目を覚ますと・・・
今年は出撃回数も少なく、出ても海が悪い確率は5割を越える巡りの悪さ。夏の釣りを満喫出来ないままに、8月も終ろうとしておりました。一発逆転でボートのシイラゲームを企画したのですが、ボート屋さんの臨時休業で廃案。どうしたものかと思案していた所で、野地さんからの伊豆でゲン直しの提案を頂き、遠征を試みることとなったのでした。
出る前は深夜からスタートの徹夜も有りかと思っていましたが、3:30に現地入りした時には既にヘロヘロ。とりあえず7:00にアラームを掛けて寝に入ったのでした。何かを感じて目を覚ますと・・・外は雨。
これはかなりの想定外で、悪い夢って事でもうひと眠り。アラームで目を覚ますと今度は土砂降りの雨で、現実に引き戻されたのでした。正に巡りの悪さ全開で、暫く様子を伺うも止む気配無し。雨雲予報も最悪で・・・・。
さそ:二人で伊豆に来ると毎年このパターンじゃない?
カツ:・・・・無言
いきなりの流血
1時間ほど過ぎなかば諦めつつ、レインスーツに着替えてジグを投げることとしました。ところがどっこい、伊豆の海は哀れなオヤジ達を見捨てませんでした。ものの数投でカツさんにアタリ。続いてこちらも・・・っと、何かにつまづき転倒。
自分はいきなりの流血、バラシ。一方カツさんはソーダを上げ、気分高揚で痛みも飛びます。気付けば雨も止んでおり、気合も入るってものです。が、それ以降は反応が無く、心はディープな世界に引き込まれて行くのでありました。
周囲を餌氏に囲われたこともあり、小移動を繰り返して足で探るもカマスの追いを確認しただけ。戻ってみると、粘りモードに入っていたカツさんが大物をバラシたらしく、周囲も沸いています。またまたスイッチが入ったものの、沈黙は破られずに時だけが過ぎたのでした。
すでに10:00は回っていたと思います。コマセが効き始めたらしく、餌氏が入れ食いモードに突入です。横であの手この手でシャクリ続けて、ようやく掛けたのは小さなショゴ。寂しいことに、群が追って来ることもなく上がって来たのでした。
入れ喰いモードに突入
さすがにコマセに着いた群はジグには見向きもせず、ついには諦めて移動すべく車に戻ると・・・・スキップバーニーの存在を思い出しました。そそくさとセッティングを変更して、爆撃を再開。「今までの苦労は何だったんだ〜っ!」的に入れ喰いモードに突入したのでした。
相変わらずツキに見放されたダークマンはバラシの連発でしたが、カツさんは確変モードに突入で絶好調。瞬く間にクーラーは埋まっていき、ついには2台が満タン。
さそ:早く気付くべきだったね
カツ:去年のメッキ以来の爆だな
カツ:毎年一度だけだがこんな事が有るね
・・・・今年はこれでおしまいか?
・・・・。
氷を買い足し時計をみると、15:00間近。あまりに夢中になり、腹も減らない子供っぷり全開でした。
第2ラウンドはメッキ
遅い昼を済ませ、第2ラウンドはメッキです。再び雨が降りだしたものの、小雨であったので気にせずスタート。適度に濁りもあり条件は悪くなかったのですが、ベイトどころかボラも不在。強くなった雨に追われ、あえなく出鼻をくじかれたのでした。次のポイントに着く頃には再び小雨となっており、直ぐに開始です。ここではボラパターンが存在しており、追いの反応は出るがなかなか口を使ってくれず、じらされて粘ってしまいました。苦労して掛けたのは10cm程の小さなロウニン。サイズアップも望めないようなので、再び移動します。
次の場所が大当たりで、波打ち際から沖まで広く魚が着いている上に、高活性で小さいながらギンガメのラッシュを楽しめました。スレきる前に、次回を期待して移動します。今度の場所は水が澄んでいるせいか、海は沈黙で早々に切り上げ次へ移りました。ここで波打ち際に溜る怪しげな一団を発見。打ち込むと直ぐに反応がでて、まずはカツさんにヒット。かなりいいファイトでドラグが出ています。
カツ:ソーダだよ
さそ:・・・・
カツ:あっ!
ラインブレイクです。と、こちらもヒット。魚が小さく、思ったほどてこずらずに上がって来たのはマルソーダ。
群れは直ぐに去ってしまい、以後は当たらず。日も沈み暗くなってきたので終了としました。メッキはまだ型の小さいものが多いわりに、叩かれてスレているような印象でした。今回の反省は、ジグに固執したために、かなりの時間を無駄にしてしまったことに尽きます。やはり柔らか頭でないといけませんね。