雷鳴響く釣行
30日未明、メッキを釣りに伊豆へ出発した。そう、当初はメッキ狙いのはずだったが・・・
同行者は会社の友人onoちゃんとドクターの2人。事前の野地さんからのアドバイスでは30日はあまり良くないのでは?とのことだった。自分もそれは承知の上で、天気予報通りなら曇り時々雨、降水確率もさほど高くない。最近は滅多に釣りに行けないこともあり、我慢できずに強行したまではよかったのだが。
南伊豆までの行程は酷い土砂降り&雷で、釣りが出来るか不安になるほど。この天気は予想外というか、まさに想定外である。南伊豆に朝3時に到着したが、雨は止む様子は全くない。外を見ると落雷が物凄い!光ると同時に雷鳴が・・・下手に車外へ出たら命を落としかねない。仕方ないので雷が止むまで、車内で休むことに。何時ころだろう?当たりはすっかり明るくなり、雷は何処へやら。しかし雨はまだ降り続いている。
港を覗くと当然そこはコーヒー牛乳色の海が・・・やはりメッキは無理だろうか??
カマス&ムツっ子
さすがに港内での釣りは諦め、外側の堤防でちょっと竿を出す事にした。自分は堤防の中間から外側の先端に向かいチビジグで小物狙い。第1投からアタリがあり、釣れて来たのは良方のムツっ子だ。幸先良いスタートである。そのころドクターのいる先端部へ行くと、足元にカマスが転がっている!訊くとカマスがかなりいるらしい。自分もカマスを狙うが、どうもドクターにはカマス。自分にはムツっ子しか釣れない。onoちゃんは独自路線をいっている為、何を釣っているのか不明である。
雨はすっかり上がり釣りは出来そうになってきた。カマス、ムツっ子を2人で数匹づつ釣った後、移動することに。一応メッキが目的なのでなるべく濁りの無いところ。。。と選んでみたが、やはり次の港も笹濁りといったところ。駄目もとでストゥープ赤で思いきりトゥイッチングすると、ここでも第1投目でヒット!一瞬ギラッとした魚体にメッキかと思わせて上がった魚はサバ。。次はセイゴ。。。やはり今日はメッキは駄目なのか??と、係船の間にイトヒキアジが漂っている。かなり小さいが狙えなくはない。4cmのミノーにルアーを変え狙ってみるが、もう一息でバイトには至らない。2,3度ルアーを見せると、何処かへ消えていってしまった。
しばらく釣っていると、また雨が降ってきた。かなり強い雨である。ドライバーのonoちゃんもかなり疲れているので休憩することにし、近くの温泉で2時間ほどの休憩することにした。
メッキとの再会
次に来たのは工事中で、最近かなり様子が変わった港である。ここもコーヒーとまではいかないが、やはりかなり濁っている。ここでもonoちゃんは見えイカと戯れている。自分は係船、ブイ、ロープと、メッキが潜んでいそうな所をピンポイントで狙ってみる。同じ様にメッキを狙ったドクターがミニサイズのダツを釣って来た。自分も同じところで狙うとここで今年初めてのメッキが、ルアー真下からアタックするも、ミスバイト。再度同じ場所をトレースするとピックアップ寸前にマイクロメッキが見事にヒット!体調は7cm位であろうか。メッキとの再会を果たすも、もう少しサイズを上げたいところである。
と、ドクターがここでヒラセイゴを追加。やはり今日はメッキには向かないのか?その後何度かマイクロメッキの単独チェイスはあるも、バイトに持ち込めない。群れでのチェイスは皆無である。しばらくするとメッキのチェイスもなくなり、また移動することに。
痛恨のブレイク
しばらくドライブをし、西伊豆まで北上する。ここは某有名なメッキのポイント・・・だが、ここも割と大きな河川の河口に位置する港だけに、濁りはMAXに!ここでは釣りは諦め、遅い昼食をとり、次のお気に入りメッキポイントへ。サーフ横の小さな港である。
しかーし。。ここもかなりの濁りであまり期待は持てない。しばらくは港外へ向ってメッキの姿を探すが、全くメッキは目撃できない。もう駄目かと思った頃、サビキ釣りをしている人たちにカタクチイワシが釣れだした。自分も港内にルアーを投げるとイワシがルアーを追ってくるのが判る。しまいにはしっかりミノーを加えたイワシが釣れることも。
そんな事を繰り返すうちに、本日最大魚が自分にヒット!ロッドは満月のように弧を描き、ドラグが悲鳴を上げる。何とか近くまで寄せた魚は40cm近いサバである。ラインは3lb、ルアーは直結でリーダーなんて使ってない。上げるはちょっと無理そうだ・・・が、辺りを見ても誰もタモを持った人はいない。仲間はかなり遠い所で釣りをしており、抜き上げるしか方法はなさそうだ。ラインを少し長めに出し、一気に抜き上げようとした瞬間、サバが足元の岸壁下に潜り込む。やばい!ラインが岸壁と擦れている、と思った瞬間ラインのテンションが一気に無くなった(ToT)
やってしまった。痛恨のラインブレイクである。魚体が大きかっただけに無理をした自分のミスである。ギャラリーからは、惜しかったですね〜と声を掛けられるが何とも言えない心境である。メッキ釣りをしていて、初めて大きな魚を掛けただけに今後、タモは必要かと考えさせられるサバであった。
その後、辺りも暗くなり、別のポイントでカサゴと念仏鯛を追加し五目釣りの旅は終わったが、次こそメッキの爆釣をリベンジを誓い帰途についた。