2005.07.15〜16 プロトのデビュー


Report by  saso


いきなり独特のグイ〜ン!

 先週に話をした常連さんから、夜にアオリを3杯キャッチの情報をもらい、夜はアオリ、夜明けにナブラ打ち、落ち着いたらショゴという予定で外房に出撃しました。アオリをする前に明るい港でアカイカ探しをしてみましたが、魚を含め今日は魚影が薄い感じ。でもボケットしているもの勿体無いし、寝てしまうと毎度のごとくマズメを逃してしまうので、プロトに4.25号なるエギをセットしていざ出陣です。

 しかし!誰も居ないテトラの上には竿にバッカンが乱舞・・・。場所取りを否定する訳ではないですが、周囲は全て自分のもの!って感じでお下品。延ばしたままドデンと置いてある竿を折ってやろうかと思ってしまいます。しかたなく入れそうな場所を探し、散乱した道具を避けて苦労して釣り座へ到着。プロトのデビューは夜明け前の3時半位でした。キャスト、着水、しばらく待って糸フケを取ると・・・、いきなり独特のグイ〜ン!なんとデビュー1投目で結構なサイズのイカが乗ったんです(凄いデビューだっ!)。


DS以上のパワー

 この後がスゴイ!DS以上のパワーでラインが出る事も無くあっという間に寄せてしまいました。さあ最後の詰め、タモ入れなんですが・・・、霧が凄くて眼鏡が曇るので外していたんですね。2度失敗し、3度目の正直!と思いきや目の前に網が上がった所で落水(イカですよ)。なんとまたまた網の外側にエギのカンナを引っ掛けていたんですね。

 気を取り直して頑張ったものの以後は全く当らずに夜明けを迎えてしまいました。明るくなろとナブラが出るはずだったのですが、この日は全く気配無しで静かなものでした。そのままエギを投げ続けて執念で掛けたのは、190グラムのマルイカ(ゴミだと思ってました)。根擦れでラインシステムを組直している隙に、横に来たエギマンが1.5キロ級をゲット。その後も粘ってみたものの・・・、とうとう9時過ぎにギブアップ。本命視していたナブラも立たず失意のうちに車に退却となりました。

エボでの初アオリ

 プロトをたたみ、おもむろにエボを組始めるあたり諦めの悪さは毎度の事。一路南に車を進めたのですが、誰も釣れてる感じでないし気配も感じません。しばらく走るうちに竿出しした事が無い(釣師を見たことも無い)場所に人が居ます。何気に引かれて様子を見てみる事にしました。

 居たのはキス釣りの人で堤防の角でやっていたので迷わず先端に入ります。見た感じ浅いしちょっと濁りも有りどうかな?って思いながらの第1投。何時間もプロトを振っていたせいでエボが恐ろしく軽いんです。で、フルキャストのはずが全然飛びません。これがロッド性能の差なんですね〜比較にならない違いですね

 カウントダウン5〜6秒程度で着底する浅い場所でした。足元まで来てそろそろピックアップと思った矢先に違和感。次の瞬間に生態反応と共に墨がっ!!簡単に上がってきたのは270グラムのアオリ(回転している感じの不思議な引きでした)。予想外の展開に嬉しさ倍増(エボでの初アオリでもあります)。

1.2キロのアオリ

 車に戻り再び海を見ると、ほんのすぐ先にイカらしき姿がボンヤリと見えます。ちょっと先に着水させシャクるとエギをしっかり抱いて反転!すかさずアワセ!ラインを出す事なくノベ竿の様な釣りで上がって来たのは1.2キロのアオリでした。

 再度車に戻り海を見ていると、また同じ場所にらしき姿が見えるんですが・・・、
だんだん濁りが強くなってきており上手くサイトで誘えません。ちょっと沖から引いてみると、今度はショゴの群れがエギ(DS35ピンク)を追って来たので、即ジグにチェンジ。が、そうそう都合良くは行きませんね。たまにアタリが出るのですが、結局ノーフィッシュ。その間ちょこちょこ足元を見ていましたが、サイズの異なるアオリを2杯目撃しました

 今日は3時に帰ると宣言して出てきていたので、1時になったところでタイムアップ。プロトの火力、破壊力は予想を遥かに上回りましたし、エボにもハクならぬスミを付けてやれました。最後に逆転ホームランが出るという最近無かったパターンに大満足で帰路に就いたのでした。