2004.10.22〜24
 ぱわぁの【恒例!超短期独身復帰】伊豆釣りまくり(?)日記

Report by ぱわぁほ〜る

プロローグ

 『実家に帰らせていただきます』と言って嫁は子供を連れて出て行った・・・訳ではなく、恒例の短期里帰り。しかも、台風のおかげで予定の飛行機は欠航、振替便に乗って遊覧飛行(羽田逆戻り)。翌日の便に振り替えたらそれが機材のやり繰りで欠航(--# 振替の振替の振替の便でやっと何とか無事実家へと飛び立って行った。やれやれ。
 さぁ、一週間、釣りまくるぞぉ!


10月22日

 平日は結局釣りに行けず(;_;)いよいよ待ちに待った週末だ!でも、疲れが抜けてないのよね・・・このまま出発したら、絶対きついなぁ・・・。ちょっとだけ仮眠してそれから出発しよう。そうしよう。


10月23日

 ・・・あれ?軽く仮眠するはずが・・・ぐっすり寝ちまったぢゃん!(>_<)ま、疲れが溜まっていたという事で(^^; さて、出発だぁ!
 当初の予定では夜中の東伊豆海岸線を抜けて南伊豆から始めるつもりだったけど、予定変更で高速を使って修善寺を抜けて・・・の西伊豆へのいつものルート。あ、旧道は先の台風で閉鎖されているようです。で、道なりに突き当たったところで早速ポイントへ。

 まずは漁港のスロープをチェック。ルアーはハンドメイドリップレスの5cmイワシカラー。今までこいつでたくさんのメッキを釣ってきたいわばパイロットルアー。でも、反応なし。ロープ周りもチェックしたがこれまた反応なし。ありゃりゃ。
 んぢゃ、次ってんですぐ近くのサーフへ。河口横の堤防にはカップルがいるのでその隣の堤防からサーフへ向けてくまなく探るも全く反応なし。ぐは!

 さらに移動して観光船乗り場のある堤防へ。ここは人気ポイントで釣れている時は入る余地がないんだけど・・・あまり人がいない。で、様子を見ていると、地元のおっちゃんがジグを投げている。その横では餌釣り師がソウダをあげている。でも、ジグでは釣れない・・・。

 コマセに付いたソウダは手ごわいんだよね。で、そんなソウダを釣るよりもイカは・・・?と見回すとしゃくってる人発見!早速話し掛けると全然駄目とのこと。足元に墨跡は沢山あるんだけど、ちょっと古めのものばかり。むむ・・・。釣れてないもんだから、いろいろと話が弾んでいろいろな情報まで教えてもらえちゃった。ラッキー。西伊豆の地元の人っていい人が多いよなぁ・・・。

 さて、メッキはというと・・・全然反応なし。車に戻りながら堤防付け根の岸壁でキャストするとチェイスしてくる影が!来た!メッキだ!!と喜んだもののルアーのて前でターンしていったとさ。とほほ。その後、そこでは反応なし。はぐれロウニンだったのかな?

 さらに南下して、お気に入りのメッキポイントへと移動・・・する前にちょっと気になる小さな漁港。ここ、入り口が判り辛いのかいつ来ても人が少ない・・・はずなんだけど、今日は先客あり。といっても2人のエギアングラー。おいらはメッキ狙いで港内を探り、港外のゴロタを探り・・・反応なし。いや、反応はあった。10cmにも満たないアオリの赤ちゃんがわらわらと寄って来る。中には触手を伸ばしてくる奴もいる始末。やれやれ。

 で、ターゲットを変更してアオリ狙いに。これだけ子供がいるならお兄ちゃんくらいいるでそ?と根拠も糞もない論理。で、堤防の角から外側にキャスト。シャクリ、トゥイッチ、ずる引き・・・どれでも反応なし。ありゃりゃ。

 港の中を覗いてみると、スロープの横に赤ちゃんよりはちょっと大きなサイズがいた。で、幼児虐待タックルに持ち替え、そのアオリを狙ってみる。ロッドはバスロッドの6フィート。ラインは5ポンドPEにリーダーで3号のフロロカーボン。エギはピンクでサイズは2号。もともとヒイカを釣ってみたくて買っておいたもの。しかも、近所の大型店舗画の閉店セールで買った180円の叩き売り品。まともに動くのかな?と思ったら、トゥイッチするといっちょ前にダートするし、沈む姿勢もちゃんと安定してるし(^^;こりゃお買い得だったかな?これで釣れれば何も言う事ないんだけどね・・・って、釣れちゃった(^^;

 牡丹餅サイズがエギの後をわらわらと付いて来る中、少し大きめのコロッケサイズ?が寄って来て、トゥイッチのあとのカーブフォールにガシッとしがみついてきた(^^) 見えると楽しいね。でも、足元で乗ったので引きを楽しむまもなく上がっちゃった(^^; 胴長で10cmくらいだけど、本日の獲物第一号。キープするには小さいので感謝してリリース。

 この後も、赤ちゃんは寄ってくるんだけどその上のサイズが来ないので場所を移動。港内の見えイカに熱くなっているうちに時間はもう夕方近く。おそらくメッキは次のポイントで時間切れになるだろうと思い、お気に入りの大きなサーフ横の小さな漁港へ。暗くなったらすぐ横に温泉もあるし、いつも夕方はここだよなぁ・・・。

 車を駐車場に停め、タックルの準備をして港へ向かう。と、横に見たことのある車が停まってる。あれ?と思いながら港に向かうと、おいらの狙うピンポイントでキャストしている親子連れ。どう考えても、あそこに入るのは一人しかいない。で、近づいてみるとやっぱり。野地さんだぁ!
 『こんちわー。ご無沙汰してまーす。』とご挨拶。『ここにくると思ってたよ。』と野地さん。もともと、おいらがこの日に伊豆に行くのは連絡済だったんだけど、合流できるかどうか判らないとのことだったのだけど、取材釣行をしながらおいらのことを気にかけてくれていたらしい。で、夕方になればきっとおいらはここに来るだろうと思っていたそうな(^^; なんか、どっかの娘さんは『また転んで怪我してないよねぇ?』と心配してくれていたとか(--;

 で、『群れを止めておいてあげたから早く釣りな』と、もう涙もののお言葉。ごっちゃんし!早速!!と横に入ってキャスト開始!すぐにメッキがゴン!!と・・・あれ?ゴン!!と・・・来ないよ?あれ・・・?
 あれ・・・?と頭の中が疑問符でいっぱいになる中、野地さんとHarukaちゃんはメッキとセイゴとをいいペースで釣り上げる。おいらのラインの先にはハンドメイドリップレスの5cmブルーが結んである。野地さんたちのルアーを見ると赤金のミノーが。聞けば、濁りもあるので赤金の方が断然いいとのこと。で、おいらも赤金に替える。ルアーはさっきと同じハンドメイドリップレス5cm。

 カラーを替えたから、これで反応があるよね・・・。あるよね・・・?何でないの?(;_;)
 おいらのハンドメイドリップレスは水面直下をトレースするタイプ。なので、ちょっと足場の高い堤防の上からミノーを引くと最後には水面に浮き上がっちゃう。野地さん達のはしっかりと足元でも潜っている。LT?ではなくストゥープだった。残念ながら同じルアーは持っていない。結局、手持ちのミノーを手を変え品を変えしてみたけど、おいらのロッドに幸せな感触は伝わってこないままゲームセット。

 野地さん曰く、『ロッドの差だよ』だってさ。そりゃ、おいらは安物ロッドを使ってるけどさ(;_;) で、例のロッドを振らせてもらいましたさ。いいっすねぇ〜。買えないけど(駄
 で、この後の予定なんかを話しながら港を離れようとした時に、野地さんの奥様の携帯が鳴った。地震!しかも震度5?6?マジですか??おいらがのほほんと釣りをしている時に、中越地方の大地震が発生!被災者の方々には心からお見舞い申し上げます。そんな方々がいる裏で、おいらは薄情にも釣りを続けました。すいません。

 なんと!野地さんに夕食をちゃっかりとご馳走になり(ご馳走様でした)その後はまた単独行動。南伊豆方面へ向けて移動。松崎の様子を見て、さらに南下して24時間無料の露天風呂がある港へ。ありゃ?港の入り口はチェーンが張られて車が入れないや。以前来たときは、海水浴シーズン意外は開いてたのにな。

 入り口付近の駐車スペースに車を停めて、とりあえず港の中の様子を見る。明かりの下には、お約束のようにネンブツ君の群れ。それよりも小さなベイトの群れもいる。とりあえず、ネジワームで探りを入れるとすぐに魚信。上がってきたのはネンブツ君ではなくミナミハタンポ。久し振り。君の顔を見るとなぜか癒されるよね。フレンチブルドッグやパグを連想してしまうのはおいらだけだろうか?とにかく、釣れてくれてありがとう。感謝を込めてリリース。その後、お約束のネンブツ君とハタンポが適当に釣れ続くも、それ以外の反応はなし。

 場所を変え、港横のサーフで駄目元で夜メッキを試すもこちらも反応なし。諦めて・・・温泉だぁ!!いつでも入れる露天風呂があるなんて嬉しいね。でも、暗かったら怖いよね・・・と様子を見ると、何とちゃんと灯りまで点いてる。ありがたい。冷え切った体に、とっても幸せなひととき・・・♪

10月23日深夜

 さて、体も温まり、幸せな気分になったところで移動開始。別れ際に野地さんに教えてもらったポイントを目指す・・・も、途中の港の看板が目に入り、寄り道。国道から逸れて道を下りまくって辿り着いた港の中央に常夜灯があり、その下でネジワームをキャストすると、ワンキャストワンヒット状態でハタンポが釣れた。けど、後で聞いたらここも夜釣り禁止だとか(^^;

 人間、贅沢なもんで釣れすぎるとそれはそれで面白くない。ので、移動。本来の目的地を目指す・・・が、また途中の港の看板が目に入り、寄り道(^^; これも国道から逸れて細い入りくねった道を辿って行くと・・・スロープ横に常夜灯。ハタンポではなく、メバちゃんがそろそろ出てくれないかな?と思いながらキャストすると、ここでもすぐにハタンポが釣れた。そのすぐ後に、またも魚信。上げるとハタンポよりも細身のシルエット。ありゃ、ネンブツ君?と思ったら、銀ピカちゃん。マアジ。20cmまでは行かないけど、キープキープ♪

 バケツに水を入れてるところで、スロープでなにやらやっているおっちゃんが話し掛けてきた。なんでも、ボートアオリをやるらしい。準備をしてるところで、おいらが来て立て続けに魚を釣ったもんだから、いったい何者?ってな感じらしい。ちょっとだけ優越感(馬鹿)しかもルアーで釣ってたことでさらにビックリって、あんたもエギングするんでしょーが(^^;

 話をしながら、アジやハタンポを追加してると、ひときわ明確な魚信が!合わせると今までよりも強い引き。こりゃ何ぢゃ?メバル?と思いながら上げると・・・ありゃ?メバルともちと違う・・・。チカメキントキ??あとで確認したら、キントキダイの幼魚だった。ほぇぇ。こんなの、ルアーで釣れるんだぁ?と、携帯のカメラとおもちゃデジカメで写真を撮る。おもちゃデジカメは流石おもちゃ。家に帰るとデータが消えていた(;_;)

 そのまま、おっちゃんはボートの準備。おいらは釣りを継続・・・で、ハタンポとネンブツ君の合間にぽつぽつとアジを追加して8匹に。お土産は十分に確保したし、風が出てきてせっかく温まった体が冷えてきたので移動。あ、キントキダイはその後2匹釣れたよ。最後の一匹は、タイミングよく来たおっちゃんが水槽で買いたいというのでプレゼント。
 やっと、本来の目的地へ。風が強くてちと厳しいかな。諦め(;_;)

 キープしたアジのために氷を確保すべく南伊豆町の青野川河口付近のコンビにまで寄り道。てか、遠回り(^^; ついでにおいらの餌も確保。冷え切った体に、カップラーメンは最高のご馳走だね♪

 で、野地さんもうひとつのお勧めポイントへ。ここは、さらに風が強くギブアップ。気がつきゃ、時間は丑三つ時をとっくに越えている。ここで、駐車スペースで一眠りすることに。明るくなりゃ、目が覚めるでしょ?

10月24日

 明るくなってもそのまま寝続け、目が覚めたときには朝マヅメというにはちと遅い時間に(駄
 一度車から降り、体の節々を伸ばして目覚めさせる。で、移動開始。風はそれなりに強い。昨年から、アオリ狙いでまだ結果を出していないポイントへ。時間的に人もいるだろうなぁ・・・と思いながらいってみると誰もいない。ありゃ。港の中から外まで探るも全く反応なし。この横のサーフではメッキも出るので、そちらにシフトして探るもこの日は全く反応なし。

 諦めて下田市内まで入り、野地さんお勧めポイントその3へ。なんでも、前日ショゴが上がっていたとか?で、行ってみると風とうねりで外側の堤防は危険な状態。内側のスロープ横の小堤防から12gのメタルジグをキャストしまくり、底を取ってジャークしまくったり、水面をはねる程度に早巻きしたり・・・と上から下まで探ったものの反応なし。濁りも無茶苦茶入っていた。こりゃ、今日一日厳しいかも?

 ここも諦め、南伊豆町に戻り、綺麗な砂浜の横の某河口へ。ここ、おいらにとっては初メッキのポイントなんだよね。サーフが見えた途端唖然。波足が無茶苦茶長い。これぢゃ、厳しいなぁ・・・。堤防を見ると、波が洗うような状態。ちと危険かな?ということで川の中のポイントを探ることに。結局、ここも反応なしで移動。そうそう。大勢の地元の方々が台風のせいで打ち上げられたごみや道路に巻き上げられた砂を掃除していた。こういう地元の方々の努力があって、綺麗な海岸は守られているんだなと実感。おいら達の遊び場は、こうして守られてるんだから、それを壊すようなことをしないように気をつけましょう。

 で、ここで戦略を練り直す。南伊豆近辺は風とうねりがちと厳しい。夕方は前日のリベンジのために場所は決まってるが、そこへ南から釣りあがるより、一度土肥まで戻って釣り下った方がいいかも?時間的に、土肥まで行くと昼頃になるし。いつもあの辺を走ると目に付く『究極のそば』の看板も気になる(笑)ので、昼をそこで取り、そこから釣り下ろう。いやぁ。『究極のそば』あの辺を走った事のある人なら、きっと見た事のある気になる看板。何が『究極』なのか?普通に考えれば味なんだろうけど・・・。『究極に美味い』とは一言も書いていない(笑)。もしかしたら究極に贅沢な材料を使ってて高いとか、それとも究極にまずいとか・・・(爆)。で、結果は・・・美味かったっす。普通に(^^;

 さて、その蕎麦屋に行く前に、昨夜の温泉漁港とその手前の足湯のあるサーフを順番にチェック。結果は、メッキちゃんの反応は全くなし。サーフパターンは時期的にもう厳しいかな?そこから一気に北上して蕎麦屋へ行き、その後、前日にコロッケを釣った港【へ二匹目の泥鰌ならぬアオリ狙い(^^;

 まずは港の外側を、まともなサイズのアオリ狙いでチェック。やっぱり反応なし(;_;)
 とっとと幼児虐待タックルに持ち替えて(^^; 港の中の見えイカを探す・・・が前日のようにあちこちにいることはない。岸壁伝いに探していくと、ロープ際に前日はいなかったキープサイズを発見!ロープを避けてキャストできる場所にそーっと移動・・・したつもりが見つかった?すーっと港の奥へ行ってしまった。急いでその方向にキャスト!着底を確認してシャクリまくってフォール。着底後、糸ふけを取ってしゃくるとガツン!!来たー!!6フィートのバスロッドがしっかりと弧を描き、ゆるめに設定したドラグがジージーと鳴き出す。断続的なジェット噴射を堪能しながら抜き上げたのは胴長15cmのグッド(テイスト)サイズ。すかさず、手持ちのナイフで〆めにかかったのは言うまでもない(^^;

 キープしたアオリをクーラーバッグに入れ、もう一度ポイントへ行こうとした所で、港の先端から来た軽に乗ったおばちゃんがおいらを呼び止める。『まさか、釣り禁止か?看板あったっけ?』とか考えていると、『イカ釣れた?港の中じゃ釣れないっしょ?』ときた(^^; ありゃりゃ。

 このおばちゃん、この港とその近所の港に4つの船を持っていて、渡船や乗合もやってるんだそうな。一通り、おばちゃんの講釈と営業トークが続く。結構、有意義な話も沢山あった。地元の漁師さんの感覚だと、こういう時ってこんな表現で言ってくるんだ・・・なんて。いやぁ。西伊豆で会う人って、いい人が多いんだよなぁ。特に地元の人たちは、余所者に対して排他的ではないのが素晴らしい。

 さて、おばちゃんとのスイートトークも終わり、さっきのポイント近辺をもう少し攻めてみる。すると、足元付近で前日と同じくらいのサイズを追加。一瞬、キープしようかとも思ったが、やっぱりリリース。今度来た時の楽しみに取っておくから、また来るんだぞ、と身勝手な優しさ。

 さて、そろそろ時間もいい具合。昨日のリベンジぢゃ!と移動開始。でも、その前に、前日、野地さんがカスミを見たというポイントへ。着いて唖然。ものすごい量のゴミが浮いている。それでも反応があれば・・・とキャストするも全く反応なし。とっとと諦め移動。

 あっという間に移動完了。いそいそとタックルを出し、港に向かうと、いかにもメッキを狙ってますという感じのアングラーが二人。でも、例のポイントは全く無視。ほっとする了見の狭い男ぱわぁ。暫くはポイント付近でキャストもせず先行者達の様子を観察。全く反応がない様子。ありゃ。

 ポイントの反対側も念のためチェック。ここは、いるときはワンキャストワンヒットで釣れたりもする場所。でも、結構みんな素通りする場所。残念ながら今日はお留守。で、また暫くボーっと様子見。
 先行者も全く反応が内容で諦めて撤収。よし!キャスト開始!!さぁ来い!さぁ来い!ゴゴン!と来い!!

 ・・・えーっと・・・全然来ませんなぁ・・・チェイスもないよ。ありゃ。ん?セイゴがチェイスしてきた?でもUターン(;_;) さらに続けるも、メッキの影は全く見えず。
 で、昨日良かった色を意識してのルアーセレクトからレンジを意識してのルアーセレクトへ。ルアーはアイルモードSRの青。ストゥープの前モデルだね。これをラインに結んでキャスト。足元までしっかりと攻めることができるようになった。辺りを見回すと、そろそろ暗くなってきた。タイムアップかな?と普通なら思う暗さ。でも、前日はこれよりも遅い時間でも出てるのを見てたわけで、なかなか諦めがつかない。

 キャストは続く。着水と同時に、グリグリと巻き始めた途端、待望の瞬間はやってきた。グン!と重みが加わると同時に右へ左へと走り始める。メッキの確信。来た来た!!待望の一匹にやり取りも慎重になる。メッキの引きを十分楽しんで抜き上げる。20cm程度のギンガメ君。干物用にキープ(^^;

 その後、同サイズがパタパタと2匹釣れた。群れが回ってきたみたい。でも、幸せはそれでおしまい。まぁ、全く釣れなかったわけでもないし、一応リベンジは果たしたかな?

 その後、すぐ近くの立ち寄り温泉で幸せを満喫。変える途中の港に寄り、夜の状況をチェック。ネンブツとハタンポに遊んでもらったあとエギをキャストしてみる。何投かしたあとに、底を引いているエギに重みを感じた。来た?と合わせると重みは感じるが引きがない。上げてみるとナマコだった(;_;)
 気を取り直してさらにエギをキャストしていたら・・・急に軽くなった。リーダーがスパッと切られていたのは太刀魚のせい?ここで時間も時間なので諦めて撤収。

 さて・・・修善寺を抜けて沼津方面へ・・・と思ったがやっぱり最後はあそこをチェックしないとね、ということで寄り道。ここもいつ行っても地元の人たちが沢山いる人気ポイント・・・なんだけど・・・少ないねぇ。いつもなら入ることができない角のポイントも入る余裕がある。魚がいないのかな?と見てみると、魚は沢山いる。直前の雨で撤収したかな?

 アジの姿も見えるし、小鯖も釣れてるというのでULタックルで狙う。・・・と、足元でベイトが何かに追われている。見ていると、なかなか良いサイズのカマスがベイトを追いまわしている。しかも足元で。
 こりゃ狙いを変更した方が面白いってことで、追われてるベイトの付近にルアーをキャスト。ルアーは得意のネジワーム。しかし、ゆっくり引いてきたのでは全く反応がない。いや、反応はあるんだけど、食うのではなく、ジーっと付いて来て見切っている様子。なので、ちょっと太目のネジワームのようなものに換え、トゥイッチングでアピールすると、一気に飛びついてきた。が、上手くフッキングしない。しかし、反応はものすごく、何度もアタックしてくる。何度かのアタックでやっとフッキング。やり取りを楽しんで抜き上げたところでポロリ。堤防でワンバウンドして海にお帰り(T^T)

 諦めずに続けると、すぐにフッキング・・・と思ったらそのままラインを切られた。4Lbs.ラインでは、カマスの歯にかかればあっさり切られちゃう。
 こりゃまずいってんで、ラインシステムを組んだバスタックルに持ち替える。相変わらず魚信はあるけど、ロッドの硬さが増したせいかバイトをはじくようになった。そうこうしているうちに、見切られ始めたのか反応が悪くなり場所変更。こちらでも反応はあるがあまり良いとはいえない状況。ここで、今日のヒーローアイルモードSRにチェンジ。トゥイッチを繰り返しキラキラさせてアピールをすると、これまた狂ったようにバイトしてくる。が、なかなか乗せられない。

 やっとの思いで一匹キャッチし、さらに続けるとまた乗った。が、堤防の際で擦れたのか、それとも歯にやられたのか・・・ジジ・・・という感触のあとにプツッとリーダーが切られた。3号のリーダーでも切られるときは切られるのね?もう2度とSRには会えないのね?(;_;)ありゃりゃ〜ん・・・(T^T)

 手持ちのミノーでは潜行深度が浅く水面近くなのでなかなか乗らず、苦戦が続く。さて困った。そのとき、ふと閃いた(って程の事ではないが)。ミノーの少し上のところにガン玉を打ち、スローシンキング状態にしてやった。いわばミノーのスプリットショットリグ。これが成功したようでその後2匹を立て続けにゲット。しかし、その後は反応が悪くなったので、ここで2日間にわたる釣りを終了とした。

エピローグ

 二日間で、アオリ、メッキ、ハタンポにネンブツ君、キントキ、アジ、カマス・・・七目達成(^^) セイゴやソウダも釣れているのは見たけど釣れなかったと言うのは贅沢?

 まぁ、数はそれ程出なかったけど、楽しい二日間だった。久しぶりに釣りを満喫できたし。次にここまで満喫できるのはいつになるやら・・・。また近いうちに実家に帰ってくれないかな・・・?(ヲイ!)