のんびり起きて・・・
ちょっと時間が空いたので、暮れにストレスを溜めたままだった管理釣り場へフラッと出かけてみた。朝はのんびり起きて、目的の鹿留に到着したのは11:30頃。駐車場には車がちらほら、アングラーの姿もまばらだった。今までは休日しかきたことなかったけど、平日がこんなにガラガラなんだったら、今度から平日釣行にしようと思っちゃったなぁ〜。湖には10人ほど、川には1つの場所に1人しかいないんだよね。しかも空いてる場所がた〜くさんあった。昼からだったから放流には出会えなかったけど(放流しなかったのかな?)、これなら平日にストレスを感じないで楽しむのが正解だね。テレビでガラガラの中で釣っているのを見かけるけど、実際の釣果も平日ならではのモノだったしね。やっぱり大混雑の休日に比べると、テクニックの展開もまったく異なる。そのうち大混雑での、他のアングラーより多く釣るテクニックでもやってもらいたいと思ったよ。
さ〜て、まずは入漁券の購入に行ったんだけど、受付のおね〜さんから「あと10分ほどお待ちいただければ、午後からの安い入漁券になりますよ」と教えられて、すかさず「待ちます!」と返事をした。知らないうちに12時から17時っていう半日の入漁券ができていたんだね。朝と同じで、15分前から販売してくれる。そういえば面白いものを教えてもらった。カウンターにおいてあったキーホルダーなんだけど、「これってすごく人気があるんですよぉ〜。1,000円なんですけどねぇ〜。でもハンドルまで回るんですよ(^^)」と言われた。見るとキーホルダーなんだけど、立派にスピニングリールの形をしている。しかもちゃんとハンドルが回転する。「これでちゃんと使えたら、ボールペンにグラスの穂先を差し込んでガイド付けて、その辺で釣りに使うんだけどなぁ〜」などと会話を交わしながらクラブハウスを後にした。
エリアスプーンのシルバー
今回は川の上流側から釣ろうと思っていたので、車でそのまま上側の駐車場へ移動。この時点で外気温は8℃もあった。冬でも昼間の釣りだけだと、これくらいの気温で楽しめるんだね。防寒着は不要のまま、タックルを準備して川に降りた。最初に選んだルアーはスプーン。比較的水深の浅い場所で、瀬尻に群れが集まっている場所を選んでみた。流芯は釣りにくそうだったので、ちょっと緩やかな場所に魚が集まっていて、ちょうど手ごろな感じ。エリアスプーンの2g金オレンジを結び、軽くアンダーキャストで群れの上流を狙う。何回かキャストすると、群れの中の1尾が反転してヒットした。あっさりと1尾をキャッチした。しかし後が続かず、まったく反応してくれない。
すぐにこのカラーに見切りを付けて、様々なカラーローテーションを開始した。しかしどれも思ったような反応をしてくれない。そこでまさかとは思ったけど、極端に澄んでいるのでシルバーを選んでみた。すると反応が急に良くなって、ポツポツとニジマスがヒットしてくる。飽きない程度にヒットしてくるので、ここで2時間近く遊んでしまった。サイズも去年の暮れに来た時と比べて大型が多く、しかもヒレのピ〜ンとしたキレイな個体が目立ってヒットしてきた。さすがに昼からの釣りだったので、陽射しは木の陰に隠れて風が冷たくなってきた。そこで下流側の陽射しがあたっている場所へと移動することにした。
ミノーイングでイワナとヤマメが連発!
次に選んだポイントは、川の下流側のエリアだ。ここは川幅が狭く、水量もなかり少ない。しかしやっぱり右岸は日陰になっていた。とりあえずそこでキャストしてみたけれど、泳いでいるニジマスはまったくの無視。ちょっと寒いので、対岸の陽射しがあたっている方から試してみることにする。すると面白いことに、まったく同じ場所に対岸からキャストしているだけなのに、あっさりと小型のニジマスがヒットしてきた。立て続けに3尾だ。でもあまりにも小型なので、ここも早々に見切りをつけた。とにかく陽射しを木立ちで遮られるだけで、ちょっと風が吹くと冷たく感じるんだよねぇ。お昼頃が暖かかっただけに、ちょっと風が冷たくなると移動したくなる(^^;
次に向かったのは湖だ。湖にはイワナやヤマメが多く放流されているから、ニジマスの多くなるスプーンを外して、ミノーにルアーをチェンジした。赤金のロングビルタイプで、いわゆるグリグリメソッドで探ってみることにする。最初は日向と日陰の反応の違いが判断できなかったので、ちょうど境界になっている場所でキャストしてみた。しかし反応はまったくなし・・・、というか反射で偏光グラスをかけていても水中が見えない。そこでちょっと寒いのを我慢して、日陰のエリアでキャストしてみた。すると一瞬のポーズをさせたタイミングを狙って、いくつもの魚が浮上してルアーにチェイスしてくる。その中の1尾がヒットした。ネットですくい上げると、まずまずのサイズのニジマスだった。ここではあんまりニジマスを釣る気じゃなかったんだけどなぁ〜(^^;
そこで次のキャストでは、レンジを少しだけ高めてみることにした。アクションもリールでやるのではなく、ロッドで軽くジャークさせて、ポーズのタイミングを合わせやすくしてみた。すると一定の間隔をあけて追ってくる魚が足元でヒットした。これがようやく本命のイワナだった。サイズは40cmほどある。更にキャストを繰り返すと、ニジマス、イワナ、ヤマメがコンスタントにヒットしてくる。特に遠い場所ではイワナ、足元ではヤマメ、ちょっと潜らせすぎちゃうとニジマスといった具合に、狙い方によって魚種を釣り分けられる。しばらくはこんな感じで、イワナとヤマメを中心に楽しませてもらった。
やっぱり平日釣行に限る!
そのうち反応が悪くなったので、今度は陽射しのあたっている場所を探ってみることにした。ちょっと水深のある場所で何にも見えなくても、ジャークを繰り返しているとどこからともなく群れが浮上してくる。どうやらミノーとジャーク&ポーズの釣り方がツボにはまったようだ。反応が薄くなってきても、ジャークの速度とポーズのタイミングを変化させることで、刻一刻と変化するトラウトたちの反応に対応できる。「あ〜。平日って何でこんなに魚の反応がいいんだろ〜(^^)」こう思ったことは言うまでもないよね。しかしこんなにも魚の反応がいいと、本当に嬉しくなってきちゃう。釣り方の説明をしていると、それであっさりとヒットしちゃうくらいなんだもん。周囲ではスプーンを使っている人はニジマスの小型がたまにヒットするくらい。フライをやっている人も同じような感じかな。明らかにミノーのこの釣り方には、魚の反応が極端に良かったのが印象的だった。
陽射しがだいぶ傾いてきたので、最後にもう一度だけ川の上流を探ってみることにする。川面はさすがに薄暗い感じがしたけど、あえてシルバーのエリアスプーンで狙ってみた。普通に考えたら光量が不足しているからゴールドかなとも思ったんだけど、比較してみるとシルバーの方が反応は良かった。そのままシルバーで釣り続け、数尾のニジマスを追加して終了した。相変わらず上流でのニジマスは、サイズがなかなかのものだった。ちょっと場所を休ませておくだけで反応するようになるんだから、やっぱり休日のプレッシャーとは比べ物にならないんだろうね。これからは平日に管理釣り場釣行をしようと、心に誓った日なのでした(^^)