水位が変わって・・・
ちょっと前から気になっていた、丹沢湖のワカサギのようすを知りたくなった。台風の影響でダムを放水していたので、丹沢湖は極端に減水していたはず。少なくとも前回はそうだった。ところが丹沢湖に到着して湖面を見ると、前回の減水が嘘のように満水状態だった。まずはひと安心したけど、水位が変わったからポイント絞りが難しくなった。前回は深場の水面で釣れたけど、今回はどんな状況に変化しているのだろう。
さっそく前回と同じ場所に入ってみた。仕掛けを水面直下に下ろして探ってみるけど、アタリはまったくない。情報によるとボートでは釣れているとのことだったので、中層からボトムまでを探ってみたけど、いくらやってもアタリがこない。近くでやっている人にも、まったくワカサギは釣れてないようだ。水位が変わって、ワカサギの群れも大移動したのかもしれない。
そこで他の場所へと一気に移動して、湖全体のようすをチェックしてみることにした。次の場所は前回来たときに、水位が下がって川になっていた。今回はもちろん水はたっぷりで、流れはほとんどなくなっていた。昨年釣れた場所に仕掛けを下ろしてみると、やはりここでもアタリはない。しばらく探っていると、ルアーなどがどんどん飛んでくる。やりにくいので、ここでやるのは無理と判断した。諦めて仕掛けを巻き上げると、ちょっと重くなっていた。そこには小さなワカサギが、スレでかかっていた。
わずか30分の入れ喰い!
けっきょく諦めて、別の場所へ再び移動した。ところがそこでもまったくアタリがない。すると近くで騒がしい声が聞こえてきた。どうやら近くでワカサギが釣れ始めたらしい。ロッドを持って行ってみると、やはりポツポツと釣れ始めている。ボクも近くで仕掛けを沈めてみると、さっそくワカサギの小さなアタリがあった。ようやく釣ったという感触。続けて仕掛けを沈めると、またすぐにアタリがきた。ところがいくつか釣ったところで、またアタリがこなくなった。でも近くのほかの場所では、相変わらずワカサギが釣れ続けている。
そこでひとつのことに気がついた。前回渇水状態の湖を見たら、湖底をユンボで掘って流れの筋を作ってあった。釣れ続いているその場所は、どうやらその溝の場所のようだ。すぐに溝のあるはずの場所に移動すると、活発なワカサギのアタリが始まった。仕掛けを沈めるとすぐにアタリがあり、2点、3点と連なって釣れてくる。3点掛けが最高だったけど、これぞワカサギというアタリの連続に満足だ。時間にしてほんの30分くらいだったけれど、たっぷりと大満足の釣果だった。夕マヅメだからなのか、それとも群れが集まりやすい湖底形状だからなのか。今シーズンも、ワカサギ通いが続きそうだ。