2005.11.15〜17 三河湾のタケノコメバル


Report by KO


初日の朝は伊豆

 今回は兄が1週間の休みを取ったので、2〜3日付き合えということで能登を予定していました。しかし、直前の予報では1週間冬型が続くということだったので、急遽、伊豆&東海に変更になりました。

 初日の朝は伊豆のいつものポイントでスミイカ狙い。冬型なら北〜西だろうと思っていたので、天気予報の風向きをしっかり見なかったんですが、行ってみたら北東。もろに横風で釣りにならず。ちょっとやってふて寝してしまいました(^^;

 起きたら昼過ぎだったので、すぐ移動してメッキ狙い。しかし河口周辺で15cmを1匹釣っただけ。西伊豆に移動しましたが間もなく日が暮れて終了です。

 夜のうちに清水に移動して仮眠。朝、三保でタチウオや青物を狙おうとすると相変わらず北東が強い。とりあえずやってみましたが、風とうねりでやはりダメ。少し移動すると風は横風ながら、うねりの影響は少なかったのでやってみましたが、やはりダメ。まづめからやっていたらしい唯一いた1組は何か釣っていたようでした。

少し走って最初の港へ

 この後は焼津でタチウオが釣れているという事だったのでポイントの様子だけ見てから、高速で一気に音羽蒲郡へ。インターから続く有料道路を降りると今回ポイントと考えていた辺りに出ます。少し走って最初の港へ。海を見ると三河湾は周りをほとんど囲まれているので濁りぎみなのかなと思ってましたが、予想外に澄んでいました。

 この港の脇では地元の人が潮干狩りをしていました。試しに親水護岸からちょっと砂をすくってみると、小さい貝が3つほど捕れました。よく見るとみんな選んで拾ってるようです。さすがに愛知はアサリの名産地と納得。ただ場所によっては地区の人以外、あるいは全面的に採捕禁止なので気を付けましょう。

 この港はポイントが分かりにくかったので近くのゴロタ帯をやりましたが、反応無し。沖にブレイクがあって、夜潮が満ちた時はメバル狙いが面白そうでした。

顎の下をチェックすると・・・

 次は今回メインに考えていた西浦温泉近くの堤防。ここはテトラより石周りがいいという情報があったので、堤防先端近くの内側のゴロタ周りを狙いましたが反応無し。外側はこの頃になって北西に変わっていて風とうねりが強く、ダメ。ただ、ここは堤防付根付近の内側にいい感じでゴロタが入ってるんですよね〜。夜、静かにやったらメバルやカサゴ(ここではタケノコメバルかな)が釣れそうなポイントでした。

 次は反対の堤防に行きましたが、ここも港内がいい感じだったんですが、ダメでした。港外のテトラも良さそうでしたがうねりのせいかダメ。

 次は少し走っていくつか様子を見ながら狙いやすそうなところを探しましたが、結局パスし、14時頃にようやく良さそうな所を発見。ここは堤防が長く延びて、内側に水深1.5mぐらいの所に石が敷いてあります。日陰になって底が見えにくかったので、石とヘチの間を狙って行きました。するとフォ-リングで魚が食って来ました。釣れたのは10cmほどの魚でしたが、白地に黒いまだらがあり、頬にはバスのような模様がはっきりとあり、ちょっと黄味がかっています。ここまではクロソイも似てますが、顎の下をチェックするとムラソイのような黒い斑点がありました。それでタケノコメバルと判断しました。最初の1匹が釣れたので、ここを兄に任せてちょっと外のテトラをやってみましたが反応無し。帰って来ると兄も1匹釣ったところでした。

 その後ヘチを探って行くと兄に来ましたがバラシでした。様子を見ていたら私の手元にも「コン」。2匹目は16cmぐらいでした。これでここは終わりですが、夜に石の上をなめるように巻いてきても面白そうでした。

奥に入れば根掛かりの連発

 15時半を過ぎたので宿を探そうと港から近い吉良温泉に行きましたが、観光案内所が閉まっていたので西浦温泉へ。ここで紹介してもらったホテルは高台にあり、部屋からは夕陽が、風呂場からは日の出が見えたのですが、どちらかというと明日釣りをするのによさそうな堤防をチェックしてました。この辺は釣り人の性というものでしょうか・・・(^^;

 翌日は風呂場から見えた温泉街のすぐ下の石積み堤防に行ってみました。とりあえずキャストして一番先を狙ってみましたが、やはり奥には入れにくいし、奥に入れば根掛かりの連発で結局ダメ。

 でも、この堤防は途中にコンクリートの部分があり、そこだけ堤防の上から真下を狙えます。底にはテトラが入っていたのでそこを狙ってみましたが反応無し。しかし、うねりによってたまに奥の奥に落ちて行きます。その時にアタリがあったようで兄が2回バラシたようでした。そこで、しばらくそこで粘っているとようやく兄が釣り上げました。10cmぐらいのを・・・(^^; アタリの正体が分かったので移動。

ベッコウゾイの異名

 近くの同じような堤防には釣り人が結構いたのでパスし、他のポイントに行こうと走っていると、ちょっと良さそうなテトラがあったのでやってみる事にしました。ここは小さいテトラがしっかりと組まれていたので乗ってみると意外とやりやすい。ここでもある程度水深がある所まで行くとまず兄が1匹。しばらくして私にもうねりを利用して一番下まで落とし込んだ時にフォーリングでヒット。なかなかいい手応えで上がって来たのは21cm。この魚は黒っぽい色でしたが琥珀色っぽい色も混じっていてベッコウゾイの異名にふさわしい魚でした。

 ほぼ同じようなポイントで20cmを追加し、兄が2回ぐらいバラシた後は、引きいっぱいになってしまったせいか反応が無くなってしまったので移動。

 最後に部屋から見えた灯台のある堤防に行きましたが、ここも港内は足元から水深があるゴロタで少し先にブレイクがあるという絶好の条件だったものの反応無し。ここで昼を過ぎたので終了としました。

 今回は釣果は寂しかったですが、新しいターゲットが思ったより簡単に手に出来る場所を見つけられたという事で、それなりに納得できました。今後は夜も含めてパターンを把握できたら通っても面白そうな所です(^^)