プロローグ
今年の夏はぱわ妻の実家に小僧のお披露目ともう一つの目的のために家族揃って帰省することに。ぱわぁが1週間ほど滞在し、残りの家族はもう暫く田舎ライフを堪能する予定。せっかく九州まで行くんだから、向こうで釣りをしてこないとね。タックルもしっかり荷物に紛れ込ませて「言って来まーす！」
8月6日 8:15AM
もう一つの目的も早々に済ませ、残る滞在期間は何をしても大丈夫な状況になったところでレンタカーを予約。田舎だから24時間営業なんてなく、朝8時からの営業だそうで。ってんで朝一に義父にレンタカーの営業所まで送ってもらい、一通り手続きを済ませる。
車を出発させようとしたちょうどそのときに、街で一斉にサイレンが鳴る。あれから63年。2度と同じようなことが起きませんよう。そんなことを考えながら、車を走らせた。目的地は長崎県。実は2日前にも観光で行ったんだけど(^^; そのときは市街地だったけど、今度は西のはずれの海岸線。順調にいけば2時間ほどで着くのかな･･･？
8月6日 10:00AM頃
車はのんびりと高速を走り、海岸線へと出た。目的地はまだ先だけど、海を横目に走り続けるのは精神衛生上良くない(馬鹿)ので、ちょいと寄り道。車を止めるスペースを見つけ、様子を見ると、石積みの護岸ですぐ先がブレイクになっている。
水はほどよく濁っていて、上手くすればシーバスが着いているかも？と自分勝手な想像をし、先日のライトルアー船でシイラを釣ったジャークベイトの改良プロトタイプの動作確認をメイン目的にキャスト開始。改良は思ったほどの効果が出ていなくてちょっとがっかり。
で、そんな状況の中、手元にゴン！という魚信が･･･来るはずもなく、少しダレ気味に岸寄りにキャスト。
アクションをおこしてステイさせた瞬間にグン！と魚信があり、半信半疑で寄せてくると･･･フグ。しかも立派なサイズ。ちなみにロッドはこの旅行のために購入した7.6ftのエギ用パックロッド。魂はフグに入れていただきました(泣)
8月6日 11:00AM過ぎ
寄り道もいい加減にして車を走らせ、目的地のサーフに到着。サーフの横の駐車場に車を置き、メッキ用のタックルを準備してサーフに降りてみると海水浴客が一人もいない！！サーフのサイズはおいらのお気に入りの西伊豆のサーフくらい。そこに、夏真っ盛りのなか海水浴客が誰もいないのはビックリ。おいらの他には、投げ釣りをしている人がいるだけ。ほぼ貸し切り状態＼(^o^)／
早速キャスト開始。第1投から、波打ち際でルアーにアタックしてくる影が見えた。が、ヒットせず。再度同じコースを退いてくると、やはり波打ち際でアタックする影が見えた。影は下から跳ね上がるようにして、再度下に戻った。ありゃ、メッキぢゃなくてソゲ？ということで、再度キャストして、波打ち際まで引いてきたところで少しスピードを落とす。もう一度影がしたから飛びかかってきて、次の瞬間、ロッドに重みが加わった。上げると、10cmちょっとのソゲ。すぐにリリースし、メッキを探す。
その後、少しずつ移動しながらキャストを続ける。と、バイトはあるが乗らないことが2度ほどあった。が、ルアーの後ろに細長い影が見えた。てことは、正体はあいつか？そのままキャストを続けると、またバイトがあり、今度はヒット。すぐにジャンプした魚は予想通りダツ。その後も、ダツは何度もヒットしてきた。
メッキのチェイスは未だ皆無。諦めずにサーフを絨毯爆撃していく。すると、ダツとは違う反応が。しかし、明らかにメッキではない引き。正体はエソ。これで4目め。これでメッキが釣れれば五目達成だな･･･とか思いながらエソをリリース。すると、波打ち際の砂の中に潜り込むエソ。エソって砂物だったのね？初めて知ったよ(駄
暫くキャストを続けながら進むと、ミノーが届く距離の所をおよそ1mくらいの魚が2匹悠然と泳いでいく。シーバス？ボラ？いずれにしてもでかい！！
8月6日 12:00PM過ぎ
サーフの端から端まで絨毯爆撃を行ってもメッキの反応はなし。一番端は河口とサーフを仕切るように堤防がある。堤防に昇り川の様子を探るが異常なし。足下にアオリの新子がいて、ミノーに反応を示す。メッキの反応が全くないので、確信犯的に持ってきた1.8寸の極小エギで新子をからかう。寄っては来るんだけど、触ろうともしない。アクションが悪いのかスレているのか･･･。
新子をからかいながら堤防先端に出る。足下のテトラ周りを覗くと、メジナに混じって黒鯛らしき姿が見える。それも数匹。誰も狙わないのかしら？悠然と泳いでいる。
堤防でも何の反応もなく、アオリの新子にからかわれただけ。諦めてサーフを絨毯爆撃しつつ戻る。今度は、少しアピールを増すように、ミノーからポッパーにチェンジしてガポガポやりながら引いてくる。少し移動したところで、さっきのでかい魚がポッパーにアタックして来るのが見えた！が、ヒットせず。出方がシーバスっぽくなかったんだけど･･･？
そんなこんなでキャストしつつ戻り、投げ釣りしている人の横まで来る。様子を聞いてみると、全く釣れないらしい。その人の話では、川を挟んだ向こう側の堤防で、夜にはアオリが釣れるらしい。最近はどうだかわからないけど。ま、後で行ってみようかね。
結局、スタート地点まで戻ってきたもののメッキの反応なし。諦めて撤収。
8月6日 13:30PM過ぎ
先程餌釣りの人に教えてもらった川向こうの堤防に上がり様子を見る。先端から沖に向かってゴロタのブレイクがあるが、あまり深くはない。釣れるとしたらこのブレイク周辺しかないと踏んで、10投もして反応がなければ移動しようとエギングタックルを出す。ロッドは先程フグに魂を入れてもらったエギング用パックロッド。これにスムース0．6号を巻いたアルテグラ2500改をつけ、結んだままのフロロリーダー3号に3．0号のオレンジのエギを結んでキャスト。
1投目反応なし。2投目反応なし。周りに寄ってくる姿も見えない。
3投目。やはりチェイスの姿が見えないまま足下までしゃくってくる。と、エギの横にいきなり影が現れ、その影が広がったかと思うと、エギにアタックしてきた。思わず合わせを入れてしまったが、無事に乗ったようだ。掛かり方を見てみると、触手1本だけが掛かっている状態。慎重に寄せて、上げようと思ったが取り込む道具を持ってきていない。外れないことを祈りながらゆっくりと持ち上げ、何とか取り込み成功。手尺で胴長20cmちょっと。
今回はメッキ狙いのリリース前提できたので持ち帰るにもクーラーもない。とりあえず、コンビニの袋に押し込み、近くのコンビニまで戻ることにする。と、途中に駐在所があったので、漁協か魚屋がコンビニより近くにあれば…と思い聞いてみる。すると、奥に入ったお巡りさんが持ってきたのはイカを入れるにはぴったりサイズの発砲の箱。お礼を言って頂戴し、氷を確保に走るとすぐに酒屋があって氷も無事確保できた。
2匹目のドジョウならぬアオリを求めて、先程の堤防に戻る。が、その後の反応はなく、風も強くなったので移動。
8月6日 15:00PM過ぎ
そこから少し南に下って着いたのはフェリーの発着する港。フェリーといっても、東京湾の入り口を結ぶフェリーの半分くらいのサイズ。車は船の横から入るようだ。へぇ。
ここも風が強く、港に隣接するゴロタの海岸は波が結構厳しい状況。そちらは諦めて港の中を探る。船やロープなど、障害物に着いているメッキを狙ってキャストを続けるが、ここも反応なし。そして、ここでもミノーについて反応してくるアオリの新子。ついつい極小エギでからかうと、ここでは一発で乗ってきた。すぐにリリースして追加を狙うが、掛かったイカが吐いた大量の墨にビックリしたのか暫く寄ってこない。結局、その後アオリにからかわれておしまい。
8月6日 16:00過ぎ
夕方近くになり、もしかしたらメッキがサーフに寄っているかもという淡い期待を抱いて最初のサーフに戻る。結局、その後はメッキどころかエソもダツも反応がなく、レンタカー返却の時間が迫ってきたのでゲームセット。。
エピローグ
今回はメッキの姿を拝むことができなかったのは残念だったけど、予定外のお土産が確保できたので十分満足。しかも、地元の人の情報の御陰でゲットできたし。更に、お土産用の箱も予想外のところで頂けたりして、ラッキーもついていたみたい。
帰り道の途中でついつい観光地があったので寄り道し、レンタカーの返却時間に間に合いそうになくなり連絡すると待っていてくれて、しかも追加料金なし。ありがたや。
向こうは、こっちと比べるととてものんびりしているし、一人一人が暖かいような気がした。次、いつ行けるかわからないけど、今度はベストの時期を狙って行きたいな。
