2005.09.22 根性の気合トゥイッチ


Report by  手のヒラアジ


4年ぶりの伊豆ロード

 今年は外房メッキがどうも不調。一方の伊豆は、野地さんによると「10年ぶりの大当たり」らしい。今回の釣行は4年ぶりの伊豆ロードとなるため、事前に野地さんから必勝パターンの詳細をいただいていざ出陣。

狙い通りの夜メッキでひとまず満足

 夜中に下田に到着して、街中の川をのぞくとイナッコがウヨウヨ。橋の上からいい感じにライトが照っている。ここには間違えなくメッキがいると信じて「夜メッキパターン」を試してみた。イナッコがスレ掛りしない程度にレロ〜レロ〜とアクションを入れると、イナッコの下から読み通りに23cmが出てまずはニッコリ。(^^) 久々に味わう夜メッキに満足しながらロード開始まで仮眠・・・ZZZ。

必勝パターンどこへやら

 翌朝06:00から野地さんの必勝コースに従って本格的にロードを開始したものの・・・何か変。居付きの単独メッキは取れたものの、メッキの群れが見当たらない。3ヶ所回ったところで、野地さんの必勝パターンが通用しないことを確信したが、おそらく原因は澄み潮とベタ凪。メッキがいないと言うより、それらしいポイントにベイトがまったくいない状況だった。

 ついに野地さんが最もおすすめするポイントまで来たが、反応するのはダツばかり。「○○はダツが多いので・・・」のメールを見る直前にダツにやられてルアーロスト。後ろで見られているようでした。(^^; ここでもメッキは顔を出さず、ついに前半6時間を終わって散発4尾のしょぼ〜い釣果。

作戦変更

 午後は作戦変更で川筋の居残りメッキを拾い釣りすることに。ちょうど干潮が重なって、ポイントが限られてしまったが、単独で居残っていたメッキを4つ追加することができた。ほとんどのバイトが、川底がほんの少し掘れたポイントから、突然驚いたように飛び出してくるようなバイトで、飛び出された方もビックリして「あ〜驚いた」と独り言を連発。(^^; 心臓に良くない釣れ方でした。(^^)

根性の「気合トゥイッチ」

 昼食後に更にいくつかのポイントを回ったが、どのポイントもメッキの姿すら見えない。結局、再度川の居残りメッキに的を絞って日没まで勝負することにした。16:00にポイントに戻ると、先程より潮位が増しそれなりに叩けそうなポイントが増えているものの、さすがに先ほど叩いてしまった後とあって、ホイホイと出てくる状況ではない。現場で出会ったメッキマンに聞くと、「メッキは見当たらずセイゴばかり」とのこと。しかし、先ほど居残りメッキは確認できているので、あの手この手で居残りメッキの気を引く作戦に出た。何通りかを試した後、ふだんはやらないような激しいトゥイッチを試みるとこれがビンゴ!息止めて気合を入れて「ダダダダダダダ・・・・」と足元まで一気にトゥイッチするイメージです。LT-590H/Sのグリップエンドがバチバチと肘を叩く感じで、それこそルアーのアクションはメチャメチャ。(^^;

 しかし、このアクションが出ると、メッキの頭の上を通過した瞬間にチェイスなしにリアクションバイトするような出方でした。この「気合トゥイッチ」を川筋に沿って2m間隔で続けた結果、日没までに7つ追加となりました。・・・右の手首を代償に・・・腱鞘炎?・・・痛い。(^^)

 暗くなってから、最後の悪あがきでサーフをチェックすると、群れではないものの活性の高いメッキを2つ追加。トータル18尾で伊豆ロード終了となりました。

予定外の上達かも?

 伊豆らしい群れに遭遇できず、伊豆らしいポイントからもメッキが出ない。一日中イメージした釣りが出来ませんでしたが、とりあえずメッキは釣れたので結果オーライです。(^^; 

 別の見方をすれば、予想外に現場合わせの対応力が身につくことになったかもしれません。(^^;