2004.11.27 ちょっと太った胴長30cm!

Report by Fumio Noji

特注ロッドで挑戦

 午前船でのカワハギ不調でそのまま帰れず、しかも早朝に狙ったアオリイカも悔しい思いをした。そのため意地になって午後船もそのまま船に残っていた。午後もお客さんがあるということで、そのままアオリイカのシャクリに突入だ。13時をちょっと過ぎたくらいに福浦港を出船して、まずは朝には反応があったものの、乗せ切れなかった場所を狙った。朝は手を止めているときにひったくられて乗せられなかったのと、身切れですぐにバラシてしまった2回だけ生命反応があった。さて、気合を入れた午後はどうなるか!

 船はポイントの上に止まって、仕掛け投入の合図があった。午前中は手持ちのエギを使ってやっていたけど、午前中の千春船長の釣果は夜光のピンク。ボクは夜光のオレンジを使っていて、乗せ損なっていた。その直後に千春船長のロッドがズドンと入ったので、オレンジは色が合ってなかったのだろうと判断した。そこで船長の夜光ピンクを強奪するという強行作戦に出た。これがまんまとはまり、開始早々の1投目からズドンとロッドが絞り込まれた。船シャクリロッドを新調して、まるせ丸では初のシャクリ。既に先日の手漕ぎボートでは竿おろしを無事にすませていたので、使えば釣れるロッドとして気持ち良かった。藤沢のマイルストーンで仕上げた特注ロッドです。ちなみにブランクは千春船長から奪ったもの(^^;

無事に船中へ取り込み完了

 最初の強い引き込みだけをロッドでためて、あとは一気にリーリングを開始した。どんどん巻き上げてくると、金色に光る中オモリが見えてきた。千春船長からは、「手を伸ばして船底に貼りつかれないように!」と大声がひびく。ちょうど潮が反対側に動いていたので、船下の方向からアオリイカの姿が見えてきた。無事に船中へ取り込み完了。胴長で29cm。あまりにもあっけない結果で、ちょっとばかり拍子抜け。潮が動き始めていたのも良かったのだろうけれど、改めてエギの選び方の重要性を再認識させられた。やっぱり釣れているところのアタリエギは、どんどん素直に受け入れて試してみるべきだ。

 その後は何度か反応があるものの、触っただけで乗せきらなかったり、乗ったのにすぐにハズレ、直後に再び乗るといったイカもいた。しかしこれらは触手で身切れしたような感触で、あっさりとバラシてしまった。ほとんど潮が動かなくなっていたので、アオリイカもあまりやる気が出てないのかも知れない。千春船長も同じような感じで、久々のバラシ連続に悔しそう。一部の人の話だと、千春船長が船の片づけをすると不調になるのだとか・・・(^^;

ゆっくりとエギを誘い上げて・・・

 延々と時間がただ過ぎていき、潮が動かなくなってからは魚探の反応はあるものの、エギにはまったく触りにも来ない。夕マヅメが近づいてから、千春船長の判断で再び有力ポイントへ移動。わずかだが上潮は動き始めたようだ。これで底潮が動き始めてくれれば、ボクとしても言うことはないのだけど、なかなかそうはいかない。ここなら夕マヅメに絶対釣れるというポイントに、ちょっと早めに到着した。ところがシャクリを始めたけれど、まったく反応がない。しばらくエギで誘っていると、ようやくそれらしい感じが・・・。

 少し激しく誘った後に、ゆっくりとエギを誘い上げてみた。そして再びフォールして、ハリスが伸びきったあたりで「グンッ」とハッキリしたアタリを感じ取った。ここでシャクリを入れてアワセてみると、ズシンと思い手応え。さっきのよりもちょっとサイズは良さそう。アオリイカも最初は頑張っている。さっきまで身切れで何度か痛い思いをしているので、ちょっとだけ慎重に最初の引き込みをかわした。そしてリールを巻き始め、無事にこれも玉網で難なくキャッチ。抜き上げちゃおうかとも思ったけど、予想通りカンナの刺さりが浅かったので、ちゃんとすくって正解だった。ちょっと太った胴長30cm!

 その後はいつもなら絶対に釣れるという時間帯に突入したけれど、一度だけ触りがあって終わりの時間を迎えてしまった。この日は午前中のカワハギから午後のアオリイカまで、ホントに長い1日だった。でも終わり良ければすべて良しということで、気持ちよく撤収だ。そのうち船シャクリ専用のエギカラーを準備しようかな。DS30に夜光ベースのカラーを入れれば、そこそこに楽しめそうな気がする。千春船長、ありがとね。またヨロシク!(^^)