2007.03.03 ぱわぁの『釣り親バカ日誌』


Report by  ぱわぁほ〜る


プロローグ

 昨年末からなかなかまともな出撃も出来ず、気がつきゃ3月突入!ありゃ。暖かくもなってきたし、久々に家族サービスをかねてのちょい投げ釣行でもしようかね・・・。

3月2日 夜

 娘に明日は久々のお出かけ&釣りだから早く寝るようにと寝かしつけ、まったりとした時間を過ごす。が・・・なんか頭の芯が痛くなってきたぞ?ま、寝ちまえば明日の朝には・・・。

3月3日 早朝

 頭の痛みで目を覚ます。ありゃ。時計を見ると、予定起床時間の30分前。こりゃ、予定の時間には出撃できんな。仕方がないので、起床時間を少し遅らせることに。ところが、遅らせた起床時間になっても頭痛が治まらず。あきらめて不貞寝。

 しばらくして、娘の泣き声に起こされる。お出かけすると言われてたのに、いつになってもとーちゃんは起きてくる様子がない。嫁には頭痛で動けないことを伝えていたので、嫁が説得にかかっていたようだが・・・。で、起きてみると頭痛が嘘のように消えている。ならば少し遅くなったけど出撃するかね。そんなに楽しみにしてたんだし。

3月3日 昼過ぎ

 予定よりも出撃時間が大幅に遅れたので、家族サービスを先に済ますことに。目的は一足早く咲く桜の花見。例年、3月頭頃が見ごろという事だけど・・・今年は暖冬のせいか、もう葉桜状態のものがほとんど。それでも、十分に花が残っていたのでのんびりと花見を楽しむ。が、時間はすでに15時過ぎ。花見を楽しみながらも、釣りの出来る時間が気になり始める大馬鹿者約1名。さぁ、そろそろ釣りに行くぞぉ!

3月3日 16時過ぎ

 やっと花見も終えて目的地である半島先端付近の小さなサーフに到着。花見ではしゃぎ過ぎたのか、娘は車の中で夢うつつ。目を覚ましてから行くというので、娘と嫁を車に残していそいそと堤防先端へ。

 タックルは6.6ftのウルトラライトにアルテグラ2000S。これに4Lbs.のPEを巻いて、リーダーに6Lbs.のフロロカーボンを1.5m。その先には自作の天秤と自作のチョイ投げ仕掛け。年末からまともに出撃できず悶々としている間にロッドを1本作ってみた。作ってみたって言っても、ブランクとガイドを買ってきて巻きつけただけだけど。で、まともな出撃はしなくても何度かチョコチョコと出かけてはガイドのセッティングを変えて、やっと位置の固定をして・・・とそれなりに『釣り』は満喫できてたのかな。

 タックルの準備をして、餌をつけて第一投。状態がよければ、着底直後に魚信が来るんだよなぁ・・・と思った瞬間、プルッ・・・ときて、すぐにロッドが引き込まれるような魚信。がっちりと合わせて引きを楽しみながら寄ってきたのは20cm弱のまぁまぁサイズ。

 キスの魚信って前魚信のときのドキドキ感が最高だよね。「さぁ、引き込め!!」っていうあの瞬間。でも、その後に魚信が来ないこともよくあるけど(^^;

 二投目も着底後すぐに魚信があったんだけど、引き込むまでに至らず。そのままサビいてくると、すぐに魚信。今度は竿先を引き込んでくれて2匹目ゲット。サイズも変わらず。三投目もサイズは少し小さいけど同じように竿先を引き込む魚信を楽しめて三連荘。

 こりゃ、今日はかなりいいか?とウキウキしている所へ目を覚ました娘がやってきた。持っていたロッドを嫁に預け、娘のタックルを準備する。餌をつけて投入し、ロッドを娘に渡す。と、すぐに「来た!」といってリールを巻き始める。10cm程度とはいえ、あっさりとシロギスをゲット。魚をはずし、再投入。

 嫁に預けていたロッドを受け取ると、引いてるやん!で、20cmのシロギスをゲットしたのはいいんだけど、仕掛けがぐちゃぐちゃに絡まっている。おマツリと格闘中にまたまた娘がリールを必死に巻いている。で、おマツリを放置で針はずし&再投入。

 さらにおマツリと格闘していると、今度はダブルでシロギスをゲットする娘。で、またまたおマツリを放置して、針はずし&餌交換&再投入。

 やっとおマツリをきれいに直し、餌をつけて5投目。この間に娘は10投くらい投入して半分以上はヒットさせている。そのたびに針はずしするおいら。やれやれ。少しはとーちゃんにも釣りをさせてくれい。と、さっきまでの魚信連発が嘘のように反応がない。しばらくさびいてくると、かなり近くまで来てやっと魚信が。でも、魚信の出方も場所もシロギスではなさそうな予感。あげてみると、10cm程度のチビハゼ・・・?あれ?なんか、足みたいなのがあるねぇ・・・羽みたいなのがあるねぇ・・・って、ホウボウぢゃん!針をはずして逃がしてやると、きれいな羽を広げてゆっくりと泳いでいった。

 時合はおマツリと共に去っていったのか、その後の魚信は散発気味。まさか娘が全て釣りきった?訳ないよなぁ・・・。しばらく魚信もなく飽きたのか、「後はパパにゆっくり釣りさせてあげる」などと抜かしやがり、堤防入り口の喫茶店でお食事タイムに突入する娘。

 で、とーちゃん一人薄暗くなり始めた堤防で更なるシロギスを求めて奮闘。しかし、その後散発する魚信にいいようにからかわれ、日もとっぷりと暮れたところでゲームセット。ほんの1時間ちょっとの間に10匹オーバーと、数は十分満足な結果。でも、おいらの釣り満喫時間は15分もなかったよ。そろそろ、餌つけと針はずしを覚えてくれ>娘。

3月3日 20時過ぎ

 とーちゃんはまだ釣りを満喫できていないぞ!!ということで、夕食後にもう1ラウンド。場所を西に移し、河口の岸壁でセイゴ狙い。ラインの先をチョイ投げ仕掛けから得意のネジワームに換えて係留船の向こうにキャスト。表層をテロテロ引いてくると、いきなりグン!とロッドが引き込まれる。が、乗らない。ネジワームのある辺りを見ると、反転するセイゴの姿が見えた。

 そんなことを2・3回繰り返し、やっとフッキング成功。鰓洗いを何度もして楽しませてくれたのは25cmほどの元気なセイゴちゃん。このサイズ、ホイル焼きで最高なのでありがたくキープ。セイゴの活性はよく、その後も頻繁に魚信があるんだけど、うまく乗らなかったり、鰓洗いでバラしたり。やれやれ。

 で、車の中で待っていた娘が様子を見に来る。魚信が頻繁に来るので、娘でも釣れるだろうとタックルを渡し、少し沈め気味で巻かせてみた。すると、半分も巻かないうちに竿先がグンと入る。必死に巻く娘。でも、ロッドの曲がり方がさっきのセイゴよりも大物と思われる曲がり方をしている。係留船のロープもあるし、取り込めないとまずいと思いロッドを受け取りファイト開始。

 しばらくして上がってきたのは30オーバーの体高のあるヒラセイゴ・・・と思いきや、反対側は茶色い平べったいやつ。ヒラセイゴと思ったのは水中で白い面だけが見えたから。ぎりぎりソゲ脱出サイズだけど、これもありがたくキープ。娘は初めてかけたヒラメに興奮気味。大満足で車の中に戻っていった。

 その後、セイゴを数匹あげてとーちゃんの溜飲も多少下がったので納竿。今回は娘にやられっぱなしの一日だった。出発が大幅に遅れたのでおいらは釣りを十分満喫することは出来なかったけど、娘は大満足だったのではないだろうか。帰りの車の中でも大はしゃぎだった。翌日の夕食はヒラメの刺身にセイゴのホイル焼きと、久しぶりに大漁を満喫できた。え?シロギスは?その次の日に塩焼き(大型)&干物であっという間に娘の胃袋に納まりましたとさ。めでたしめでたし。