2003.05.25 ぱわぁのオフショアライトタックル釣行記

Report by ぱわぁほ〜る

5月某日

 携帯に『メアド変更』のメールが到着。何でも、最近迷惑メールが増えて困った末の変更だとか。確かに、おいらにもPCの方にはたまに来るけど、携帯には全く来ない。やっぱ、ゲームも動画も不要なシンプルな会社はユーザーが少ないから無視されてるのかしら?(笑)
 まぁ、いずれにしても他人の迷惑になるようなメールは送信しないで欲しいよね。一方的にエッチ系のサイトだとか怪しい薬の通信販売だとか・・・送る方もそれによって収入を得ているわけだろうけど、他人に迷惑をかけたり、不快な思いをさせてまで金儲けってのはどうかと思うぞ。
 話がそれちゃった(^^;
 ま、そんな理由でメアド変更の連絡。でも、誰だか名前が書いてなかった。でもさ、あれだけ誰だか判り易いメアドはないと思うぞ>野地さん(^^;

 そろそろまるせ丸さんで浅場のカサゴゲームをやるんだよなぁ・・・。と思っていたところにナイスなタイミングでメール到着。早速その話を振ってみる。と、なかなか状態が好転しないうちにサバやソウダも寄って来てるから、カサゴよりもライトタックルでの青物の方が良いかな?なんて話になってきた。んじゃ、そっちで行こうと盛り上がり、そのノリのまままるせ丸さんに電話。
 『仕立てで出さない限り、ライト青物限定は難しいよ。』というのがまるせ丸船長の答え。そうだよねぇ。今の時期乗合はカサゴで出船って事でお客さんが来るのに、おいら達の都合で変更させるのは我侭だよね。すっかり舞い上がり、その辺を考えていませんでした。すいません。
 で、状況次第でサバ狙いも入るとのことで改めて25日のカサゴ乗合を予約。最近は毎日鳥山が立ってるらしいから、こっちの期待も大。野地さんは、既に悪魔の囁きをはじめているらしい(笑)

5月25日

 前々日の金曜日は、お台場の海の上。しかも会社の飲み会。来月から親会社に吸収されるので、最後の飲み会ということでこんな話に。しかし、今までまともに社員に金を出さなかったくせに、こういうわけのわからないところで最後の最後に会社の金を使うってのはどーよ?的な雰囲気が蔓延し、誰一人として乗り気でない飲み会。浮かれてるのは馬鹿一人。飲まなきゃ馬鹿らしいやってんで飲みまくり、翌土曜日は昼過ぎまで死んでいた(馬鹿)。
 おかげで土曜の夜は却って寝付けずに、ほとんど寝ないまま福浦港へ出発。船酔いがとても心配(^^; 出船1時間以上前に着いたので車の中で仮眠し、起きたところでちょうど野地さんが到着。野地さんの第一声は『今日は駄目だね。海の状態が良くない。』だった。マジっすか?覚悟した方がいいっすか??なんて考えながら準備をして船へ。おいら、野地さん、そしてはるかちゃんの他はもう一人だけ。ほぼ貸し切り状態(^^;

 予定の時刻に船は出港。と思ったらすぐ横で早速釣り開始。話には聞いていたけど、本当に陸っぱりに近い場所でやるんだなァ・・・。早速キャスト開始!一発目に早速根掛かり!のお約束(--;
 暫くは誰も釣れない状態が続く。と、ミヨシで頑張っていた同乗者の方に何かが掛かった様子。をを!やっと来たか!と思ったら足が八本。でも、お土産は確保できたよね(^^;
 あまり反応がよくないので場所を移動。といっても港を挟んで反対側に移動しただけ。岸から投げ釣りの人がキャストしたら届きそうな距離。この陸っぱりからでは届きそうで届かない距離というのは釣る側にしてみれば絶妙かも。釣りの感覚はほぼ陸っぱり。でも、陸っぱりでは場荒れも激しいけど、ちょっと離れると格段に魚影が濃い。おいらみたいなビンボーアングラーにとって決して安くはない乗船料を払っても、船に乗るメリットはあると思う。


鳥山は・・・?

 暫くして、野地さんにヒット!・・・キタマクラ(^^; また野地さんにヒット!・・・ベラ(^^;; またまた野地さんにヒット!・・・巨大アナハゼ(^^;;; ほ・・・本命はなんでしたっけ?(爆)
 そうこうしているうちに、はるかちゃんにヒット!見事カサゴをゲットだぜ!(古) お父さんよりも先に釣るとは流石だ。どう育てるとそんな立派な娘さんになるのか、今後の我が家の教育のために是非教えてください>野地さん。
 その後、野地さんもしっかりカサゴをゲットし、お土産を確保していないのはおいらだけ(?)になり焦る。と、待望の魚信が!!合わせにも成功し、上がってきたのはカサゴちゃん。でも、10cmちょいとちと小ぶり。流石にキープするには忍びなく、リリース。『今日の獲物はこれだけだったりして?』の不安がよぎる。『証拠写真撮っておいた方が良いんじゃない?』といぢめる野地さん。ふ、ふんだ。絶対お土産を釣るんだもんね!
 海はうねりが入り、確かに釣りやすい状態ではない。このうねりで、カサゴの活性も落ちているそうな。むう・・・。それにしても気になるのは沖の鳥山(爆) さっきから出てるんだよねぇ。野地さんも、悪魔の囁きをしているみたいだけど、早い時間じゃないとカサゴが釣れないらしく、船長も我慢しているらしい。よっしゃぁ。頑張ってカサゴ釣るぞぉ!早く鳥山を撃てるように(馬鹿)
 で、程なくしておいらもカサゴをゲット。岸からならそれなりサイズかな?しっかりキープ。更にもう一匹追加。を?気がつきゃ、カサゴの数ではおいらがトップぢゃん?と思ってたら、はるかちゃんが凄い追い上げ。トドメには尺近い大物を釣り上げちゃった。やっぱ、教育方法を是非とも教えてください>野地さん(^^;

 同乗者の方も、数匹カサゴをゲットして、これで全員カサゴを確保できた。んじゃ、お待ちかねの青物ターイム!鳥山を探すぞぉ!!
 岸近くにいたときは、ウネリが凄いとは思いながらも岸側を見ていたのでそれほど荒れていないように思っていた。のだが、いざ沖に向けて船を進ませるとうねりは当然の事、風も結構出ていてウサギさんが跳ね出している。ありゃりゃ。こりゃ、酔うかも・・・と思いながら鳥山を探すが、さっきまで祭り状態が続いてたはずの鳥山がきれいになくなっている。げげん!もしかして、祭りはもう終わりですか?サバもソウダもお昼寝開始ですか?と不安がよぎり始めながらも鳥を探す。海面近くを数羽が同じ方向へ飛んで行くので様子を見るが、そこから発展リーチには繋がらず(^^;
 ミヨシに立ち、野地さんと二人で鳥山を探しつづける。ウネリが凄く、ミヨシはちょっとしたジェットコースター気分。そんな状態の中、波間に浮かぶ小さな影。もしかして手漕ぎボート?まさかこんな沖まで来ないでしょ?しかもこの波とウネリで・・・?と思いながら近づいて行くと手漕ぎボート。かなり無茶な事をやってますな。万が一の事態が起きたら、周りがどういうことになるのか?良く考えて行動しましょう。迷惑・心配を掛けまくり、最悪の場合、悲しい思いをする人がたくさん出ることを忘れずに。おいらは去年のデコ割りでもう懲りました(爆)



楽しい経験が待ってるよ!

 結局、鳥山は見当たらず、船も進路を岸向きに変える。ありゃ。カサゴに戻るのかな?と思って諦めかけていると、どうやら魚探で沈んでいる群れを探している様子。やがて、船のエンジン音が小さくなって・・・『20〜30くらいに反応があるよ。やってみて。』と船長。早速ジグを落とす。カウントダウンをしていると、30mも下りていないと思うところでラインが止まる。すかさずベールを戻してロッドを煽ると”ズン”と重い。そして走り出す。ドラグが緩めだったようで走る走る。巻きながら出される状態を何度か繰り返して上がってきたのはサバ。25cm位。このサイズでも、引きは最高(^^)と喜んでいたが・・・。
 その後も、『40〜50mに反応があるよ』『底まで70。そのちょっと上に反応があるよ』などと、群れを見つけてはタナを指示してくれる船長。ちょっとしたディープジギングをしている気分。しかも、ダブル、トリプルでヒットしたりもして。
 一度、おいら、野地さん、はるかちゃんの3人でトリプルヒットしたもののお祭り状態になった。おいらが走らせ過ぎたのかな?とにかく、最初に上がってきたのがおいらのサバだったのでまず確保。で、お祭り開放。次に、野地さん・・・のはムギイカがついてる!途中からちゃっかりイカ狙いでジグをしゃくってるなんて!でも、はるかちゃんとお祭りのまま。このお父さん、娘の獲物よりも自分のイカを大事にしました(爆) ま、とにかくイカも確保。その間にはるかちゃんのサバも上がってきたのでおいらが網ですくう・・・つもりが網にジグが掛かってサバはサヨウナラ、のお約束(--; あぁぁぁぁぁ!!ごめんよぉぉぉぉぉおおお!!と叫んでも後の祭り。その後、はるかちゃんに沈黙の時間が・・・。あぁ・・・おいらってなんて酷いことをしたんだろう(鬱) 本当にごめんね。
 しかし釣れるサバのサイズがでかい。あ、おいら基準ですからね、サイズに関しては(^^; 最大は40cmオーバーのマサバ。それ以外も40cm弱のゴマサバで最初に釣ったのだけが少し小ぶり。最初のサバの引きで喜んでいたおいらが大喜びしたことは言うまでもない。予約のときに、バスロッド一本で問題ないですよね?などとお馬鹿な確認をしていなければ今ごろバスロッドでヒーコラしながら釣っているか、諦めて釣れるのを見ているだけだったか・・・。あぁ。確認してよかった(^^;;;

 結局、おいらは7本の大サバをゲット。皆も同じくらい釣っているはず。結構疲れたところでカサゴに戻ろうということに。よっしゃぁ。最後に大カサゴ釣るぞぉ!と気合を入れ直す。
 が、おいらに大カサゴが微笑むことはなく、おいらにサバを逃がされたはるかちゃんにだけ大カサゴが微笑んでくれました。でかかったなぁ・・・。おいらは、リリースサイズを追加したのみで終了。魚信はたまに出るんだけど、上手く合わせられない。どうも魚信が出ると即アワセをするのが悪いかったらしい。『魚を釣ってやろうなんて偉そうな事を考えずに、魚にルアーを食べていただくって気持ちが大事だよ』というアドバイス、大事にします>船長。

 海の状態がますます悪くなってくるので、時間が少し早いけど終了。でも、お土産も十分確保できたし、満足満足。オフショア経験は少ないけど、とりあえずハズレは一度もなし。それもきっと確実に釣れる場所へ連れて行ってくれるまるせ丸船長のおかげです。ありがとうございます。そして、相も変わらず下手なおいらに呆れずにお付き合いくださる野地さん、いつもありがとうございます。
 ちょいと遠出する時の交通費やらなにやらのトータルコストを考えたら、近くからオフショアへ出るのとコスト的には変わらないような気がする。混んでいるショアよりも広々とした海の上で思いっきり釣りができるのも嬉しいし、お土産の確率もグンとアップ間違いなし。未経験の人は是非ともオフショアへ出てみませんか?新しい発見もあるし、楽しい経験も待ってるはずですよ。