2005.03.16 ウミタナゴの逆襲


Report by  Fumio Noji


近所の港へ・・・

 久々に近所の港へ、メバルの状況をチェックに行ってみた。潮は上げている最中で、まだ潮位は低いものの釣りには差し支えなさそうだ。まずは常夜灯で照らされている明るいスロープでキャストを開始した。LT-590H/Sの先につけたのは、ストゥープ50SRのエターナルゴールドレッドだ。スロープは手前が浅いので、フローティングミノーが扱いやすい。

 珍しく釣り場には誰もおらず、おそらく釣れてないのだろうということが想像できる。その予想通り、実績ポイントを順番に狙ってみるが、まったくメバルからの反応はなかった。そしてそのスロープの中央にきたあたりで、何となくティップが重さを感じた。リーリングスピードを少し速めると、ロッドがジワッと絞り込まれた。ルアーはすぐ目の前で、そのままロッドを立てただけで魚は目の前にぶら下がっていた。


ウミタナゴフィーバー

 あっけなく釣り上がった魚は、なんとウミタナゴだ。春の潮が近くなってくるこの時期に、毎年ワームなどでも活発に反応してくれる魚だ。口が小さいのでフッキングさせにくいのだけど、この時期だけは果敢にルアーへアタックしてくれるので釣りやすくなる。「今年もいよいよ春なんだなぁ〜」と納得しながら、リリースして再びキャストを始めた。

 そのまま横に移動を始めて、スロープの端に近づいてきた。すると今度は着水後のリーリング開始直後にガンガンあたってくる。今度はまずまずのファイトを見せながら、バシャバシャと上がってくる。その後もどんどんルアーに反応してくれて、ウミタナゴフィーバーになってしまった。メバルと並んで春の風物詩なのだが、ちょっとばかり複雑な気持ちだ。普段からメバルをたくさん釣っているから、まるでウミタナゴからの逆襲でも受けているようだった(^^;