シイラだらけ
前日までの予報では終日曇りだったのですが、到着すると晴れ。しかも鏡のようなベタ凪で、とても良いコンディションに出迎えられました。KOさん、カツさん、モリさん、自分の4人を乗せた40馬力の船は鏡のような海を疾走し、前回ソーダ混じりでシイラの着きが良かった浮漂に向かいました。ライズを見つけたのでまずは一流し。周囲でシイラが跳ねるのですがアタリが出ません。ある程度流されたので浮漂に着け直すと、船の回りはそこいらじゅうシイラだらけ。気分の盛り上がりに合わせるかのようにまず自分にヒット。
アワセと同時にドラグが泣き、走り、ジャンプとシイラゲーム満喫です。取り込みを終えた所で今度はKOさんにヒット。次いでモリさんもキャッチと、なかなか快調なスタートとなりました。見える=居る=釣れるはずって事で同じラインを繰り返し流していると、カツさんがシイラじゃない魚が見えると言います。いつの間にかメタジをワームに交換していたKOさんが見事掛けたのですが、痛恨のブレイク。ラインがスパッと切れていたのでサワラだったのでしょう。掛け損ねも多く熱い一時を過ごした所で携帯のアラームが・・・・。
海面がザワつき・・・
遠くに黒い雲が出ており、いつしか曇り空となる中、前回ワラサのナブラがでた潮時を漁礁に移りナブラ待ちをする事にします。山立て+魚探で根の真上にピッタリアンカリング成功。底には反応が出ており、気になったのでサビキを落とすと直ぐにアタリが出ます。釣れて来たのはキンギョさん。ランカー級だし入れ掛りでなかなか楽しいなどと遊んでいると、雨が近くまで来ておりました。海面がザワつき、音が迫ってきて慌ててアンカーを上げたものの間に合わず。雨雲から避難して元居た浮漂に行ったのですが、あっという間に追い付かれ、結局濡れ濡れ。
この雨雲が北風を運んできて、海はみるみる白波が立ち始めました。浅場の根回りに移動してショゴを狙ってみたのですが、波がキツクて酔いそうだったので、港に避難してランチタイムとしました。
壮観なるシイラのライズ
しばらくすると風も収まり白波も消えたので、再び船を出しまだ攻めていない定置網の横に着けます。カケアガリ+根と良い感じだったのですが、反応を得られずに移動。沖で潮目を見つけますが、魚は不在。この頃には再び晴れて、暑さ全開。また同じ浮漂へ戻るとまだまだシイラは健在です。一度に30匹位跳ねるんです。これはある意味ショータイムでした。
雨、風、波で活性が下がってしまったのか(?)。魚は居るのに全く反応してくれません。そこいらじゅうで跳ねているんですから、釣れないはずは無いって感じでしたが・・・。最後に釣れて来たのは、頭の上のスレ掛り。よっぽど小さなベイトを追っていたのかと思ったのですが、どの魚もお腹の中はカラでした。何故?どうして?跳ね回っていたのでしょう?
結局、船中シイラが5匹。カタクチの群れを1つも見つけられず、ソーダが1匹も釣れないという予想外の結果となりましたが、壮観なるシイラのライズが見られ、良い想い出とはなりました。