2006.12.01〜02 牡鹿半島再チャレンジは・・・


Report by  KO


27cmのアイナメ

 金・土曜日で今年最後のチャンスかなと牡鹿半島に兄と再チャレンジすることにしました。今回こそは大物を釣りたいと思っての釣行でしたが・・・。前回の釣行時の水温は16〜17℃でしたが今宮城方面は13℃台という事で1ヶ月で3℃落ちているのがどう影響するか・・・。アイナメにはいいような気がしますが、そもそもそんな事も分ってないということが問題ですね(^^;

 金曜日の2時頃に出発し、牡鹿半島の付け根付近に着いたのは既に明るくなった6時半ぐらい。道路上の気温表示板は0℃を示し、空はどんよりと曇っていてパラパラと小雪が舞っている。車外に出るとやはり寒い。しっかりと着込んで最初の港で竿を出すが、反応無し。

 このあとは地磯でできそうな所を探して行くが、海面からはかなり高さがあり、簡単に降りていけそうな所が無いのでやらずに行くと港に着いてしまった。なかなか良さそうな所だったが結局反応無し。1度アタリらしきものがあったが・・・。そのすぐ先にも港があったのでやってみる。岸壁から覗き込むと浅くて底付近がエグレている。そこにワームを落とし込むと兄が18cmぐらいのベッコウゾイとアイナメを立て続けに釣った。私の方もチビアイナメが反応するがなかなか針掛かりしない。次は堤防に行ってヘチを狙うとやはりチビが反応するが結局針掛かりしなかったので禁断のSSサイズを取り出し、ジグも極小にする。これでようやく16cmぐらいのが2匹釣れたので、ワームのサイズを元に戻し、少しでも大きいのを狙うがダメ。

 次は前回27cmのアイナメが2匹釣れた所。まず兄が釣った所でやるが反応無し。次に私が釣った所でやってみる。1投目、やはり反応無し。2投目、ブレイクにさし掛かった辺りで押さえ込まれる。アワセるとグングンと本命を思わせる首振り。上がって来たのは27cmのアイナメ。アイナメは1度釣れた所ではまた釣れるというが、本当に釣れた。しかもサイズまで同じとは・・・。

 その後は反応無かったので場所移動し、前回昼にベッコウゾイを釣ったポイントに行く。その場所は反応無かったが、堤防外側のヘチの底狙いで4回アタリがあったが結局のらず。イマイチ食い込まないので魚が小さいのかな?


25cmのクロソイ

 仮眠後、前回行った時に会った漁師さんにクロソイが釣れると教わった道路から狙える地磯でやってみた。ここは広いシャローが続いているが10mぐらいだけブレイクがかなり手前に近づいていて確かに良さそうな所だ。が、やってみるとテキサスリグにしても根掛かりの連発。これでは釣りにならないので少し浮かせぎみにして底から少し上をトレースする。するとガツガツとアタリ。アワセるがのらない。しばらくするとまたアタリがあったので5回待ってからアワセる。しかし、また空振り。その後はアタらなくなってしまった。しばらくすると兄が掛ける。まずまずの引きで上がったのは25cmのベッコウゾイだった。その後も粘るが2匹目は来ず。

 暗くなったので夜の実績ポイントを回る事にしたが最初のポイントでは反応したのはメバルだけ。しかも、表層ではあまり反応せず、底付近をトレースした方が反応がいい。ここで先ほどのポイントを教えてくれた漁師さんにまた出会った。ちょっと挨拶し、教わったポイントでベッコウゾイが釣れた事などを話した。この日は船の出入りが多かったので(だから再会できたのだが)、すぐに移動。

 次のポイントではやり始めてすぐに私に25cmのクロソイ。間もなく兄にも同サイズ。しかし、その後は無し。前もそうだったがここは数は出ない。次はベッコウゾイが釣れたポイントだが、底付近でよく反応したのは15〜18cmのメバルだけだった。

 次に朝に最初の釣果が出た所でやってみるとアイナメとベッコウゾイが釣れた同じ場所で今度は兄がクロソイを釣った。やっぱりこの3種類は同じポイントで釣れる可能性があるんだなと実感。その後は反応が無かったので、この日はここで終了とし、石巻市内に戻って温泉に入って食事し、半島先端の方の港で就寝。

ウルトラライトジギング

 ゆっくり起きるつもりが、イマイチ寝付けなかったので朝まづめになった時に寝ている兄を残して1人で堤防に行き、竿を出す。最初は堤防の外側のヘチの底を狙うが2度小型のアタリがあっただけ。堤防先端では落とし込む時に小型が中層で反応するのでワームを小さくして遊ぶことにした。すると、少しいい型の魚が反応して食ついた。上がったのは22cm。次に一気に食って持って行ったのは23cm。なかなか遊べるので続けて行くと17〜20cmを3匹追加。やがて兄も起きて来たので一緒にやる。が、日が昇って明るくなると急に警戒してなかなか食い込まなくなるのが面白い。

 21cmを1匹追加したのち先端で投げてみようと思ってテキサスリグにして戻る。が、さっき釣れた足元が気になったのでちょっとヘチの中層を狙うと30cm近いアイナメが出てきて食いついた。アワセる。ジッとドラグが鳴る。テンションが消える・・・。やってもうた〜。その後は全く出て来ない。そこで、東北で流行っているというウルトラライトジギングを試すべく7gのメタルジグにしてリフト&フォールを繰り返す。すると少し小ぶりの茶色い影が出てきて追い始め、ようやく食いついた。ちょっと引きを楽しんでいると先ほどバラシたと思われる魚が出てきて青物のように一緒に泳ぎ始めた。とりあえず釣り上げた魚は23cm。その後一緒に泳いだ大きい魚を狙ってまたリフト&フォールを繰り返すが2度と出てくる事はなかった。サイズは27〜28cmぐらいか・・・。釣れなかったのは残念だが小型狙いのパターンで30cmぐらいまで釣れそうな可能性があることが分ったのは収獲かな。

 その後何ヵ所かでやってみたが、堤防外側の良さそうなブレイクがらみのポイントで2度アタリがあったものの食い込まず。そのうち風も強くなってしまったので昼寝。夕方に起きて夜の部と思いきや風も強まり雨も降り出したのでここで諦める。まだ17時ぐらいだったので常磐ルートで南下し、22時過ぎぐらいにいわき方面に到着したものの、風が強く寒いので小メバルと少し遊んで終了とした。

 今回は大きめのアイナメと思ってましたが、結果は前回より落ちてしまいました。まだまだポイント、時期、釣り方、ルアーなど絞り込んで行かないといくら東北とはいえ、そう簡単には結果は出ませんね(^^;