2006.06.03 渓流と海でダブルヘッダー


Report by  KO


竹の子採りがメイン

 今回は、兄が竹の子(ネマガリダケ)採りに付き合えと言うので、喜多方方面に行ったついでに渓流釣りを少しやり、その後常磐方面に移動して海でもちょっと根魚狙いをしてみました。

 2日の夜に急に兄が「竹の子採りに行きたいから付き合わないか?」と言うので、以前に喜多方方面で釣りをした時、チシマザサが結構生えていた川があったのを思い出し、そこに行ってみることにした。この川は雪代が治まると水もそれほど多くはなく、遡行も容易なので、いい釣りがしたかったらGWぐらいまでの釣り場だ。でも、今回は竹の子採りがメインなのでかまわない。

 途中で仮眠して8時半頃に現地に着くと、入ろうと思った所には関東ナンバーの車が。これは釣りだな・・・。とりあえず、上まで行ってみると車止め周辺には地元の車を中心に4台も止めてある。これは山菜採りだ。そして、さらに登って来る車。やっぱりこの時期は山菜採りの人が多い。そこで最初の場所に戻って、時間がある程度あいていることを期待して先行者と同じ場所から入ることにした。


ちょこまかトゥイッチで対応

 兄は毛鉤で、私はルアーでやってみたが、入渓してみると、やはり、しばらく反応は無かった。それでもだいぶ登ってからようやく反応が出始めたが、毛鉤を見切っているようだ。ルアーにもチェイスはあるがなかなか食わない。源流部ではアップストリームキャストがほとんどで、しかも流れが速いので、基本的にはファーストトゥイッチぐらいしかできない。といっても、それができるほど大きいプールはあまり無いので、少しでも緩やかな流れの所では去年メッキで鍛えたリールを巻くのを遅くしたちょこまかトゥイッチで対応していた。

 そのうち兄が小型のイワナを掛ける。その後、。不思議なもので、1匹出ると急に魚影が増え出した。しばらくして私にも20cmぐらいのが来た。その後、倒木の枝の中にキャストしてトゥイッチして来ると2度ほどチェイスしたがプールが狭く、食わせられない。そこで兄が毛鉤でやるとすぐ食って来た。これも小さい。その後は少し反応が無くなる。

 反応がある時は連続してあるが、一旦反応が無くなるとしばらくダメというパターンを繰り返し、ようやく2匹目。いい感じの流れを見つけてやってみると、チェイスして来て一旦ターンした様だったが、その後またチェイスして食いついた。なかなかいい引きをして上がって来たのは8寸級。この後は3回ぐらいバラシてしまい、結局私は2匹で終了。兄は4匹ほど釣ったようだ。

ネマガリダケはクマも大好物

 ある程度遡行するとチシマザサが増えて来たので、そこからは竹の子採りに専念する。時期がちょうど良かったこともあり、思ったよりあちこちに生えていて、つい、夢中になってしまう。しかし、あまり深入りはできない。ネマガリダケはクマも大好物なのだ。山菜取りの人がクマに襲われる事故がたまにあるが、それはこれを採っている時が多い。ササ藪は見通しがきかない上に、常に下を見ているので夢中になっているとばったりという事が多いそうだ。クマも夢中なんだろうな・・・(^^;

 さて、竹の子が結構採れたので適当に終わりにすると、間も無く前方を林道が横切り、沢上がりのポイントに着いた。ここで14時少し前。ここからは林道を下って20分程で車に到着。着替えてから車を走らせ、磐越道に向かった。

面白いパターンでクロソイ

 途中、車で仮眠したり、温泉に入ったりしていわき方面の海で釣りを開始したのは21時ぐらい。最初は去年のGWにクロソイがまずまず釣れたポイントに向かう。ちょっと時期的に厳しいかなと思っていたが、少しして私に16cmが来た。これなら結構釣れるかもと期待したが、その後はしばらく反応無し。それでもようやく兄が15cmぐらいのを釣り、次はバラシてしまった。

 ここではちょっと面白いパターンでクロソイを狙っている。狙うのは中〜表層だ。ようやく2匹目が来たと思ったら、14cmほどのメバル。お〜、君もまだいたかとつい喜んでしまう。少し先のいかにも釣れそうな常夜灯下では12〜16cmのメバルが4匹釣れた。最近はこのサイズのメバルは狙わないのだが、久しぶりなので結構楽しんでしまった。時期的に水温も15〜16℃あり、小さくても結構いい引きをしてくれた。クロソイとメバルがいたのでドンコはどうかとヘチも狙っていたが、ようやく兄が掛けた。なかなかいい引きをしている。しかし、上がったのは20cm弱のクロソイだった。

 ここではまあまあ楽しめたので、次はドンコがいそうな所に行こうと水深がある港に移動。ここでヘチ狙いをして行くが全く反応無し。兄は先程と同じパターンでクロソイを探しに行っていたが、小さいのを4〜5匹バラして終わったとのことだった。

20〜30匹ぐらい釣れていたとか・・・

 この後しばらく南下して予定していた港に行く。最初は堤防の方に行ってみたが、かなり人が多かった。よく見てみれば同業者も4〜5人居る。ここをちょとやってすぐ移動し、港内の埠頭でドンコを中心に探ったが反応無し。ドンコを諦め、河口の方に行ってイシモチ狙いをしている人の様子を見たが、あまり釣れてそうもなかったので、2時を過ぎていたこともあり、ここで終了とした。

 帰ってから情報をチェックすると金・土曜日は水温が下がったせいかポツポツ程度だったようですが、それまでは最高で20〜30匹ぐらい釣れていたとか・・・。やっぱり、竿を出して朝まづめぐらいまでやれば良かったかな〜とちょっと後悔してます(^^;