2005.05.12〜13 伊豆ムラソイ・カサゴ&アオリ探索


Report by  KO


大物でも来れば・・・

 今回はムラソイ・カサゴのチェックがメインでまづめはアオリ狙いで大物でも来れば・・・、な〜んて感じで釣行してみました。2時過ぎ頃、東伊豆に着き、岸壁のカサゴやメバルを狙ってみる。しかし、反応は無い。3時を過ぎたので予定のポイントに向かうと北東の風が強くてできない。少し移動して小さな港に行ってみる。

 ここは全体ではかなり大きいが、堤防付近だけだとそれほど大きくはない。予想通り、高い堤防が風を遮っていてやりやすそうだ。しかし、いい時間なのに誰もいない。不思議に思って堤防に向かうと港内には赤潮が出ている。これではきついかなーと思って始めるが、やはりというか、1時間半ほどやっても全くダメ。結局誰も来なかった。


石を狙って2匹

 ちょっと戻って、消防署の角を右折。ここも誰もいない。いい感じだったので1時間ほどやったが反応無し。そのまま峠を越えて沼津方面へ。沼津に着いた最初の河口付近でゴロタをチェック。満潮でほぼ水没状態。少し探ってムラソイ1匹。隣の港へ。ここも水没している。1バラシのみ。いつものポイントに行くとここも道路脇から水がある。これではできないなーと思うものの、道の上から頭を出している石を狙って2匹引っぱり出す。これならもう少し引いたらかなり釣れるかと思い、少し時間を潰して適度に引いてから始める。ところが、全く魚がいない。周りはよさそうな石ばかりなのに・・・。ここはかなり遠浅で、もう少し引くと全部干上がってしまうから、ある程度引いたらブレイクの方まで行ってしまうのだろうか?諦めて仮眠。

 仮眠後西伊豆へ。最初のゴロタでいきなりムラソイが釣れた。その後も調子よく数匹釣ったが、うねりが結構あり、ジグが流されて根掛かりが連発したので適当に切り上げ、小堤防でイカ狙い・・・と思ったが雨が降り出したので休憩。

まさか釣れるとは思わないし

 夕まづめには雨も上がったので岸壁に移動してイカを狙ったが、反応無し。隣の餌釣り師が「イカが少ねえな〜」と言う。「さっき向こうの人が1kgぐらいの釣りましたよね?」と言うと「来れば大きいんだけどねー、イカがあまりいないね」との返事。ここまで得ていた情報と一致するのでなんとなく納得。 このあと適当にいくつかの港でヘチでカサゴを狙って行くが全然ダメ。もう時期的に終わりかな?最近は昼間もやるようになったのでさすがに夜はつらい。さっさと朝まづめにやる南伊豆のポイントに移動して1:40に仮眠。

 3:30のアラームに起こされる。空は白み始めているがまだかなり暗い。ゆっくりと準備し、3:50ぐらいから開始。ここは日中ちょっとやったことがあるだけで、今回やった所はほとんどやったことはない。とりあえずロストしてもいいように、海から上げられてそのまま放置されていたボロボロの4.0号のエギを拾って補修し、茶背緑だが色がほとんど落ちていたので自分でピンクに塗った物を使っていた。まさか釣れるとは思わないし。

ラインがどんどん引き出される

 4:02、開始してから4〜5投目ぐらいだろうか、2回ぐらいシャクった後底をとると、すでに押さえ込まれていたので、とりあえずしっかりアワセる。そうしたらラインがどんどん引き出される。まるで魚かと思うくらいだ。まだ薄暗い中でドラグの音とPEラインがガイドに擦れる音だけが響いている。何か現実だか夢だかよく分からない感じだ。

 グィーン、グィーンと一気に10回以上引き出され、ようやく止まったと思って巻き始めるとさらに引き出される。この時点である程度3kgオーバーじゃないかなと思っていた。 寄せに入るとやはり軽くポンピングしないと寄らない。ようやく寄せても何度かラインを引き出す。さらに難しいのが取り込みだ。堤防がかなり高いし、しかもまだ薄暗いのでライトを照らしてもよく見えない。タモに入れやすいようにイカの体を横に向けようとしても堤防が高いので、どうしても下に向いてしまう。それでも右に右に移動して行き、なんとか入れようとしたら、下に逃げられた。そこで多少強引に水管を水面から出し、下に逃げられないようにしてようやくタモ入れに成功。そのまま車に戻り、秤を持って来て量ると3.2kg。それほど長さは無かったが胴が太かった。3kgを目標にはしていたけど、こんな風に釣れるとは思わなかったから何か拍子抜けしてしまった。でも嬉しいことに変わりは無い。

2杯目を釣って間もなく

 エギにはまだヌルがかなり付いていたが、シャクってれば取れるだろうとそのままフルキャスト。直後に底を取ろうとすると重くなっていたので、まさかと思ってアワセるとまたラインが出る。上がって来たのはまずまずの1.15kg。この後も釣り続けたが、これ以上釣ってもクーラーには入らないし、当然冷凍庫にも入らないからどうしようかと思ってやっていたので、いまいち釣りに集中できない。藻に掛かったりするとドキッとしていた。

 2杯目を釣って間もなく、後からエギンガーが横に来て「隣でやっていいですか」と断って釣り始めたにもかかわらず、だいぶ端でやっていた。小1時間ぐらいアタリも無かったのでイカを仕舞いに行くことにし、そのエギンガーに「よかったらここでやって下さい。もうイカはどうでもいいんで」と告げると「じゃお言葉に甘えてそうさせてもらいます」と言って私がやっていた所のすぐ横でやり始めた。ずいぶん丁寧な人だった。


メスだからリリース

 帰って来ると「おかげさまで一杯釣れました」とのこと。普通なら悔しがるところなんだろうけど、むしろ自分のことように嬉しかった。メスだからリリースしたとのことだけど1.4kgあったそうだ。その人はエギごとラインを秤にかけて量るというやり方をしていたが、なるほど、これならいくらかは弱らせずにリリースできるかもしれない。追い風がもともと強かったが、さらに強くなったので6:00ぐらいに切り上げて、場所移動。

 次の港は右岸がメインかもしれないが餌釣りの人が何人かいたので左岸へ。ここにも先端に先行者がいたものの小1時間やって反応が無かったので、また場所移動。次のポイントではアオリは終わりにし、ムラソイ狙いに変更。ゴロタをやって行くと行きがけにムラソイが2匹釣れた。帰って来ると行きに深くてやらなかった所が多少浅くなっていたのでやってみると、大きい魚が出て来た。上げてみると25cmのカサゴだった。その後、ブレイクのすぐ脇に少し深めの所に石が沈んでいるのを見つけ、ここで釣れたらカサゴだなーと思ってやってみると釣れたのは22cmのカサゴ。これは納得の1匹。野地さんに教えてもらった新しいパターンに近い。この後も同じような深めのポイントをやってみたがそんなには釣れてくれなかった。


温泉に入って終了

 ここで西伊豆に戻ることにしたが、アオリを早めに切り上げたので時間に余裕がある。途中ちょっと左折し、3kmほど細い道を下って港へ。ここではまず右側のゴロタと思ったが、うねりがきついのでやめ。左側は堤防のかげでいくらかまし。ここで2匹。しかし、2匹ぐらいラインブレイクでバラシ。このライン根ずれに弱すぎるー、って後で考えればフロロのリーダーを付ければ良かったんだ・・・。

 西伊豆に着くとやろうと思っていた港は駐車場には入れない。ここでムラソイを追加する予定だったんだけど諦める。しばらく走って先の港に入る。 ここではイカもやろうと思ったけど、なぜかファミリーが多く、入る場所が無い。しかたなく、ここでもムラソイ狙いだけにし、ちょっとしたゴロタで4匹。一番奥のポイントでやるとオレンジがかった魚が出てきた。もう1度やるとしっかり食いついた。上がって来たのは20cmのカサゴ。ムラソイ狙いでこのサイズなら満足。

 次の場所に移動していると雨が降り出した。もう少しポイントチェックをしたかったが、本降りになってしまったので、さっさと温泉にでも入ろうかと一気に車を走らせる。しかし、土肥の辺りまで来た時、サーフが予想外に静かだったので夕まづめまで休憩し、サーフでちょっと遊んでみた。しかし、けっこう寒く、1時間ぐらいやって反応も無いので温泉に入って終了とした。