2004.02.16 なかなかうまくいかないねぇ〜

Report by Fumio Noji

暖かくなってからのノンビリ釣行

 久々にオフショアで遊んでみた。最後に船に乗ったのが12月のカワハギだから、ちょっとばかり間が開き過ぎちゃったな。ということで、リハビリを兼ねてまるせ丸のホウボウに行ってきました。結果から先に言うと、とんでもなく久々の大ハズレ。先日のツ抜け話しを聞いていたので、少しは反応があるとは思っていたんだけどね。でも実際にはカワハギよりも釣れない日になっちゃって、久々に真剣モードで探ってみた。

 今回はお昼頃からの出船で、暖かくなってからのノンビリ釣行だ。風は北が弱く吹いているけれど、これなら海が荒れることはない。タックルはバスロッドにPE5ポンド。リーダーはフロロの3号だ。ルアーはアイルメタルCS28gのホログラムイワシをセットした。11時頃に福浦港を出港した。目指すは伊豆山の方向だ。港を出てすぐに、近くの浅場でファーストキャスト。しかし反応はない。先日は目の前を通過した時にだけ反応するような感じだったらしいけど、あまりにも反応がないのでリフト&フォールの誘いに切り替えてみた。しかしアタリらしきものは無い。


ポッチャン!

 すぐに見切りをつけて、次のポイントへ移動。するとすぐにリフトしたジグをフォールするときに、ホウボウ独特の「ココンッ!」というアタリがきた。そのままフッキングさせてリーリング開始。水面下には羽根を大きく広げたホウボウが、「ゆらぁ〜っ」と上がってきた。すると横で千春船長の「どうせ抜き上げるときに落っことすんだよ」というひと言が。そしてスッと抜き上げると、そのホウボウは海の中へ「ポッチャン!」と帰っていった。なんてこったい!

 再びキャストして、リフト&フォールを繰り返す。すぐにヒット。「グリングリン」という引き込みで、明らかに首を振っているのが分かる。ホウボウを釣ったことのある人だったら、もう本命じゃないのは分かるよね。そう、上に上がってきた魚には羽根が無く、大きくて鋭い歯があった。上がってきたのは、30cm以上は確実にあるエソだった。すぐにリリースして、再びリフト&フォール。そしてすぐにヒット。そして上がってきたのは、またもや30cmほどのエソ。あとが続かないので、船はどんどん伊豆山方面へと移動を繰り返す。


鋭くショートストロークで誘う


 しかしルアーチェンジや誘い方を切り替えていっても、その後はまったくアタリがない。この頃から誘い方を、ボトムで徹底的に鋭くシェイクして、その場で居食いさせるつもりでアクションを続けてみた。だいぶ時間が経ってから、久々に押さえ込むようなアタリがきた。しかしリーリングを開始すると、すぐに外れてしまった。とにかく居食い状態でフッキングさせるのは、掛かりが浅くなりがちで難しい。しかしここまでの状況で、ちょっと浅い位置の方が反応がいいような気がしてきた。このシェイクによる釣り方でタイミングを取り、今度のアタリでは確実にフッキングの手応えが返ってきた。やっとヒットしたと思ったのだけど、上がってきたのは20cmほどのカワハギだ。カワハギを専門に狙っているなら嬉しいけど、ホウボウがこないでカワハギがヒットしてくるなんて・・・。

 しかしあまり移動させずに探るシェイク、しかも鋭くショートストロークで誘うのが反応の良いことを感じ取れてきた。同じように誘い続けると、今度はすぐにヒットしてきた。そして無事にホウボウをキャッチすることができた。従来このような誘い方をしていると、ジグを咥えて引きずっていくようなアタリがくるんだけど、まったくアタリを感じ取れないほどの状態だ。誘った後の次のアクションで引き込まれて、慌ててフッキングさせるようなパターンに陥っている。手を抜いたつもりはないけれど、とんでもなくシビアな状況であることに間違いない。その後はまったく反応がなく、夕方を迎えて帰港となった。ホウボウでこんなに苦労するなんて、いったいどうなっているんだろう?!