2003.12.07 追浜のメバル

Report by Fumio Noji

ド干潮の時間帯

 久々に追浜のメバルをチェックに行ってみた。横浜方面へ出かけたついでに、いつものポイントを目指して車を走らせた。夜の8時くらいに現地到着で、ド干潮の時間帯。大潮だから潮位がかなり下がっていて、足場から水面までは、3mほどの高さがある。とりあえず車に積んであった一番長いライトロッドをセットして、ラインの先にはシーフォックスを結んだ。まずは車の横からキャストを開始。しかし横から吹き付ける強烈な風で、まともにルアーが飛んでいかない。たまにそこそこの飛距離が出せたとしても、リーリング中の横風でラインがあおられ、ルアーも水面まで浮き上がってきてしまう。とてもまともに釣りができる状態じゃない。

 早々にこの位置を諦めて、一気に一番奥のポイントへと移動した。ここも常夜灯で照らされているので、その周辺がなかなかの実績を持っている。ところが外海側からのウネリが直接入り込んでいて、岸壁にザバンザバンと飛沫が上がっていた。しばらくキャストを繰り返してみたけれど、まったく反応がない。ボクがパールホワイト、harukaは赤金のシーフォックスだけど、さすがにこれくらい海が悪いと、足場の高い場所では釣りにくい。しばらく我慢してキャストしていると、足元の影との境の辺りで「クンッ」と生命反応がきた。しかしフッキングする気配はなく、変に引っ張っていく。次のキャストで同じ場所にルアーが来たとき、よ〜く見ていると前後に動きながら近づくモノが見えた。どうやらヒイカがルアーを追ってきたようだ。ちょっとからかってみたけれど、やっぱりフッキングしなかった。


マイクロシャッドで再チャレンジ

 ようやく海のウネリが落ち着いてきたと思ったら、今度はこの位置でも横風が吹き荒れてきた。仕方なく最初のポイントへ戻ってみた。今までの場所が横風になったのだから、最初の場所は背中からの風で避けることができているはず。ところがその場所へ行ってみると、やっぱり横風が強く吹いていた。結局は湾内の様々な建造物に風がぶつかり、どこへ行っても釣りづらい状況であるようだ。この状況ではとても釣りにならないので、手持ちのルアーボックスをチェックしてみた。そしてロングビルのシャッドを入れてあったことに気が付いた。選んだのはハードコアSH-50SPだ。ブラックバス用のマイクロシャッドなんだけど、ソルトで使うために赤金に塗りなおしたスペシャルバージョンだ。

 早速ルアーを結びなおしてキャストすると、ちょっと重い分だけ安心して飛んでいく。着水と同時に数回だけ一気にハンドルを回した。ノーズダイブして潜行させてから、スローリーリングと小さめのトゥイッチングで再チャレンジだ。すると「コンッ!」と小さなアタリで、向こうアワセで小さなメバルが掛かってきた。それまでは表層で反応なかったけど、深く潜らせただけでメバルの反応が出始めた。すぐにリリースして再びキャストすると、やはりもぐらせた直後のリーリングでアタリがきた。軽くアワセて抜き上げると、ちょっとだけサイズアップ。更に続けてキャストすると、またアタリがきてヒットした。


やっぱりミノーは楽しいな!


 harukaのルアーをすぐさまハードコアSH-50SPの金赤にチェンジしてやったところ、すぐにメバルがヒット。どうやらレンジがメバルの捕食域にバッチリとはまったみたいだ。しばらくこんな調子で入れ食いを堪能した。いつもなら反応がなかったらやめちゃうんだけど、何となくルアーチェンジをしただけでレンジ攻略することができた。たかがメバル、されどメバルといったところであろうか。ちなみにここでワームを使うと10cm以下のオチビちゃんだらけになるので、いつもあえてミノーを使って狙っている。今回もジグヘッドリグなどで沈めればそれなりの反応があったのだろうけど、やっぱりミノーで考えてヒットさせられると面白いや。今度は反応のあったヒイカでも、専門に狙ってみようかなぁ〜。