2008.04.27〜28 GW恒例渓流キャンプ釣行2008


Report by  KO


福島・山形県境に・・・

 最近は海ばかりしていますが、毎年GWには渓流釣りに行っていて、10年以上続いています。メンバーはいつも同じでY氏、H氏、M氏、そして兄と私ですが、今回兄の同僚のS氏が新たに加わることになりました。

 26日の夕方に出発し、横浜までS氏を迎えに行く。S氏と合流して3人分の荷物を積み込むと後ろは全く見えない。22時に他の3人とR4号の道の駅「庄和」で待ち合わせし、挨拶もそこそこに出発。途中、給油とトイレで2回休憩し、目的地の福島・山形県境に到着したのは3時ごろ。ここで3時間ほど仮眠をとって体力の回復を待ってから予定の川に向かう。

初イワナを手に・・・

 予定の川の入渓点に着くと、そこには釣り人の車が・・・。かなりマイナーなポイントだが、ここに人がいるとは・・・。この川での釣りを諦め、前にネマガリダケを採った川に向かう。この川に向かう途中、本流筋の川には全く車が止まっていない。例年ならGWならあちこちに車が止まっているものだが、この日はゼロ。予定の川に向かう林道沿いにも一台も止まっていなかった。車が無いのはありがたいが、それはそれで不安になる部分もある。もしかしたら釣り場としての価値が無くなったのかも・・・とか(^^;

 とりあえず、予定の場所に車を置いて、上部をY氏、S氏、兄、下部をH氏、M氏、そして私の2グループに分かれて釣り始める。少し下ってから川に下りるとちょうど大堰堤があった。一先ず川虫を採ってから早速釣り開始。しかし、一向にアタリは無い。真新しい足跡があったので朝一にここだけやった人がいたようだ。

 堰堤を越えて少し行くとH氏が小型ながら最初の1匹を釣り上げ、ようやくホッと一息。その後も5〜6寸と小型ばかりだがポツポツと釣れてくれたので、この分ならS氏も初イワナを手にしてくれているだろうと期待が膨らむ。

 3時間も遡行すると上に入ったグループの足跡があったので納竿して先を急ぐ。と、まもなく上のグループに追い着いた。様子を聞くとS氏は釣り初めてすぐ1匹釣ったそうだ。それを聞いて安心したが、それ以外にも5回バラシたとのこと。近くで山菜を探していた兄に聞くとバラシた中には結構いいサイズもいたそうでちょっと残念。まだアワセのタイミングがつかめてないとのことだったので、この時期は水温が低いので魚が居食いするからアタリがあったらすぐアワセず、ゴツゴツゴツと来てからアワセるぐらいで十分ですよと伝えた。

 ちなみに兄はS氏に1人で釣らせて山菜採りをしていたが、S氏は普段海の釣りを結構しているので狙い所はいい。それでずっと側に着いてることもなく左岸側で山菜採りに専念していたようだが、いつの間にかまた消えている。上に林道があるからその辺を歩いているんだろうと放っておくことにする。

 しばらくしてふと気付くと右岸側の上の方に人影が見えた。よく見れば兄だった。やっぱり・・・。思ったより早く林道が川を横切るポイントまで来ていたわけだ。それで釣りももうすぐ終わりということで、ちょっと丹念に釣り始める。すると近くで釣っていたS氏が2匹目を釣った。ようやくアワセのタイミングが分かったとのことでこちらも嬉しい。

 さあ、終わりかなと思っているとY氏とH氏も釣り上げ、さらにH氏は最後ということで橋の下を狙っている。すると一旦竿を畳んだM氏も、もうちょっと・・・ということなので、すぐ上のプールを勧めた。するとそこで本日最も大きい7寸がM氏に出た。これで皆満足できたようなので、まだ13時過ぎだが本日はこれで終了。

 芽吹き始めたばかりの中、林道を気分よく下り、着替えて温泉につかってから買い出しし、翌日釣りをする予定の川の近くまで移動し、テン場にいい広場でキャンプ開始。Y氏持参の焼肉は非常にコストパフォーマンスが高く、酒もよく進む。今日の、また明日の釣りの話しなどをしながらこうして夜は更けていったのであった。って、早く釣り終わったので21時には寝ちゃいましたが(^^;

釣果にも満足

 翌日は7時ぐらいに起き出し、ゆっくりと朝食を済ませて朝の山の雰囲気を満喫してからこの日予定している川に向かう。予定の川に着いたのは11時ごろ。面倒なのでこの日は全員で同じ所から入る。

 この川はGWだと雪代はほとんど落ちているので、前日の川と違って盛期に近い釣り方をしなければならない。それでもここ2年ぐらいは八寸級を頭にまずまず釣れていたのだが、この日はあまり良くない。前半はほとんど反応無く、ようやく釣れたのはS氏の6寸。その後も反応はいいとはいえず、大場所では反応無く、そこから続く小場所でいくらか反応がある程度だ。

 結局、たいした反応も無く、唯一の巻きとなる滝の下まで来た。ここでS氏に20cmが来てちょっとだけホッとする。滝を巻いてその上から釣り始めると、急に反応が良くなり、大場所からも釣れてきた。どうやら多くの人は滝までしかやらないようだ。ま、ここも枝沢ですから・・・

 皆、6〜7寸ぐらいを4〜5匹ほど釣り上げ、 釣果にも満足できるなと思えたころ、林道が前方を横切り、終わりも近い。林道を越えてもう少し行って15時を過ぎたぐらいで終了としたが、この日はS氏も4匹のイワナを釣っており、アタった魚は全部釣り上げることができたそうで何より。林道を下って車に戻り、着替えて温泉に入ってからまた下道で帰路に着いた。

 GWということもあり、できる所も限られているので、この時期は適当な枝沢に入って数匹のイワナに出会えれば良しとしてます。むしろ山菜や春の山の雰囲気を感じることが楽しみで、結局ずっと続いているのですが、最近では海同様、いかにお手軽に釣果を出すかを優先しちゃってます(^^)