2002.07.21 ぱわぁのオフショアデビュー戦

Report by ぱわぁほ〜る


5月某日

 Light Tackle Lure World BBSでの野地さんの発言に「ぱわぁさんもそろそろ沖へ出てみようよ」の言葉が。うわぁ。行きたいっすぅ。でも、最近は娘が起きている時間に一人で釣りに行くこともできないくらいに娘はパパモード確率変動中(^^;あぁ・・・モテる男は辛い(馬鹿)
 ん?そういや、7月にまた独身復帰週間ができるんだっけ。7月・・・といえば、シイラ!よし!オフショアデビューだ!シイラだシイラだ!!ってことで、野地さん、毎度毎度、よろしくお願いしま〜す(^^)

7月21日

 「是非連れて行ってくださーい」とお願いしてからいろいろと教えて貰って準備万端。あとは、海の状況が良くなることと、独身復帰週間が上手く重なること・・・だったんだけど、日頃のおいらの行いがよっぽど素晴らしいのか、台風2連荘(--;
 結局、娘に無理矢理納得させての出撃に。ま、彼女は嫁さんに連れられてアンパンマンを見に行って大喜びだったらしい(^^;

 お世話になる船は湯河原・福浦港の『まるせ丸』さん。午前5時出船ということで4時半頃に到着。早速船長とご挨拶。野地さんや他の人たちから、「怖い船長だよ」と脅かされていたのでちょっぴり緊張。
 実は予約の時点で、ほんのちょっとのタイミングで先に仕立ての予約が入っていたらしい。でも、野地さんと船長が話し合った結果、その仕立てにおいら達も混ぜて貰うことに。ご一緒させていただくのは、高校の釣りクラブの面々。生徒さん達はおいらと同じオフショアデビュー。さて、どうなることか・・・?

 高校生軍団も到着して、いざ出航!船は一路沖を目指す。その間に高校生軍団はタックルの準備。この釣りは、魚が居そうな場所を探さないと始まらない。ナブラ、鳥山、潮目、漂流物・・・。広ーい海の上で、少しでも変化のあるところを探す・・・んだけど、船長が言うにはどうも潮の色が悪いらしい。ありゃりゃ。おいらの日頃の行いが、またここでも影響するのかしらん?

 鳥山鳥山・・・とおいらも必至に探してはみるが、おいらのイメージに合うような鳥山が全然ない。え?どんなイメージって?そりゃぁ、鳥が上空から急降下爆撃を繰り返しているような一大パラダイスでしょ。船が近寄ったくらいじゃ、全然関係ないくらいに鳥が夢中になっているような状態。これがおいらの持っていた鳥山のイメージ。
 しかぁし。周りに鳥は飛んでいて、所々に固まって騒いではいるんだけど、なーんか今一つイメージとはほど遠い。それでも、船はその中の一つに近づいていった。

デビューの獲物はシイラちゃん

 「まるせ丸」さんでは、ルアー船の時には左舷側しかお客を乗せないそうで。つまりは、オーバーヘッドキャストが可能。よほどのことがない限り、後ろの人を釣っちゃうなんてトラブルは起きそうにない。乗せるお客も少なめにしてゆったりと釣りをさせてくれる。左舷にずらりと並ぶオフショアデビュー組。引率の先生と野地さんはホストモード(^^;

 「はい投げて!」の声で一斉にキャスト開始!ところが!おいらの右隣の高校生ってば、船の斜め前方ではなく、斜め後方、つまり、おいらの前を横切るようにキャスト。をひをひ。おいらの投げる場所がないぢゃん!仕方なくおいらも斜め後方にキャスト。2・3投目に違和感を感じ合わせてみる。を!来たかぁ!?と思ったらラインテーリング(--;
 結局、ここでは誰も釣れずに移動開始。左前方にゴミバケツ発見!更に前方にクーラーバッグ発見!!流れ藻もあるぞ!!でも、船長は他の目標に向かって前進を続け・・・るかと思ったらUターン。流れ藻につける。

 おいらのオフショアデビューの獲物はシイラちゃん。30gのブルーのメタルジグにヒット。でも、あまり大きくない。嫁さんに「白身を確保せよ」との指令が出ていたので小さいサイズを1本キープするつもりでいたが・・・ちょっと微妙なサイズ。でも、せっかくの初物だし、このあと釣れなかったらと思いキープすることに。あとで家に帰って測ったら叉長で50cm。その後、野地さんがメジをバラシたというのでおいらも底狙いに。

 ところが、いつまで待っても着底しない。??ベールを戻すと、そのまま重みがロッドに加わる。だーっっ!!フォーリング中に食ってやがる!って気づかないおいらが悪いんだよね(^^;しかも、船の前の方に走ってやがる。なんとかミヨシに移動して格闘開始!「巻けるときに巻け!」「何やってんの!」と船長の檄が飛ぶ。おいらにとってはとても長く感じた格闘時間も2分くらいだったろうか?上がってきたのはさっきよりもかなり良いサイズのシイラ。80cmくらい?ところが、取り込みをお願いしようと思ったら・・・野地さんが大物と格闘中。船長はその横に。引率の先生にお願いして無事に取り込み成功。ランカーサイズではないけど、ペンペンとは呼ばせない立派なサイズ。記念の写真を・・・と思ったけど、周りはみんな格闘中。ま、いっか。次にでかいのが釣れたときに撮れば。ありがとね。とリリース。

シイラフィーバーも一段落

 そのころ、野地さんは更なる大物と格闘中。しかも、取り込むときにロッドが一本昇天召された・・・(-人-) それにしてもメータークラスはやはりでかいっす。港に帰って測ると、叉長で1m、重さ9kgのシイラでした。

 シイラフィーバーも一段落。さて、次の獲物を探して移動じゃぁ!とりあえず、シイラが釣れたことで船長は一安心したらしい(^^; 次はメジ、カツオを釣るぞぉ!と、鳥山を捜す。
 野地さんはキャビンの横で船長と一緒に鳥山を捜す。おいらもその横に立たせて貰って一緒に鳥山を捜す。風が無茶苦茶気持ちいいんだけど、この場所だと、波も結構かぶるですよ。全速力だと。気がつきゃ、顔がしょっぱいしょっぱい(^^;

 おいらのイメージとは程遠いあまりやる気のない鳥たちの群に船をつける。船長の指示を待って投げると、あっさりヒット。丸々としたソウダ君。お土産追加(^^) と、キャストしようとしてルアーをちょんと水面につけた途端、下から狂ったようにソウダが飛び出してくる。これ、キャストいらないんじゃない?と目の前に落としてフォールさせると・・・やっぱり底に付く前にソーダ君がくわえてる。さっきの事もあったので糸の出方をしっかりとみていたのでしっかりと合わせ。もう入れ食い状態。

 ソウダフィーバーもあまり長続きしない。一カ所で一人2・3匹もすると、その後はあまり釣れずに移動を繰り返す。やっぱり、鳥山に元気がないからじゃないのぉ?と思っていると、出ました!これぞイメージ通りの鳥山。今までとは規模が全然違う。逸る気持ちを抑えてキャストの準備をしながら近づく。「本命(本鰹)がいるぞぉ!」の声に気合いを入れてキャスト。でも、釣れてくるのはみーんなソウダ君。誰一人として本命を釣り上げない。だってさ、少しでも下に落としたいんだけど、その最中に全部くわえていくんだよね。ソウダが。

ソウダジグ

 野地さんは30Lのクーラーに入りきれないほど釣っている。おいらの35Lのクーラーも余裕はあまりないくらい入っている(最初のシイラも入っているしぃ)。そこで、おいらの遊び心がむくむくと顔を出し始める。そう、おいらはルアービルダー。メタルジグだって作ってあるさ。で、そのジグをラインの先に結んでキャスト。これまたあっさりヒット(^^) もう、動いていれば何でも良いのね状態。野地さんと船長に「これだとヒラヒラしすぎない?重心を下に持ってくと安定するよ」とアドバイスを貰ったんだけど、このヒラヒラが良かったのか入れ食いは続く。某ワインのコマーシャルみたいに入れれば食いついてくる(^^) 野地さんから、「ソウダジグ」と命名された(^^;

 その後も鳥山を見つけてはソウダを釣りまくり、みんなのクーラーはソウダで一杯。最後にはクーラーに入れるのは逃がしても死んじゃいそうな奴だけにしてあとはリリースをした。沖上がりまでずっとこの状態が続き、みんなが大満足で船を下りた。ソウダがこんなに釣れるのは普通ではあり得ないことだそうで、船長もビックリ。船に乗るまでは、一匹も釣れなかったらどうしよう?なんて心配をしていたけど、それも杞憂に終わった。

 誘ってくれた野地さん、お世話になった船長、そして、おいら達を快く同船させてくれた高校生のグループに心から感謝します。本当にありがとうございました。毎回こんなに上手いことはいかないのかもしれないけど、これだけの思いをしたらやっぱりまた沖に出たくなっちゃいますね。今回は、タックルをレンタルで済ませたけど、本格的に揃えて何度も行きたくなっちゃった。まだ沖に出たことがない人は、ソウダが異常に多い今年はチャンスかもしれないよ。