2006.12.01〜02 ウンがついたリベンジ釣行


Report by  さそ


ヤツらの溜り場

 先月KOさんに案内して頂いた時は冷たい雨に阻まれ惨敗となった常磐方面ですが、カツさんと共にリベンジを果たして来ました。航空写真を見ていくつかの気になるポイントをナビに登録して出発したのが19時半。都心の渋滞を避けて最短距離設定で一般道を走り最初の港に着いたのは23時位でした。近い様でなかなか遠く遠征を実感します。まずは前回メバルにラインを切られた明るい船着き場を攻めると何かが追って来ます。なかなか手強く技を求められたのですがなんとかヒットに持ち込みテンション↑。しかし、ぶら下がっていたのはハヤ。次も、そしてカツさんも。う〜ん・・・キモくて触りたく無いっ!

 仕方ないので明かりを離れ堤防各所を調査して回りましたが異常無し。潮も止まってマッタリして居たので底ベタを攻めていると・・・大物の手応えか?と、思いきや何の引きも無く上がって来たのは高切れしたカニ網。なんともズレていますがカニを2匹ゲットしたのでした。これにて次なる港を目指して移動です。明かりに惹かれ港内から順にチェックして行くと・・・またまたハヤ。明るくて潮が当たっていない場所はヤツらの溜り場みたいです。

メバルとクロソイ

 仕方ないので暗い方へチェックを進めます。一足先に堤防先端に入ったカツさんに追い付くといい型のメバルを上げていました。群れがいるかも(?)と横で攻めているとビタビタッっと音がしてます。カツさんがセイゴを釣り上げた所でした。自分にはアタリが無いのでまだ粘るという彼を残して歩き回り、いつしか対岸の堤防先端に到着。ここでようやくメバルがヒットして一安心。ラインチェックをして再開すると海草に当たっているかの様な前アタリの後に強烈な引き込みにLTは満月にしなります。ロッドのタメで魚を浮かせ、抜き上げた魚は25cmのずんぐりしたメバルでした。

 追い付いて来たカツさんは謎の魚をキャッチしたと言うので見てみると・・・憧れのクロソイにずんぐり大きなムラソイ。しばしの鑑賞タイムでした。アタリの多いカツさんと自分の違いはワームの太さ=アピール度の様でしたのでファット系に交換して再開。すると、着水して直ぐに小さな押さえ込みが有り、直後の重厚な引き込みにドラグが走ります。数度の突っ込みをかわし空気を吸わせて抜き上げに成功。堤防上に横たわったのは26cmのクロソイでした。

うぎゃっ!

 遂にキャッチ出来た感動の後に携帯を車に置いて来た事に後悔。その後暫く粘りましたが反応が無くなってしまったので移動する事にしました。車に戻り航空写真で同じシチュエーションを持つ港を探しパターン攻略する作戦に出たのですが、結果は出ずにチビメバルに遊ばれただけ。時間的にもあと1箇所で夜明けになりそうで焦ります。急ぎ車に戻り次を目指しました。

さ:なんかかぐわしくない?

カ:そうか?

しばし走行

カ:するな

信号で停止し、室内灯を点灯

さ:俺だよ

左の踵にべっちょり

カ:そこにコンビニ有るよ

訳わからん

 仕方ないので次の港まで走りました。水溜まりと砂利で洗いまくり消臭スプレーで仕上げて完璧(?)。一段落した所で釣りを再開したもののチビメバルすら当たらず再び移動する事にします。

さ:なんかまだ臭う?

カ:いや

さ:まだ長靴に付いてる?

下を見ると・・・・

さ:うぎゃっ!内膝に怪しい色の付着物が有るよ〜

カ:確に臭うな

 市場に行きタオルと水道で念入りに防寒着を洗い・・・仕上げはスプレー。ようやく事件はおさまったのでした。この港の隅で具の詰まったオムツが捨てられているのを見ました。夜は危険がいっぱいです。

ドラグが引き出され・・・

 すったもんだをしている間にすっかり夜が明けており、近くの港でラストチャンスに期待したのですがウンが尽きたらしく何の反応も無いままに敗退。流石に限界となりコンビニに車を停めて爆睡モードに入りました。

 意識が戻ると既に昼を回っており、携帯を見ると嫁さんから子供とディズニーランドに居るとのメールが届いています。昼で帰るという事で出ましたが帰る必然性が無くなったので夜まで続行決定です。もっと北に居るKOさんから来たアイナメ追加のメールに触発され根魚グランドスラムに向けて再出発をしたのでした。

 行った先は根が散らばるサーフのボイントです。港では人影もまばらでしたがここには沢山の餌マンが根の中に仕掛けを投げ込んでいました。ワームマンも数人会ったのですが皆動きが無く沈黙状態でした(自分達もですが・・・・)。かなりしつこく探りましたが諦める事にしまして移動です。

 なにがしらの条件が揃う特定の場所でしか良い反応を得られない日なのだと考え、夕マズメは昨晩型の出た港に戻る案が最善だと判断して車を走らせます。途中でのんびり食事をして目的地には丁度いい時間に到着出来ました。

 車を停めて歩いて行く途中で投げマンから話しを聞いてみましたがあまり良い状況ではない様です。実績の位置には家族連れがあの手この手で奮闘していましたがコッパグレだけの貧果を見た日には・・・撃沈を予感しましたがまずは探りまくりです。しかし、カツさんにチビメバルが来たのみ。まさにマズメタイムですが完全に日が落ちるまで休憩です。完全に日が落ちて再開すると間もなくロッドが押さえ込まれ、続く重々しい引きにドラグが引き出されました。なかなかの型を予感させる重量感は伊達じゃなく抜き上げに3度も失敗。

 ラインを掴んで引っ張り上げた魚は立派なムラソイでした。これに気を良くして細かく探って行きメバル追加に成功。この調子でぽつぽつ出そうな感じだったのですが潮が止まりアタリが無くなってしまいました。体力事情が良ければ潮が動くまで待つ手が有ったのですが、流石に体が悲鳴を上げ始めたので帰りのナビをセットしです。ルート上に有る港に寄り悪あがきを試みたもののチビメバルにもて遊ばれただけ。

 最後まで爆は有りませんでしたがクロソイをキャッチ出来たので十分に満足して帰路に就く事が出来ました。