プロローグ
期間限定独身ウイークも残すところあと２日。この週末も釣りに行くのだ！！と息巻いたものの、さて、どこに何を釣りに行こうか…？先週のリベンジで伊豆へメッキをしにいくか、それとも浅八丸のライトルアーにするか…？いやいや、今年まだ行っていない外房のメッキも気になるなぁ…。
ということで、手のヒラアジさんに状況を伺おうとメールを送る。と、サイズが小さすぎるけどそれでも来る？と言うお返事。むぅ…ならば伊豆方面へリベンジしようか…？と思いながらメールの続きを読むと手のヒラアジさんも出撃されるとの事。ならばそちらにお邪魔しまーす！
8月23日 7:00頃
前週のような無謀なこともせず、それなりに眠ってからの出撃。外房って、ぱわぁ家からだと道さえ空いていれば１時間半くらいで行けちゃうんだよね。西伊豆の半分の時間で行けるんだけど、アクアラインの料金がネックなんだよな…とか思いながら外房到着。山を越えて海に至るルートは西伊豆みたいな気分になる。
で、山を越えて出た最初の港でまずは様子を見る。タックルは先週と同じ5.6ftのULロッドにアルテグラ2000番。3lbのフロロラインの先にはいつものハンドメイドリップレス5cmホログラムブルー。キャストを開始して数投目、グンッと魚信があったが…上がってきたのは細長いアイツ。最近、出会う確率が増えてるような気がする。
スロープを一通り叩いて反応がないので、船の下やロープの際にショゴでも着いていないかと探るも反応なし。ここで釣るのを諦めて、試作のメッキ用ジャークベイト(？)のテストをする。(?)がついている理由は秘密ｗ。で、こいつがなかなかいい動き。これなら、ホイル貼りと塗装も済ませてから持ってくれば良かったかな…？
8月23日 8:30頃
試作ルアーの動きに満足し、手のヒラアジさんにどこかで合流しようとお誘いメールを出そうと思ったら、なんとすぐ近くのポイントで小さいながらも出ていると言う。早速そこまで出向き、挨拶もそこそこにキャストを開始。手のヒラアジさんは小さいながらもポツポツとメッキを釣り上げる。
てか、そんな小さいサイズを良く掛けられますね…？というサイズが多い。まだまだ大きいサイズが少ないとのことで、小さいサイズ狙いで数を稼ぐ作戦。もちろん、ルアーも小物狙いのルアーにチェンジ。これがやってみると、チェイスがあるのになかなかバイトしてこないし、バイトしてきても乗せられなかったりと、これはこれで楽しい。なんだか、タナゴ釣りを思い出してきた。
普通は『如何に大きな魚を釣るか』に夢中になるけど、今は『如何に小さい魚を釣り上げるか』に夢中になってる。いい歳したおっさん二人が、小さな魚を釣るために夢中になって小さい魚が釣れれば大ハシャギしている図は傍から見るとどう思われるんだろう？？
そんなこんなでハシャギながら釣っていて、ようやくおいらにもメッキがヒット。ありゃ？このルアーで釣るにはちといいサイズ…てか、普通のメッキ釣りのサイズぢゃん！手のヒラアジさんは、『でかい』と言うけれど、それは他のメッキが小さいだけ。これだって十分小さい部類に入るはずなのにね。と二人でまた大笑い。
8月23日 11:00過ぎ
でも、普通のミノーでも十分狙えるサイズがいるのなら、と小物狙いから普通のメッキ狙いにシフト。ルアーをハンドメイドリップレスに戻してトゥイッチトゥイッチ！すると、底の方からメッキが浮かんでは来るが、なかなかバイトまでには至らない。このルアーではレンジが合わないらしい。
ここで、ふと悪戯心が沸いてくる。さっきテストしたジャークベイト(?)を付け、キャスト。1投目、軽くジャークさせた途端、グンッと魚信があり、メッキの小気味いい引きが手元に伝わった。えと…このジャークベイト(?)、まだバルサの下地が出ていて、アクション確認のために背中の部分を青いマジックで塗り、冗談半分に目と鰓の部分を黒のマジックで描いただけのもの。釣れたら儲けもん程度に思っていたのに、1投目で釣れちゃった。これだから釣りはわからない。というよりも、ルアーはやっぱりアクションが第一なんだってことを再認識することができた。
8月23日 13:00頃
足を使ってあちこちのポイントを叩いたものの、どうも思ったほどの数が出ない。ということで、ここで食事休憩をしようということに。コンビニに向かう途中から雨が降り出したので、ゆっくり食事をして、他のポイントの様子を見ようということで近くのラーメン屋に入る。
ラーメン屋のテレビでは北京オリンピックの野球中継。序盤はリードしていたのに、前日と同じようにミスと訳の判らない継投で点差がなくなりかけているところで店を出た。
その後、何箇所か有望ポイントを叩いたものの全く反応なし。この間に、おいらはコトヒキの最小記録を更新したｗ
夕方近くに潮が上げてくれば先ほど散々遊んだポイントがかなり期待できるということで戻ることに。やはり足を使って小さなポイントをあちこち叩く。1箇所、これは一人で来たら絶対判らないポイントに連れて行ってもらう。そこの超シャローでメッキではなくセイゴのワンキャストワンヒットを堪能。サイズは小さいけど、これはこれでとても面白い。
その後、メッキを数匹追加したところで、日没ゲームセット。手のヒラアジさんは先週にかなりの数を釣ったらしいので、今回の数では不満そうだったけど、おいらはかなり楽しめました。釣り上げたメッキの数はそう多くないはずなのに、かなり遊べたのは魚信があっても乗らない楽しさに夢中になったからだろう。ありがとうございました。
8月23日 18:30頃
手のヒラアジさんは今回のメッキに納得できなかったのか、予定を変更してこのあとアジ釣りをするおいらをお勧めポイントに連れて行ってくれた。このポイントも、一人で来ても見つけられないポイント。しかも、勧められたピンポイントは全く見向きもしないような場所。半信半疑でキャストすること数投目、ククク…という魚信とともにロッドに重みが乗った。それなりに走ってくれて上がってきたのは20cmオーバーのアジ。その後2匹目もすぐに追加。手のヒラアジさんもアジを見事GET。ここでは３０分ほどの間に二人で25cmクラスを含む５匹のアジを釣り上げた。
その後、どう見ても釣りはあまりした事のないような餌釣りのお兄ちゃんたちが割り込んできたので場所を譲り、別のポイントへ行くことにする。彼らはその後釣れたのかな？手のヒラアジさんともお別れ。一日お付き合いいただきどうもありがとうございました。
その後、サイズアップを狙い南へ下ったものの、有望ポイントのひとつはすぐ横に定置網が入れられとても釣りになる状況ではない。また、小さい港の先端テトラからのピンポイント狙いは風が強くて危険を感じ早々に退散。港の中でも釣れるという事なので探ったものの反応なし。
食事休憩を取り、メッキと遊んだ場所にセイゴ狙いで入ってみる。すぐに狙い通りセイゴをつたものの、後が続かないので移動。
その後北へ移動し、これまた堤防外側に有望ポイントのある港に入る。１投目からルアーが吸い込まれたものの、ヒットに至らず。そんなことを数投繰り返し、やっと乗せる事に成功。今までよりもトルクのある引きに大アジの姿が脳裏をよぎる。水面まで浮いてきた途端にバシャバシャバシャ…とエラ洗い。お前かーっっ！とは言いながら、セイゴにしてはナイスサイズなのでやり取りが楽しい。しばらくして上がってきたのは30cmほどのセイゴ。ありがたくキープ。そこでしばらくセイゴにからかわれ、数を伸ばせぬまま反応もなくなったので移動。
8月23日 24:00頃
夕方、最初にアジを釣ったポイントは、潮が引くとまた別の攻め方があるという話を聞いていた。というよりも、そこを攻めるには潮が上がっていたあの時間は波を被りながら攻めることになったので手を出さずにいた。潮が引いた今なら攻められると思い、再度最初のアジポイントへ。
思いのほか潮が引いていて、逆に厳しそうな状況に愕然。とりあえず、数投様子を見ようというくらいのつもりでポイントに入る。キャストを開始して数投目、ククク…という魚信を送って上がってきたのは夕方とほとんど変わらないサイズのアジ。そのあとしばらくしてもう一匹追加したところで反応がなくなり、移動。
更に北のポイントを目指して車を走らせる。その先には、さそさんお勧めのポイントやら、さそさんがシーバスを上げたポイントやら、さそさんがおいらの攻めたポイントに後から入って大アジを釣り上げたポイントやら…と、なぜかさそさん絡みの有望ポイントが待っている。
車を走らせていると、『期間限定駐車場』の看板が目に入る。どこも海水浴シーズは一緒だな…と思いながら目をやると、奥に港が見えた。ちょっと様子見のつもりで入ると、良い具合のスロープが煌々とした常夜灯とともにおいらを迎えてくれた。しかも、おあつらえ向きにスロープには港入り口からの潮がぶつかっている。ここで釣れなきゃ、どこで釣れるの？というようなポイントに、そそくさとタックルを用意する。
キャストすること数投、答えは出た。ロッドティップを軽く押さえ込まれるような魚信に合わせると、アジの小気味良い引きが伝わってきた。慎重にスロープをやり過ごして上がってきたのはこれまた20cmupのナイスサイズ。その後も頻繁に魚信があるものの、ここに来てバラシ病が発生。なかなかいいサイズも逃がしてしまう。ようやくこの日始めての15cmクラスのアジを釣ったあとは、おしゃぶりのような魚信ばかりとなり、そうこうしている内に船が出船の準備を始めたのでゲームセットとした。
エピローグ
2度ある事は3度あるとなるか、3度目の正直となるか…のメッキ釣行は何とか後者となり良かった良かった。それに予想外のナイスサイズのアジまでお土産に追加でき、満足満足。何より、ここしばらく出撃できなかった鬱憤を一気に晴らすような連続出撃＆丸々一日釣り三昧で、かなりリフレッシュができたかな。体力的にはかなりきついけどね(^^;
今回もまた手のヒラアジさんにはあんなポイントやらこんなポイントやらにご案内いただき、本当にありがとうございました。おかげで楽しい一日となりました。
翌日には嫁と子供が帰ってきて、また次はいつ行けるか判らない日々に逆戻り。でも、さっき娘が自分用のメッキルアーはいつ作ってくれるの？と聞いてきたので、もうあるよ、と答え、近いうちに行こうか？なんて話も･･･。さてさて…いつごろ出撃しようかねぇ…？ライトルアー船のリベンジもしたいし、去年のカツオリベンジの話が職場で上がっているし…。やっぱり秋は一番釣りが楽しい季節。出撃許可ください…＞嫁。
