2000.10.26 ぱわぁの祝・独身復帰記念釣り満喫日記(最終日編)

Report by ぱわぁほ〜る


[野地さんに連絡だぁ!]

 期間限定の独身復帰。初日・2日目は釣りを満喫(^^)でも平日に入るとそうそう釣りに行けなかったりする。あぁっっ!気が付けばもう今日が最終日じゃんか!急いで野地さんに連絡だぁ!(爆)

10月23日 夜 松本
 何でこんな所にいるんだろう?先週末に急に言われた日帰り出張。予定が大幅に遅くなり、このまま家に帰っても午前様決定。で、お泊まり決定。だいたい、営業担当が売る機械の操作も覚えないで売りつけるなんて事をするからこっちにお鉢が回ってくるのよ。で、行ってみれば肝心の操作説明なんて二の次三の次で雑用ばっかり。全く、うちの営業は××ばっかりじゃ!!(--#

10月24日
 仕事が遅くなって出撃不可能。

10月25日 夜 某居酒屋
 2年ほど行方不明になっていた(^^;知り合いから連絡があったのが一週間前。友人の一人が入院生活から娑婆に帰って来た(^^;のが1ヶ月ちょい前。つーことで、二人の復帰祝いという名目で飲み会。もちろん、言い出しっぺはおいら(爆)
 アメリカで一大ブームを巻き起こし、本場のアメリカマットを恐怖に染めた稀代のプロレスラー、「ザ・グレート・カブキ」。彼がプロレス界に残した功績は実はとっても大きかったりする。おいら達プロレスファンにとって、とても素晴らしい時間と空間を提供してくれるお店が「ちゃんこと串焼きの店・かぶき」。今回の飲み会はここ。
 「あの」カブキさんが炭焼きで焼いてくれる串焼きは絶品!お世辞抜きで余所の焼き鳥なんて食えなくなる。そしてレスラーと言えばちゃんこ鍋。これまた絶品!そして手が空けばおいら達のプロレス話に入ってくれて、裏話やオフレコ話を聞かせてくれる。そんでもって料金は下手な居酒屋より安いときたもんだ!
 で、そのカブキさんに先日釣ったイカを捌いてもらう(^^; 持ち込みまでしてしまうとんでもない奴>ぱわぁ。でも、みんな喜んでくれた(^^) 気の合う仲間と、おいしいお酒と、おいしい料理と、プラスアルファに酔いしれて幸せな夜・・・。・・・いつになったら釣りの話になるんだぁ?すいませんm(__)m

[釣れる保証はないよ]

10月26日
 仕事中・・・ふと翌日のことが頭をよぎる。「明日は定時で上がってから土産を買って空港へ・・・」そう。明日はもうお迎えなのだ。わざわざ九州まで。向こうで釣りをする時間があるかなぁ?(^^;無理だろうなぁ。
 あああああーーーーーーーーーーーーーっっっ!!!ってことは、気兼ねなく釣りに行けるのは今日までじゃん!!明日からはおいらの後を追って泣くかわいい怪獣が・・・。
 さて、んじゃ、今日は何があっても釣りに行かねば!!場所はどうしよう。この前いい思いをした『東燃前』で大きいサイズを狙おうか。それとも久しぶりに横浜港辺りを・・・。そういえば、野地さんからもらったメールに「こっちもシーバスが良くなってきたよ」ってあったなぁ。平日だし、無理なお願いになるかもしれないけど、お願いしてみようっと。
 早速、野地さんに連絡を取ると、
「天気も良くないし、釣れる保証はないよ。それでも良ければおいで。」
と言うお返事。釣れるか釣れないかは相手次第だし、せっかく無理を聞いてくれるんだから行きまーす!という事で。Kーチャンさんも合流してくれることになった。

[ここでは小さめのミノーの方が・・・]

10月24日 夜 某所
 で、待ち合わせの場所に早めに到着。普段のルートなら楽に1時間は掛かるところを「お大臣モード」で時間をお金で買って30分ちょいで到着。すでにKーチャンさんはロッドを振っているらしい。おいらの車をKーチャンさんの車の横に付けてタックルの準備。一旦上がってきたKーチャンさんとご挨拶。しばらくして野地さん到着。おいらが予定よりも早く着いたため、慌てて出てきてくれたらしい(^^;
 三人揃ってタックルをセットし終えて出撃。ラインの先には9cmのハンドメイドミノー。ラインは12lb。Kーチャンさん曰く、
「ここでは小さめのミノーの方がいいみたい。」
 え!?(・_・; そうなんですかぁ?おいらてっきり大きめの方がいいんだろうと思って、それに合わせて12lbを巻いて来ちゃったよぉ。8lbにしようか迷った末に・・・。まぁ、ミノーは得意の6cmハンドメイドを持ってきてるけど、飛距離がなぁ・・・。となって、9cmをセット。さて・・・?
 適当な間隔をおいてキャスト開始。思っていたよりも浅いらしい。こんな浅い場所にシーバスがいるなんて・・・。そういう所にもいるのは解っているけど、ここまで浅い場所だとは思わなかった。
 開始から30分。ベイトの姿は見えるし、何かが跳ねてもいる。セイゴかな?とも思ったら、この時期セイゴはそこには入って来ないそうで。これもベイトの一つだとか。うーーーん・・・。それだけベイトがたくさんいるのに、全く反応無し。

[ロッドは一瞬だけ弧を描いて・・・]

 場所を移動しながら1時間近くキャストを続けたところで、野地さんが慌てておいらとKーチャンさんのそばに来た。
「キャストしてたら、いきなり後ろの石がガラガラってさぁ・・・(・_・;」
 きゃー!やめてー!もうそのテの話はシーズンオフでしょう(;_;) まさか変なもの連れてきてないよねぇ・・・?(;_;)
 で、その場所で3人で話をしながらキャストを続けていた。おいらの活性はというと既に真冬のメッキ並に落ちていた(^^; と、野地さんがロッドをあおった。ロッドは一瞬だけ弧を描いて元に戻った。水面には魚が反転した波紋が・・・。悔しがる野地さん。ボラ?シーバス?シーバス!?ありゃりゃ・・・。勿体ない。
 次の瞬間、おいらの活性が初秋のメッキ並に戻ったことは言うまでもない(^^; うっきー!とキャスト。ゆっくりとリトリーブ。ルアーはハンドメイドの6cm赤金に換えていた。飛距離はちょっと寂しいけど、でも十分リトリーブするだけはある。ポイントもそう遠投する必要もない。
 ボラか何かのベイトが結構多いようで、時々ミノーに当たる感触が返ってくる。と、それとは別のちょっと重みのある反応があった!ちょっと疑いながらも合わせると、ミノーがむなしく帰ってきた(;_;) あれ?でも、今のはきっとそうだったよねぇ・・・?くーっっ!
 場所をちょっと移動して最初に入った場所へ戻る。理由は、水面のざわつきが気になるから。野地さんと二人でその近辺を叩く。と、野地さんにバイト?合わせを入れるが乗らなかったらしい。うーーーん・・・。

[手元にググン!]

 おいら達が立っているところから20mくらい左の方に何かを見つけたらしい。野地さんが、
「あっちでなんか釣れそうな気がする!」
と移動を開始。野地さんのそういう予感は当たることが多いので、おいらもちゃっかりついて行く(^^;で、二人並んでキャスト。
 ルアーを同じ6cmの鰯カラーに換えて5・6投した頃に、さっきよりもはっきりとした重みのある感触が伝わってきた。合わせると、手元にググン!と重みが乗った。来たぁ!と思った瞬間、その重みがなくなった(;_;)
「結構でかかったよぉ。ロッドも思いっきり弧を描いたし。60cmくらいはあったんじゃない?」
 なんですとぉ!それはもしかしてフッコ君ではなくてスズキ様ってやつじゃぁ・・・(;_;)くーっっ!こんな浅い場所にそんなサイズも入っているなんて。合わせが弱かった?更に悔しさがアップ!(;_;)
「凄かったよぉ。ルアーの後にすーっと波紋が近付いてさぁ。その直後でしょ?しかももうほとんど足下だったよねぇ。」
 え?そこまで見えてたんですか?おいら、ちょうど光の関係なのか全然見えなかったんですが(^^;
 その後も、
「ほら、あそこにいるよ。あ、そっちに行った!」
と、おいらには見えないものが見えている野地さん。あ、見えているのは決してオカルトな存在ではなくてシーバスの影。うーーーん・・・。昔、渓流でもエキスパートとそうでないものの差として見える見えないって話があったけど、これだけ暗い中で見えるってのは凄すぎ!

[あれだけたくさん・・・]

 開始前、せいぜい頑張って一時間と言っていた野地さんがその時間を大きくオーバーして付き合ってくれたのは、おいらに一匹釣らせたいという思いだけではなかったように思うんですが(^^; あれだけたくさんいることが判ったら粘ってみたくなるよね。おいらも次の日の仕事がなければまだまだ粘っていたかったし。潮止まりが近いことと、明日のことが気になるのでそろそろお終い。でも、ロッドを畳んでからいろいろと話して気がつけば11時過ぎまでお付き合いしてもらっちゃった。

 野地さん、Kーチャンさん、お忙しい中遅くまでお付き合い下さいましてどうもありがとうございました。おいらは、帰る途中に発見したお風呂やさんで、ゆっくりとお風呂に浸かって冷え切った体を温めた。もともと、もっと早くに上がって近所の銭湯に行こうと思っていたから、お風呂セットを持ち歩いていてラッキーだった(^^) これで風呂上がりにビールを飲めたら最高なんだけどねぇ(^^;