2006.05.24〜25 日中のカサゴ狙いにチャレンジ


Report by  KO


活造りにすると・・・

 今までカサゴというと、冬の夜にそれなりに釣っていましたが、日中となるとムラソイを狙っていてたまに釣れてくるか、テトラなどでの穴釣りという感じで、まして、キャストでとなると全然イメージが湧きませんでした。それで、今回は去年から野地さんに教わったアドバイスを元に、ムラソイとの釣り分けを一歩進めて、日中のカサゴ狙いにチャレンジすることにしました。
 
 2時ぐらいに東伊豆到着。一応メバルポイントも試してみるが反応は無い。さっさとイカ狙いのポイントに行く。

 3時過ぎにポイントに着くと既に何人かやっていた。その後も結構人が来るから釣れているのかと期待していた。3時半頃、何か違和感。上げてみると小さな麦イカ。麦イカは小さいものだが、これは小さすぎる。で、リリース。

 4時頃、また違和感。今度はしっかり乗った。が、軽い。おそらくアレだろうと思って巻いてくると、やはりケンサキイカ。やや小ぶりだが、美味しいからうれしい。千葉のいつもの店で活造りにするとこれぐらいのサイズで800円ぐらいするんだよなぁ。

 その後は反応なく終了。周りでもケンサキは2杯ぐらい上がっていたが、アオリは・・・? 人は多かったものの、釣れてるというより東伊豆では釣りができる場所が少なくなってしまったから人が多かっただけかもしれない。


アナハゼの当たり年?

 この後は山を越えてムラソイポイントへ。8時頃に到着し、まずは河口周辺でやってみるが、9時頃が干潮なので引き過ぎな上になんか褐色がかった濁りが入っている。とりあえず、やってみるとなんかアナハゼが凄く多い。10〜12cmぐらいのおチビさんばかりだが、投げる度に1匹ぐらいは追って来る。今年はアナハゼの当たり年かも(^^;

 その内2匹で追って来たアナハゼがワームを取り合っていたのでからかっていると、横から大きい魚が引っ手繰って行った。上げてみると20cmのカサゴだった。この辺りはムラソイと同じ所に結構カサゴが混じると聞いてはいたが、同じ釣り方でもこのサイズが釣れて来るのは意外だった。

 しばらくして22cmも釣れた。その後ようやく釣れたムラソイは17cmほど。カサゴの方が大きいぞ? その後は出なかったので場所移動。

 次の場所もちょっと引き過ぎ。結局反応無し。引き過ぎのせいか、濁りのせいか・・・ さらに場所移動。次に行った場所は遠浅の広いゴロタだが、ここは引いてる時はあまり良くない。今回は満ちに入って1時間ぐらい経っていたので。そのままやってみることにした。

ムラソイとカサゴの釣り分けにチャレンジ

 少しすると最初のムラソイ。それほど多くはないがポツポツと釣れてくる。同じ水深でも沖寄りよりは岸寄りのポイントの方が反応がいい。さらにやって行くとブレイクラインが近づいて来て、カサゴも多くなると思われる所まで来た。ここからはムラソイとカサゴの釣り分けにチャレンジだ。

 しばらくしてようやくカサゴが出る。そこで、ふと、沖を見ると沖の方にいい感じの大きめの石が沈んでいる。キャストしてその脇を通して来るとグンと食い込んだ。なかなかの引きで上がって来たカサゴは22cmのナイスサイズだった。次も沖寄りの石を狙うとカサゴ。やはり、同じ水深でも沖寄りのポイントを狙うとカサゴが多い。個体数は少ないみたいだが。
 
 岸寄りのポイントではやはりムラソイがポツポツと釣れてくる。このムラソイ、3月ぐらいの頃と比べると反転するスピードが全然早くなっていると感じるのは気のせい? どうもアワセが遅れて石の下に岩に入り込まれる。しかし、去年の教訓で今年はリーダーにフロロの3号を長めに付けているので大丈夫。強引に引っ張り出す。おかげでラインブレイクによるバラシはゼロだった(^^)その代わり、今度はアワセを早くしすぎて何度かミスしたが。ムラソイも最近では1度ミスするとなかなか出て来てはくれない(^^;

 さて、いよいよブレイクが近くなり、水深も深くなり、大きめの沈み石が多くなって来るとムラソイの反応は無くなり、ほぼカサゴポイントだ。が、カサゴはそれほど多くなさそうでなかなか出ない。ブレイク際の大きめの沈み石をキャストで探って行くとようやく1匹出た。この後は反応も無くなり、疲れて来たので終了。結局ここではカサゴ18〜22cmを5匹、ムラソイ15〜22cmを7匹だった。

液晶が消えて・・・

 仮眠後、山を越えて西へ。広大なゴロタでやってみるとすぐ1匹目。続いて2匹目。しかし、かなり波があり、落ち付いてできない。これではスパイクを履いていてもびしょ濡れになる。さっさと切り上げて波の弱い方へ。ところが、こちらはお留守だった。

 夕まづめは岸壁の方に移動してイカ狙い。が、珍しく餌釣り師が4人ぐらいしか居ない。例年だと平日でも結構居るもんだけど・・・ 結局イカはダメだった。地元の釣り師の会話を聞いて居ると、今日はダメだ〜と言っている。昨日は良かったんですか〜?

 この日の釣りはここで終了とし、翌日のポイントに移動しようとしたら困ったことに気が付いた。昼に腕時計のアラームをセットしようとしたら、液晶が消えてしまったのだった。それ以来、反応無し。私はどんな状況でもこのアラームが鳴れば起きる自信はあるが、何も無しで時間通りに起きる自信は無い。仕方が無いので、一先ず寝て、起きたら移動することにした。

 0時過ぎぐらいに、雷雨で起こされる。21時ぐらいから風が強くなり、雨が降り出したが、まだ続いていた。それでも1時ぐらいには小止みになったので去年big1を釣った南伊豆のポイントに移動開始。

久しぶりの重量感・・・

 2時過ぎぐらいにポイントに到着。寝ると起きる自信は無いので明るくなるまで起きていることにする。すると面白いことが起こった。3時少しぐらい前にようやく止んだなぁと思い、フロントガラスの水滴を落としてみると空には満天の星が。止んでから5分も経っただろうか?南伊豆は伊豆の他の場所に比べてもいつも星が綺麗(周りが暗いせいだろうか)だが、この日は特に星がよく見えた。
 
 ようやく周りが明るくなって来た4時少し前ぐらいから釣り開始。しかし、いい時間を過ぎても一向にアタリは無い。他に釣り人は誰も来ない。それでも5時頃、ようやくヒット。よーし、久しぶりの重量感・・・は無いなぁ(^^; あっさり寄って来たのは300gにも満たないサイズだった。その後も2時間近く続けるが反応無し。結局釣り人は誰も来なかった。来たのは渡船する人が冷やかしに来ただけ。

 移動しながら、少し他の場所の様子を見たが平日とはいえ、人が少ない。やはりまだあまり良くないのか・・・

一気に抜き上げると25cm

 イカがダメだったのでまたカサゴ・ムラソイポイントへ。ここは小さい湾の奥にあるので3月ぐらいからムラソイが釣れ出すこともあるポイントだ。その分この時期は少ないこともあるけど・・・。行ってみるとまた引き過ぎでムラソイ狙いのポイントはほとんど干上がってしまっている。それでもかろうじて1匹。
 
 逆にいつもは行けないようなポイントに岩伝いで行ける。ここは結構水深があり、大きな石や岩のエグレがいかにもカサゴが居そうな感じだ。とりあえず狙って行くが、すぐには来ない。しかし、岩と岩の間にある大きな沈み石のエグレにワームを落とし込むと、ラインがスルスルと入って行く。そこでアワセるとなかなかいい引き。底の方で反転するグッドサイズのカサゴが見える。一気に抜き上げると25cmあった。

 同様に同じようなポイントを丹念に探って行くと、あと3匹のカサゴを釣ることができた。しかも20〜22cmとサイズも納得。

 次は西に戻ってやってみる。ここもカサゴがたまに釣れる場所だが、やる人が多くなったのか最近はムラソイもあまり釣れない。4匹で終了。隣のポイントでは6匹。

 この後、仮眠してから次のポイントに行ったら満ちてしまって入れない。ちょっと遅かったようだ。最後にテクテクポイントで夕まづめをやり、小ぶりのケンサキイカ1杯を追加して終了です。