2007.09.16 シロギスは我を見捨てず!


Report by  KO


「遠くの方でナブラが・・・」

 今回は3連休ということもあり、兄がどこかへ釣りに行きたいということで、伊豆に行くことにしました。またあまりいい天気予報ではありませんでしたが性懲りも無く・・・

 日曜の未明に西伊豆に着くと現地は雨。夜も少しやろうと思っていたけど場所を移動して朝の青物ポイントへ。ここはでは雨は止んでいたので明けるまでちょっとタチウオ狙いをするが反応無し。夜が明けてからは青物を狙うが反応無し。6時過ぎぐらいに遠くの方でナブラが出始めるが、届かない。今回はそんなに青物を真剣にやる気は無かったので投げ竿を持ってきていなかったし・・・ 近づいた時に投げ竿で弓角を投げていた人が1匹ずつ釣ったがやはり食いはよくない。しばらくしてここを諦め、ちょと場所移動。

 次の場所ではメッキを狙ってみる。ここでは兄に1回ヒットしたがバラシ。私にはノーチェイス。次のポイントもチェイス無し。一方でまだ9月だというのにメバルが岸壁に結構いるが、時期のせいか昼間のせいかルアーには反応せず。その次の場所はちょっと濁りが強いが、メッキには良さそうなのでやってみたがまた反応無し。ここでちょい投げに切り替え。

「ガツガツと鋭いアタリ」

 いつもの場所に行くと堤防には誰もいない。うねりはそれほど無かったが、いつもに比べると濁りが強い。それでも十分釣りにはなりそうだったので、急いで仕度して「さあ、行こう」と思ったら、先端に人が入ってしまった。それではと波打ち際を狙うと1投ごとにゴミを拾ってしまい、釣りにならない。それではと港内を狙うとアタリはあったものの、こちらも結構根掛かりがあり、釣りにくい。やはりまだ台風の影響が残っているようだった。そのうち、釣れないのか先端の人がすぐに帰ったので、先端に移動。

 先端ではアタリは頻繁にあるものの釣れて来るのはピンギスとピンメゴチばかり。ブレイクを狙ってようやく20cmが釣れ、続いて兄が18cmを釣ったがその後はやはりピンばかりでいたずらに餌を消費してしまう。そろそろ潮時かと思っていたら、ガツガツと鋭いアタリ。平たい魚系の引きにカワハギかと期待したら、上がったのはヘダイ。まぁ、初めての魚だから良しとしたら、その後はヘダイの猛攻。サイズは10〜15cmなので釣るには面白いけどちょっと閉口。で、結局餌も無くなり、第1ラウンド終了。

 餌をもう1パック買って次は台風の影響が少なかったと思われるエリアに移動。ここは岸壁から良型のキスが釣れるのでお気に入りの場所だ。岸壁に立って第1投。さあ、どうだ・・・と期待していたが一向にアタリは無い。春には藻がたくさん生えていてその周りで良型のキスが連発したのに。今回は藻が無いせいかキスもいない。メインのポイントはまだ海水浴をしている人がいて狙えないし・・・ 何とかヘチ際で1匹20cmぐらいのサイズが釣れたが反応は良くない。狙い通りゴミは掛かってこないが、餌も全然無くならないのには困ったもんだ。

「良型キスの入れ食い」

 しばらくしてようやく海水浴をしていた人達が海から上がったのでそちらを狙う。すると、いきなり竿先が50cmは引きこまれる鋭いアタリ。あっさり良型のキスが上がって来る。次は20cm。次は最初のアタリでのらず、次のアタリでのせると18cmクラスのダブル。ここは良型が溜まっているようで岩の周りが特にいい。やはりキモは根周りだ。反応が良いのでここは兄にまかせて、試しにさっきまで海水浴客が泳いだり歩いたりしていた浅場を狙う。するとすぐアタリがあり、あっさり良型が釣れて来る。次にはこの日最大の22cm。これには自分でもちょっと驚きだった。もっと驚いていたのはついさっきまで泳いでいた人達のようで、みんな不思議そうにこちらを見ている。う〜ん、確かに端から見ればずいぶん変な所を狙ってるように見えるよな〜。ここでは良型のキスの入れ食いを堪能し、数も十分満足のいくものとなった。この後、ちょっと他の場所の様子を見て餌も無くなったところで終了とした。

 ちょい投げを終了したところで15:30。さすがに疲れたのでそのまま寝ることにしたが、たまたま夕方まだ明るいうちに起きたので近くでちょっとメッキを狙ってみたが、メインのポイントにはファミリーが餌釣りをしていた。仕方なく周りでやってみたがチェイス無し。そのうち暗くなってしまい終了。

 今回は青物、メッキはダメでしたが、良型のシロギスが結構楽しませてくれたので、それなりには満足できました。それにしても野地さんの提唱している事を実践してみると、ふと結構変な事をしているなと感じることがあるのは私だけではないでしょうね(^^)