3月も終わり・・・
年も明けて気がつきゃあっという間に3月も終わり。今年はアイベリー(イチゴの王様と言われている)を餌に外房方面へ何度か行こうと思っていたのに、もうイチゴ狩りも終盤に。アジ釣りも終盤に(^^; でも、たまには車でちと遠くまでお出掛けしようかねぇ?ということで外房方面へドライブすることに決定。
まずは首都高湾岸線からアクアラインを通って・・・となるのだけど、ちと気まぐれが。横浜横須賀道路で久里浜に出て、東京湾フェリーに乗って金谷へ。これが大正解。初めて間近に見るフェリーに娘は大はしゃぎ!そりゃそうだ。船の口が開いて中から車が出てくるんだから(^^; んで、そこに自分も車ごと入っちゃうんだから。約30分の航海中、あっちに行ったりこっちに行ったり。引きずりまわされ、ゆっくりすることなんかできやしない(^^;
んで、金谷に到着。うみほたるでの情報をあてにして観光目的は決めずに出てきたのだが、フェリーに有効な情報もなく、さてどうしよう状態。ま、とりあえず勝浦方面へ行こうという事で車を走らせる。鴨川シーワールドもいいんだけど、この間江ノ島水族館へ行ったばかりだし・・・。てことで、以前入り口まで行ったときには終わっていた鯛の浦へのリベンジに決定。
鯛の浦は日蓮上人誕生の地とかで、何故か深海性の鯛が浅瀬にいる不思議な場所だそうな。で、イメージとしては、一面鯛鯛鯛・・・の真っ赤な海。ま、そこまでは行かなくてもそれなりに鯛がたくさんいるんだろうと思った。鯛の浦には船で行くんだそうな。鯛の舞い踊りと外房一の景色なら観光はおっけーでしょ?てことで乗船券を購入。
船の出発を待つ間、娘とすぐ横のスロープでイナッコの群れを見て時間つぶし。普段はイナッコの群れよりもその下にいるかもしれない何かに気が向いちゃうけど、たまにはじっと見るのも悪くない。泳ぎ方とか、十分参考にできるよね。
ボラの浦??
で、出船。天津小湊の港を出てすぐのところに鯛の浦がある。って、ここっすかぁ?一見何の変哲もない普通の海。鯛の姿なんて見えやしない。すると、オヤヂが船の上から撒き餌らしきものを撒く。と・・・たくさんの魚が集まってきて観光客の皆さん大喜び。
「あ、あっちに来た!」「こっちにも!!」なーんて子供達は大はしゃぎ。じいちゃんばあちゃんも「見えた見えた」「こっちに来ないよ」なんて言いながら夢中で海を見てる。でもね、みんな騙されちゃぁいけない。ここは『鯛の浦』。鯛がたくさんいるところ。間違っても『ボラの浦』ではないはず。撒き餌に寄って来たのはほとんどがボラ。鯛の姿らしきものはボラの群れの下に数匹いるばかり。『これぢゃ、詐欺ぢゃねーか!!』
さらに、「おーい、こっち全然見えないんだけど」と言うおぢさんの声を無視して「それでは、移動しまーす」をいをい!!(--; サービス精神の欠片もねーのか!?似たようなので三崎港の「ピンクのくじら号」に乗ったことがあるけど、こっちの方が数倍良いね。鯛はいないけど。
あ、その後鯛はたくさん見れました。船を下りたあとに展示館の水槽で(爆)
詐欺にあった気分のまま目の前の『誕生時』へ。日蓮上人縁の寺だったかな?ここで、何気にみくじを引くぱわ妻。見事『凶』を引き当てる。次に引いたは娘。『大吉』。で、おいらはというと・・・『凶』(爆)3人引いたみくじのうち、2本が『凶』ってのはなかなか凄い確率だな・・・。ある意味、喜んでいいと思うのはおいらだけ?(馬鹿)
さて、いい具合にお腹も減ったので食事をすることに。観光地の食堂は高いんだよなぁ・・・。と思いながら車を走らせるとそこそこ許せる値段の看板が。で、そこに入り看板メニューを頼むと、『ランチだけなんです』(--; だったら看板にランチのみって書いとけや!!(--# 仕方なく刺身定食なんて頼んだら、刺身の少ないこと。やれやれ。詐欺ばっかりや(駄
サビキはちょっと・・・
で、お待たせしました。いよいよ釣りの話です(^^;
え?おいらのレポートが詐欺みたいだって・・・?
確かにおいらのレポートは余計なものが多いですね。でも、ま、釣『行』記ですから(^^;
許してたも。
外房のポイントは全く知らないおいらに親切にもお勧めポイントを教えてくださったさそさん。ありがとうございます。そのお勧めポイントへ行きました。ポイントは勝浦近辺ということで勘弁してください。
で、港入り口の釣具屋で娘用のこませを購入。すぐそこの堤防で出るらしい。情報どおりの答え。堤防を歩いていくと、先端に数人の餌つり師がいた。既に何匹か釣っている。こりゃ、今日はいただきだね。
で、声を掛けて空いているスペースに入ると、「ここはサビキはちょっと・・・」と言われる。みんな延べ竿で一本針で引きを楽しんでいるのに横にサビキが入るとみんな持っていかれちゃうんだとか。なるほど。でも、サビキは娘にやらせるだけなので・・・と断ってそのまま準備をはじめる。そのオヤヂ以外は娘にも好意を持って接してくれているのだが・・・。こちらから何か話し掛けても「サビキは・・・」としつこい。
買ったばかりのこませはカチカチに凍っていてまともにサビキにつけられず(^^; 溶けるのを待つ間に娘はもう飽きてきた。結局、一匹も釣らずに娘は寒くて撤収。
おいらはというと、ネジワームをつけて邪魔にならない範囲を探りまくる。まずは水面から。水面付近をこまめにトゥイッチングをしていると、待望の魚信。しっかり合わせると水面でバチャバチャエラ洗い(^^; セイゴちゃん。今日は君じゃないんだよぉ・・・と言いながらリリース。
キャスト再開。するとまた水面でヒット。で、そのあとにバチャバチャ・・・。あらら(^^;
で、更にセイゴを連荘したところで、件のオヤヂが「横でセイゴを釣られちゃ迷惑なんだよ!」の捨て台詞を残して帰宅(--; うーん・・・。おいらもアジ釣りに来たつもりなんですがねぇ・・・。セイゴが釣れちゃうのはしょうがないじゃん。あんたが釣れてないのは上手く合わせてないからじゃん?事実、隣のおじさんは釣ってるわけでしょ?魚信もあるでしょ?
すっげぇ気分悪い。久しぶりに、自分の釣り以外を認めないオヤヂに会った。その隣のおじさんは、リリースするおいらを見て「セイゴは塩焼きにしたら旨ぇぞ」なんて言ってくれたのに。今度みんなでその堤防を占拠したろうかしら(--; 「ルアーやってる脇で餌釣りされると迷惑なんだよねぇ・・・」とか言って。あ、ルアーの横で餌釣りされても大して迷惑じゃないや(爆) 意図的な流し(過ぎ)釣りのオヤヂは邪魔だけどね(--;
その後、娘の空腹警報でその場を諦め夕食を。昼間からは想像もできない寒さに、娘が「暖かいもの」とリクエスト。んじゃ、勝浦へ移動しながら・・・と見つけたラーメン屋。入ると、店内は太公望の写真がズラリ。入り口にも、『30cm以上の魚を釣ったお客様にはラーメン1杯サービスします』だと。ランカーセイゴでいいんだったら、今度はそれ狙いで行こうかしら(爆)
お腹も満腹。とりあえずポカポカ。で、勝浦港へ。ポイントが良くわからないので、まずは様子見。向こうのスロープ横に電気浮きがいくつか見える。でも、スロープだしなぁ・・・。てことで、とりあえずは明かりの付近を叩きながら移動を繰り返す・・・が、反応なし。港全体が明るいから、アジがいても固まらないのかな?
やっぱり楽しい!!
で、ちょっと向こうの様子が気になったのでちと移動。釣れてるのかな?と思ったら、ポツポツ釣れている。さっきのこともあったのでキャストするつもりはなかったんだけど、「ルアーかい?」「はい」「この前、そっちでデカイの釣ってたよなぁ」「あ、いいですか?」「俺らのすぐ横は勘弁な」のやり取りのあと、キャスト開始。さっきのことがあったから余計嬉しい。
で、最初は水面付近を攻めていたのだが、全く反応なし。で、餌釣りの様子を見ると、結構タナを深くとってある。ならば・・・と、底付近まで沈めると見事正解。ク・・・と竿先に重みを感じ、あわせるとキュンキュンと引く。ワカシや太刀魚を狙っているときの外道でアジを釣ったことはあるが、『本命』としての釣りでは初めてのアジ。(正確には、内浦で足元にいるアジを狙って釣ったことはあるけど、このときも本命とは言えないし)ヤッター!すっげぇ嬉しい!さっきの事があるから尚のこと嬉しい!!
「おかげさまで釣れました」「おう」と軽いやり取りのあと、キャストを続けると10投に1回くらいの割合で魚信がある。やっぱ、回遊してるのかしらん?新しいロッドにまだなじめていないからか、それとも穂先が固いからか、上手く乗せられない事も多かった。先日折ってしまったメバルロッドが恋しい。それでも、なんとか4匹釣った頃に魚信がなくなった。餌釣りのほうも小休止と言った所だがそれでもたまに釣れている。どうしようか迷っていたところに娘から帰還指令の電話。それからも数投して魚信がなかったので諦めて納竿。餌釣り師に充分礼を言って帰還。
おいらのルアーでの初アジの釣果は4匹。単純に数だけみれば少ないかもしれないけど、嫌なことのあったあとの釣果だけに素直に嬉しい。同じ釣りなのに方法が違うだけでお互いを認め合うことができないのはとっても悲しいよね。ルアーだけだって、ハード至上主義だとか絶対キャッチ&リリースとかなんだとか言って他人の方法を批判したり・・・。竿と糸と針を使って魚と言う生物を捕まえる遊びであることには変わりがないんだから、あまり自分の考えだけを押し付けるのはやめてもらいたいと思う。これを読んでくださった貴方!貴方はそんなことのないように・・・ってこれも押し付けか(^^;
でもさ・・・やっぱウルトラライトのルアーゲームって、最高に楽しい!!
・・・これは間違いないと思うよ。