2004.03.21 まだまだ楽しめるワカサギ

Report by Fumio Noji

ガアコのお出迎え

 久しぶりに夕マヅメの時間が取れたので、丹沢湖のワカサギを楽しみに行ってみた。前回がだいぶ産卵後の個体が多かったから気にはなっていたけれど、結果を見てみればいらぬ心配だった。harukaと2人で、夕マヅメの釣果は150尾ほど。これくらいのペースで釣れてくれると、十分に晩御飯のおかずになってくれる。しかもかなり産卵前の個体が多かったから、まだしばらくは楽しめそうだ。場所はいつもの所だけど、水位がだいぶ下がっていた。到着してみると、今シーズンの釣り始めた頃に比べて、1m弱は水面が低くなっていた。

 現地に到着すると、いつものように鳥さんのお出迎え。「ガアコ」と呼ばれている。人懐っこくて、近くに寄って記念撮影しても大丈夫。でも気をつけないと、あちらこちらにベチャベチャと落ちているから注意も必要だ。時には道路の真ん中で立ち止まってみたり、釣っている横で邪魔をしてみたり・・・。まあ釣りにはあんまり影響ないから、遊びながら釣りをするのも楽しいんだよね。いつも2羽で仲良くうろうろしている。


待望のワカサギ

 さ〜て、準備ができたのでいつもの場所へ・・・。仕掛けを水中へ沈めてみると、やっぱりかなり浅くなっている。いつもの場所に沈めた仕掛けを持ち上げてみると、そのまま水面から出てしまうほど。およそ1mくらいだろうか。念のため探ってみたけれど、まったくアタリがなかった。そこでいつもよりはちょっと深い場所を探ってみることにした。するとそこに群れが集まっていたのか、仕掛けを降ろすと同時に小さなアタリが出始めるようになった。リールを巻いてみると、待望のワカサギがぶら下がっていた。

 しばらくそこで楽しんでいると、「ピタッ」と反応がなくなってしまった。いつもよりは長くアタリが続いたんだけど、こうなってくると次の群れを探り当てるのが大変なんだ。でも浅い場所が良くなさそうだったから、次は橋の反対側へ移動してみた。するとこれが大当たりで、やはり仕掛けを降ろすと同時にアタリが出始めた。最初ほどではないけれど、ポツポツと釣れ続いてくれる。ところが今度はアタリが出るものの、思ったようにハリに掛かってくれない。いくつかのパターンを模索しているうちに、またアタリが出なくなってしまった。


枝バリを1本追加で・・・

 再び移動と誘いを繰り返しながら、どんどん移動を始めてみた。探り歩きながら、どんどん拾い釣りをしていく方法に切り替えてみた。アタリがあったらしばらくそこで狙い、ちょっとでも反応が渋くなったら、アタリが完全になくなる前の移動を意識してみた。これが正解だったようで、回遊しているワカサギの群れを追いかけるように探れたようだ。順調にポツポツと数を伸ばし、いつもよりはいいペースで釣っていけたようだ。

 さて、いつもボクが使っている仕掛けだけど、オーナーの「ワカサギ・カラバリ仕掛け」を好んでいる。針が2.5号で、10本のカラバリ仕様だ。昔は山川仕掛けっていうのがあったけれど、これの後継モデルみたいなやつじゃないかな。この湖に限らず、底を釣るワカサギ釣り場の場合には、このままの状態だと釣果はいまいちだ。そこで一番下のオモリの部分に、枝バリを1本追加で取り付けている。このハリがあるとないとでは、釣果に大きく影響しちゃうんだよね。昔の仕掛けにはかなり付いているのがあったけど、残念ながらこの仕掛けにはないんだよね。それで赤ムシバリの2号を、追加で取り付けているってわけ。一番したのハリにワカサギが集中して釣れる場所では、皆さんも下ハリを追加して試してみてね。