが始めてで、その後AFISのBBSや野地さんのホームページに出ている言葉だとたどり着きました。そして、今回の大会開催を知り、参加することにしたわけです。

<ノジングカップ当日>
 当日は早めに行っておこうかと思っていたんですが、準備に手間取り家を出たのは午後の5時、バイクをとばして現地に着いたのが集合時間の8時ちょうど。しばらくして開会式・自己紹介と続き競技開始。
 まずは開会式で紹介されたポイントに直行。 しかし、風が強くPEでは糸フケができてしまい底の様子もよくわからなかったところ、海面の様子を見ると公園付近に水面が鏡のようになって風のなさそうなところがあり、ちょうど前に釣ったのもその辺だったので場所を移動。
 根ガカリでエギをロストしつつシャクっていると竿に重みが掛かり、巻き上げてくる最中に何度か止めて様子を見ても引く気配はなく、ゴミか海草かと確信し足下まで来たときにはダラーっと白っぽい物が付いており、みょーに細長いポリ袋だと思って地面に上げてみると蠢いて、これが今回入賞になったタコでした。

 今回私はイカを釣ることはできませんでしたが、これからもがんばっていこうかと思います。

 よくわからない文になってしまいましたが、最後に今回の大会を開催していただきました皆様ありがとうございました。これからもぽちぽち出没しようと思います。

3位
いちごさん

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 野地ングカップを運営された皆様、本当にお疲れ様でした。皆様のおかげでとても楽しい時間を過ごせました。

 大会に参加させてさせて頂き、釣果が無かったにも関わらず、「レディースイカ500g」のはからいで、3位入賞、ありがとうございました。
 記念写真、トロフィーを頂いたり、挨拶は、とても恥ずかしかったのですが、帰路の車中では、実は上機嫌でした。本当は、何かしら釣りたかったです。

 また、機会がありましたら、是非、参加させてください。m(_ _)m
 簡単ですが、コメントとさせて頂きます。

4位
Ginさん

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 かろうじて4位のGinです。

 当日の状況は私にとって本当に難しい状況でした。まず、初めて行ったポイントなので良く判らない! 大会開始前のプラで入ったのは先端付近テトラ側。30分程度シャクリましたが、沖目の方では海藻も掛かってこず不安になりました。(通っているポイントはどこに投げても葉っぱが付いてくるので。)

 次に潮が早い!! 愛用の3.5号は歯が立たず、4号の持ち駒も少ない。ちょっとロストがドキドキでした。そして周りが釣れていない!!!
周りの人が好調の中で自分がポツポツ釣れるパターンなので、周りの人が釣れていないと自分は...。

 そんな事で2ndステージでは「テクニックが無い自分は皆と同じ所で
やっていても釣れない」と思い一直線で公園側に行きました。更にエサを流している人を見て「ここまでイカが入ってくるなら」と風と潮の動きがあまり無い釣り易い場所「船溜り」を選びました。そこでたまたま功を奏し「スミイカ」が釣れました。でもこの作戦、アオリ狙いの意味では失敗だった訳ですね。

 でも4位になれてトロフィーと賞品を頂き本当にうれしいです。次はきっちりアオリを釣って優勝をいただきます!!

5位
Kanさん

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[気の早い集合編]
天気は晴れ!大潮ではないけど満潮前後!
「条件は良いぞー」なんて思って後輩のエギンガーZと埼玉の自宅を出発するものの、午後からは予報通りの強めの風…(^^; 野地ングは風が強いときにやりづらいので、ちょっと気持ちが下降気味である。
 エギンガーZは会社同僚を餌木ングに引きずり込むために出発前に「4杯釣ってきたらやりますか…」と約束をしていた。私は私で「最初の1杯目は幹事さんに寄付しよう」などと思っていたがさてどうなることやら…
 明るいうちに現場視察をしようと思っていたが、予定より1時間ほど遅れて現着すると、すでに10名近い参加者・スタッフの方々が集まっていた。タックルを準備し、みなさんのもとに向かった。薄暗いなかみなさんにご挨拶するが、ロッドを握り締めているのは私とエギンガーZ…気の早いのは私たちだけだったようでちょっと恥ずかしい(^^;

[練習という名の密漁編]
 暗くなったところでエギンガーZとともにロッドを担いで堤防へ… しかし、思ったよりも風が強い向かい風のため3.5号の餌木では飛距離が出ない。さらに潮流も早いのでいつもと勝手が違う。餌木がどの辺に有るのかもさっぱり分からない。「今日は全員ボウズかな…」そんな予感が頭をよぎる。しかし、しばらくするとさっきまでの風か嘘の様に弱くなった。「今がチャンスだー!」5投ほどしたところで「ズシッ!」そう、根掛かりである。(^^;; 私はイカよりも根掛かりの方が得意!!別名根掛かり魔王なのである。(--;)

 そんなこんなで約1時間の練習中に4本もの餌木を失った。ここでようやく野地さんが登場! 野地さんのシャクリを観察していると私のとは全然違う、色々とご指導頂いたところ私のシャクリはこの場所では大きすぎるらしい… 野地さんに教わった通りにやっていると根掛かりはしなくなった。OH!さすが野地さん!

 こんな事で感動している場合ではない。早く天ぷら用のイカを釣っていかじじいさんに献上しみんなの注目を集めなければ… しかし釣りとは非情な物である。そんな私の下心を見抜いたがごとく時間だけが過ぎて行った。

[気合十分本番編]
 いかじじいさんの流暢な司会で開会式を行ない予定通り21:00から大会開始。練習では堤防の付け根側を中心に攻めたので、本番は先端近くに陣取った。練習後に得た情報にあっさりと流され餌木もちゃっかりと4号にチェンジし、気分良く、気合も十分「ローングキャースト!」

 「あ、あれ?」風が強くなっているため思ったところに着水しない。(^^;;
おまけに潮流も早くなっておりシャクルたびに右に右にと流される。「ああ、そっちにはテトラがぁぁぁぁ〜」やはり根掛かり魔王の称号は誰にも譲れない。「今日は6本ロストじゃー!」
いうことで本番は気合だけ十分で見事玉砕…(T_T)

 とこんな厳しい状況の中、ちゃんと釣られた方も居る。早く根掛かり魔王の座を誰かに譲らねば…

[大活躍(?)の表彰式編]
 大会本部に戻ると暖かいトン汁とサヨリの天ぷらが待っていた。板長…西湘のクマさん、トン汁係…餌木ばばぁさん・kakiboさんの奥さん、サヨリ提供…K−チャンさん・野地さんという豪華ラインナップ(?)である。みなさんのおかげをもちまして餌木6本ロストしたことなど忘れてしまいました。m(_ _)m

 そして、私の役割は検量係である。持ち込んだのは愛用の5sスケールのバネ秤と、この日のためにロヂャースで入手したザルなのだ! ロヂャースとは神奈川県で言えばダイクマであるが、そんな事はどうでもいい(^^) さて、結果の方はいかじじいさんの発表の通りだが、秤がオーバースペックだったことは言うまでもない。(^^; しかし競技長マッチョさんは楽しいトークを交え「kanさん笑うな!」とか言いながら見事に目盛りを読み取っていた。賞品はトロフィーと副賞にDUELさん提供の餌木とキャップという豪華な物、そしてじゃんけん大会ではやはりDUELさん提供の餌木と桃園書房さん提供のムック本とこれまた豪華賞品。

[予定外のセカンドステージ編]
 本来であればここで大会は無事終了となるわけだが、これまでに参加者に手渡されたトロフィーは3位まで、4〜6位の決着がついていない。そこでセカンドステージ開催となったわけだ。今度は堤防中ほどでキャスト開始。流れはさらに速くなっており、かなり左にキャストしないとすぐに右に行ってしまう。何度かキャストするうち「こんな時は色でも変えるか…」と取り出したのはなんとも地味な色。悪い癖の始まりである。本当に悪いのか分からないが、私は釣れないと色々とカラーチェンジをしてみたくなる。いろいろ思いを込めて餌木ちゃんのおめめにストロボをあてて光を充填し、懲りずに「ローングキャースト!」んーまた思ったところに着水しない。(^^;

 5・6回シャクっただろうか「ドスッ!グイッ!」今度はネガカリじゃなーい! 正真正銘のイカなのだぁ〜 大事に大事にリールを巻き足元まで来たところでカンナの掛かりを確認し、一気にゴボウ抜きする。300g有るだろうか?でも4位は私の物かもしれない。(^^) 直後に今度は大会本部に電話をしていたK−チャンさんにヒット! 間に挟まれたエギンガーZも俄然やる気を出すが、下心がラインを伝わったのだろうか連続ヒットは無かった。そしてあっという間にタイムアップ…

[懲りずに2度目の表彰式編]
 大会本部にイカをぶる下げて戻ると「Ginさんスミイカ釣ったって〜」…
そうそこには見るからに重そうなスミイカが居たのでした。(T_T) 結果は5位ということでしたが、自分的には大満足の第一回大会となりました。
力強くロッドを握り締めたトロフィーとDUELさんの餌木とワッペンをいただき、次回は絶対優勝することを密かに心に誓って大会は無事終了しました。

 さて、最後に感想ですが、インターネットという無限の世界で参加者を公募し、開催に至った今大会でしたが、集まったみなさんは紳士的で友好的。私自身は「どんな方がくるんだろう?」と期待と不安があるなかで参加しましたが、とても有意義なOLMだったと思います。これは幹事さんとその他スタッフのみなさん、更には野地さんやマッチョさんのご尽力によって為し得たものであると思います。改めてここでお礼申し上げます。ありがとうございました。

 また、ご協賛頂いたDUELさんと桃園書房さんにも感謝いたします。そして、参加者のみなさん寒い中大変お疲れさまでした。またお会いしましょう。

6位
K−チャンさん

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 幹事さん、本当にご苦労様でした。おかげさまでなんとか6位に入賞でき大変うれしく思っております。6位入賞のコメントと言うことなので、書きますね。

 6位入賞と言うには、はずかしい位小さなアオリでしたが、あの条件の厳しい中、精一杯釣らせていただきました。前半の部ではボウズに終わりほぼあきらめていたのですが延長となり、野地さんもおっしゃられいた、プラクティスや前半に上げていた方の場所へ入れる事が出来たのが好結果につながりました。5位のkanさん、6位の僕とカトルクラッチ軍団の面目を何とか保ちました。

 又、大会関係者みなさんのご努力により、素晴らしい大会になり、心より感謝しております。

7位
yamameさん

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優勝者のコメントを見て下さい(^^)

8位
ZUMOさん

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 秋の大量捕獲可能シーズンには、業務多忙のためほとんど出撃できずトーナメント参加を表明してからは、サヨリ漁に明け暮れていたため
久しぶりのエギングでした。初めて会う方や、10年ぶりの再会もあった中、泣きの2ndステージとはいえ入賞できましたことは、大変うれしく思います。それがたとえ幼児虐待サイズのタコだとしても・・・。

 惜しむらくは、スタート前にアオリイカをGETしてしまったことでしょうか。次回は、本命で入賞したいものです。