「また、釣れた!!」「また、切られたよ〜」「ドンコ難しいね。」行きの車中、私の頭の中はこの様な言葉で渦巻いていた。2月19日、ついに根魚ツアーin茨城の開催である。しかし、天候は夜半からの雪という予報。海の状況も良くないが、日程は日程、しかたの無い事である。現地に着けば堤防から白い波がこんにちは状態。どうなるこの先。
●始まりは沈黙から・・・の第1ターン。
夕方4時に集合、ミーティングを済ませて一同自由時間ということで、ヒラメ、シーバスを狙うことにしたが、底荒れがひどく釣りにならない。おまけに湾内には、スナメリが泳いでいるではあーりませんか。で、結局スナメリ観賞をして夕方6時を迎える。
スタートは駐車場から走っていくという感じのスタート。6時の号砲と共に、各自思い思いのポイントに散らばる。が、しかし誰も口を開く者は現れない。「ヤバイ」の一言が頭をよぎる。自分も実際にロッドを出したが、アタリがない。たった一回アタリがあったが、針先が出ていない状態でワームが帰ってくる。しかし、開始1時間経ったところで待望のヒット。ヒットさせたのはみやさん。釣果は後ほど書くが、この2匹で止まり、依然爆釣の気配はない。時間だけが刻々と過ぎ、結局釣果は2本で第一ターン終了。此処までの結果は、1位みやさん、ドンコ15cm17cm。2位ぱわぁさん、エビ、スレのボラ。
●ヤバイゼ・・・・・の第2ターン
第2ターンは、去年雑誌の取材で黒ソイが沢山釣れた銚子ポートタワー前に移動して行った。9時から始めた第2ターンであったが、誰も口を開くモノはいない。そう、釣れないのである。おまけに海から上げてリグを触るともの凄く冷たい。底潮が冷えている状況で釣りになるのか? どんどん自分の中のパターンが崩れていく。この時点で、もはや10時。仕方なく、まだ調子の良さそうな波崎港へ戻ることに決定し、一同で移動。
このままだと釣果が出ないで終わってしまうので、第一ターン同様に港全体をポイントとして、11時半までを第2ターンとした。果たして釣果は上がるのか? 自分は第一ターン同様にアタリが2回あったのみでボウズ。野地さんもアタリがあるものの乗らないという苦戦が続き、結局ボウズ。ダメか??と思ったときドラマが起こった!! 地元から参加してくれたまるぼーさんが、なんと25cmの見事な黒ソイをゲットして帰ってきた。一同この釣果に見とれていると、11時半になっていたので全競技終了となった。
●総括
今回釣果は、ドンコ2匹、黒ソイ1匹、エビ1匹という貧果。考えられる原因は、やはり2,3日続いた西高東低の冬型の天候による冷え、そして低気圧の接近によるウネリでの底荒れも考えられる。どちらにせよ天候にかなうわけが無く、貧果に終わった。でも、幸い地元のまるぼーさんが型の良い黒ソイを上げてくれたことが、何よりの救いである。
私自身この港に行くようになって2,3回だが、ボウズで帰ったのが今回初めてのこと。行けば必ず魚の顔を見て帰ることが出来るだけの力を秘めた港であることを解って欲しい。これから水温が上がればシーバスも入り始め、黒ソイの40cmオーバーも出始めるだろう。そして、何よりも私が言いたいのはヒラメである。何しろ、放流の盛んな大洗、那珂湊よりも魚影が濃く、通年狙うことが出来るのがうれしい。今回は釣れない部分を見せられたが、これに懲りずにこの港を皆さんのターゲットの一つに入れて貰えたら幸いと考えている。
●最終釣果、及び順位
第1位みやさん(ドンコ15cm、17cm)総長32cm
第2位まるぼーさん(黒ソイ25cm)
第3位ぱわぁほ〜るさん(エビ3cm特別賞スレボラ) |