2000.08.16〜 茨城のシーバスとカンパチ

Report by Taka


[場所はどうする??]

 今回は、前日から良くなった涸沼川と日立方面の青物と欲張りな釣行。以前からさかい氏とこの日に釣行しようと決めていた。が、場所が全然決まっていなかった。最初の場所は小名浜沖提だったが、情報が少なくキャンセル。次は大物狙いと言うことで鹿島港でヒラマサ根性ジャーク大会にしようと言う考えであったが台風が近づき波が高く此処もダメ。と言うことで、夜は涸沼川でシーバス。ダメもとで日立で青物と言うことになった。

[絶好調!!]

 釣行日前日に野地さんからTELが入り涸沼川絶好調とのこと。今から行って来いと言うがそう簡単に行ける距離ではない。明日行くと言うことを伝えフィッシング大洗店長雨海さんにTELを入れ情報を貰いとりあえず寝る。翌日色々支度をしていたら野地さんからTELが入り茨城方面は大雨雷とのこと。

 お先真っ暗状態。しかも道が混んでいると言うことなので早めに栃木を出る事にし、PM4時に出発。途中渋滞がちょこっとあったが、何とかフィッシング大洗に6時頃到着し色々情報を貰いかねてから良いと言われる場所に行くことにした。

[ベイトだらけ・・・]

 ポイントに到着すると橋下のテトラ帯は人だらけなのでちょっと上流の護岸の切れ目に入る事にした。なぜなら明らかにサッパであろうベイトが護岸の切れ目の流れの緩い場所に沢山いたからと言う単純な理由。早速支度をしてキャストを開始するが、青物狙いのPE+ロングリーダーと言う事でキャストがままならない。重いメタルならフルキャスト出来るが軽いミノーだと思うように飛距離が出ないが、そんなにキャストしなくても釣れると思っているのでそのままの状態でキャストし続けるがたまにガイド絡みをする。

 こんな日もあるさ!!と言い聞かせてキャストを続けるといきなりガツン!!とヒットびっくりアワセになってしまいすっぽ抜け(>o<) そんな・・・しかしまだ来ると判断。徐々に流れが緩くなり始めベイトの当たりもで始め気を引き締めてキャストするとまたもやガツンと来る。今度は慎重にフッキングして青物タックルそのままと言うことで強引に引き寄せると魚が小さい。計ると45cm程度。夏のシーバスは旨いのでとりあえずキープ。あとで釣れないと困るからね(^^)

[キープするんじゃなかった・・・]

 再びキャストを繰り返すが、どうにもサッパのスレ掛かりが多い。時には6連続ヒットと言うこともしばしば。ちょっと様子を見て群と群の間が有ることを確認してその間をトレースするとゴンゴンとアタリ。すかさずアワセをくれてやり取り開始。またまた強引に寄せると今度はスズキサイズ。あげて計ると60cmジャスト。最初の魚をキープしてしまったのでリリースする事にした。だって独り身でデカイのと小さいの2匹は食べきれないから(TT)

[早く来い!!]

 さて、気をよくして飯でも食いに行くかと言うことで余裕の夕飯を食らいに行く事にして途中のポイントも見ていくが釣れている様子は無い。飯を食べ終えて他のポイントを見るが今一魚っけが無いのでもう一度最初のポイントに入ることにする。しかし、さかい氏はまだ来ていない。仕事が終わったと言うTELが入ったのが午後9時過ぎ。支度して出てきても11時頃と判断。だったら彷徨いても仕方ないのでとにかく粘る。ひたすらキャスト。

 此処で気分を変えるためと月明かりが気になったのでブラックにチェンジ。キャストしようとしたとき目の前でサッパが跳ねガボン!!と言う補食音もする。これは...と言うことで得意のU字リトリーブでサッパを演出してやるといきなりコツコツゴン!!ヒット!!グイグイあげて検量すると57cmさっきよりちょっと小さいが太っていると言う理由でキープ。おいおい食べ切れねぇ〜と思うがお構いなし。全部食べれば良いのだから。

[さかい氏到着]

 釣れたことをさかい氏に連絡すると大洗インターを下りたとのことでポイントを休めるためにさかい氏を待つ。到着して早速状況を説明する。直線的なリトリーブでは反応が少ないと言うことを伝えさかい氏もU字で攻めると簡単にヒット。上がってきたのは今回最大の62cm。この一匹を堺にベイトの反応と魚っけも無くなるががんばって潮周りが変わるまでキャストを繰り返す。でも釣れない。時計を見ると午前3時。此処で青物へと変更することに決定して日立方面へ走る。

[カンパチなんて嫌いだ〜!!]

 堤防に着いて早速暗い中太刀魚狙いでキャストを開始。私はバイブレーションを投げようとしたが、車の中に忘れたので結局ピンクのメタルを投げるが反応がない。と思ったらさかい氏がやられた!!と暗闇の中でつぶやく。切られたらしい。

 気を取り直してキャストするが今度はトラブってメタルだけ飛んでいく。そうこうしている内に夜が明けている。と思ったら目の前でナブラ!!投げて巻くが反応が無い。何故?と思っていたら隣の人にヒット。よく見ると沈めてジャークしている。ではと言うことで真似るが当たらない。ナブラが立ち方向を見定めて投げるが当たらない。どうなってる??と諦めていたとき足下になにやら居る。メタルを沈めてジギングするとわらわらとカンパチが付いてくるが食わない。結局足下のカンパチに馬鹿にされるだけで結局1バイトのみとなってしまい帰るかと言うことで堤防を歩いて戻る。結構長いのよね。道のりが。

[俺達の時代だぜ!!]

 てくてく歩いて居ると岸際でなにやらナブラらしき物を発見。どときそうだね・・・ダメもとで投げてみるかと言うことでキャスト。水着。ハンドルをグルグル。ゴン!!え?たったの2回転。しかも方向が悪くてナブラと全然違う方に行ってしまったはず・・・でも感触は青物。あげるとなんと!!散々馬鹿にされたカンパチ。これはまだ行けると思いさっさと魚を堤防の上にほっぽり投げて再び投げる。当たるが乗らない。慎重にナブラの走る方向をみてキャスト→ヒット2本目。キャスト→ヒットで3本目。だいぶナブラが遠くなったので大物タックルで遠くのナブラを打つが届かない。気が付くと周りでキャストしている人もいる。どうやらこの異常な光景に気が付いた人たちらしい。

 と思ったら朝方堤防先端でしかも隣で釣りをしていた人たちでした。届くはずのないナブラにキャストを繰り返している。私は冷静にナブラが近づくのを見ているが周りはお構いなしで投げるのでナブラは近づかない。完全な悪循環・・・と思ったらさかい氏にヒット。なにやら足下もテトラからでてきたらしい。これはでかそう。あとで計ったら37cm、700gあった。結局物に出来たのは5本のみだが良い釣りが出来た。最終的には、シーバス、カンパチがその日の食卓を飾ったのは言うまでもない。