2009.01.〜  根魚天国・室蘭へ出張??


Report by  Taka


新年早々出張

 正月の休みが一段落したと思いきや、1月6日から北海道室蘭へ出張。しかも、1ヶ月。週末は先方さんがお休みということで、もちろん釣り。なんだけど、あわてて出てきているのとここ最近はジギング馬鹿になっていたので、当然根魚のタックルとか何処に仕舞ったのかも解らず、使い慣れたエギングロッド1本とメバルタックル1本と鮃に使っていたワームや、ネジワームなど適当にバックに詰め込みいざ北海道へ向けて車を走らせ、仙台からフェリーに乗って苫小牧へ到着。昨年から行っている事なので、メンテナンス等を行ってデータを取る仕事を毎日行います。ただ、24時間動いているので、夜は眠りが浅かったりする。

第1週目の休み。

 金曜日の15時に装置を停止させて、週末燃料電池なるモノが凍らないように養生して、一端宿に戻り、着替えてナビを頼りに各漁港を取りあえずチェック。第一印象は潮がもの凄く澄んでいること。水深5m位の場所で底がはっきり見えるほど。とりあえず暗くなる前に3箇所の漁港を回り、一応勝手が解らないので、エギングロッドにPE0.8号、リーダー12Lbs.の組み合わせでスタート。このPEは何年もの?という感じ。リグはテキサス。シンカーは7g。ワームはパラマックスグローでとりあえずキャストしてボトムをズルズル。。。

 久しぶりにこんなスローな釣り。はい、ネガカリ。PEで感度が良くても人間がダメ。で、切ると高切れ。ネガカリ→高切れ→リーダー付ける→ネガカリ→高切れ→リーダー付けるの繰り返し。やってらんねぇ。ということで、夜中の12時にストップして、次の日に近くの釣具屋でPEとシンカー等を一式買い込む。PEをリールから抜いてびっくり。たったの50mしか入ってません。沼津でエギングしててもブチブチ切れてたからなぁ〜。PE巻いて12時よりスタートするも、澄み潮で釣れる気がまったくしない。地元の方と話をして白老が良いみたいということを聞いて、夜は一路白老港へ。と言っても場所が解らないので、ヘチを探るといきなりアタリ。でも乗らない。メバルタックルで入れ直すと直ぐにヒット。釣れたのは小さいソイ。北関東だとうれしいサイズだけど、ココは根魚パラダイス北海道。幼児虐待です。ということで、4本釣って終了。次の日も結局何も釣れずに終了。

第2週目の休み。

 いい加減一人じゃ無理ということで、ネットでブログをチェックしていくと、やはり地元の方々のブログがあります。一応コンタクトを取って場所や、釣り方を教えて貰いその場所へ行きます。シンカーを5.2gにしていても根が荒く、風も強いので底をこする感覚がまるでない。しかもマイナスの気温で手がかじかむ。一番良いと言われるポイントで釣れずで、防波堤にうっすら積もった雪に足跡。これをたどって足跡の主がキャストしたであろう場所でキャスト。確かに小さい根があることを確認し、言われた通りズル引く。活性が低いだろうということで、なるべく根のきつい場所ではなくその周辺部をゆっくり引いていると・・・ココンとアタリ。合わせると20cm前後のクロソイが釣れた。やっとマシなサイズが出て一安心。同じ場所に投げると次々とヒット。

 先週の苦行が嘘のようにワンキャストワンヒット。サイズは最大でも20cmちょっと位。エゾメバルとソイの入れ食いを堪能し、明日の沖提(誘って貰った)の為に早めに切り上げる。結局は数えられないくらいの数を釣る。沖提は・・・・・坊主。朝一にフッキングまで持ち込んだけど、ケーソンの下で食わせたので、リーダーがズルズルになって切れただけでした。

第3週目の休み。

 データ取りが夜中の12時までになったので、金曜日は寝て土曜日の夜にかける。先週の感じからして潮からして、食い出すのは6時頃からとふんで現地へ。一級ポイントを無視して、先週良かった根回りを探し出してスタート。記憶からしてこの辺りだったよな。と1投。スカ。2投目フォール中にコンとバイト。30cm前後のクロソイ。先週のように入れ食いとはならないが、3投に1度というハイペースで釣れる。シマゾイ、エゾメバルと釣ってあることに気がつく。シンカーが引っかかって根を切る動作をリグに与えると食わない。ということは、根回りの平たい場所を狙うと、PEでも微妙なアタリが出てそのまま少し送ってロッドを煽ると重い!しかも首振り!もう何が食ってきたかは解っているが、タモ無いのよね。しかも激シブ対策でリーダー1.7号。

 大胆に寄せてライトで照らすとデカイアイナメ。堤防を横に歩いてそのまま真横に抜き上げようとするも、想像以上に重い。仕方なくかなり先に砂浜があったことを思い出し、そこまで誘導することを考える。でも、さっき人が2名先端の方へ行ったよなと思いだし、10mくらい行ったところで先端方向へ散歩。釣り人を見つけてネットを借りて掬うと、先週沖提に一緒に行った方でした。計測と写真まで撮って頂き丁寧にリリース。46cmでした。これに気を良くして似たような場所を叩くと、ソイやエゾメバルがコンスタントに釣れてくる。またもや首振りで42cmのアイナメ。時間をみると21時。アタリが遠のいたのでお仲間さんと車の中で釣り談義。そして、22時からまた再開。しかし、アタリは少なく、たまに釣れるといった感じになる。

 ココまでグラスミノーLで通したが、ミノーSに変えたり、バグアンツに変えたりするも迷いが生じ呆けるのでグラスミノーLで通すことに。少々風が強まりやり辛くなってきた。でも集中していると何となくモソッとする。ちょっと一瞬迷い合わせるも乗らない。リグチェックのために一端上げると、見事にワームがずれている。アタリじゃん・・・・で、ちょっと場所を移動して、また同じようなモソッとしたアタリ。迷うことなく合わせると、46cmと似た重さ、似た感覚。タモで掬って貰って計測すると49cm!あと1cmで50cm!という、これぞ北海道というサイズ!たまりません!これもリリースして少しやるも、カジカの小さいのが釣れただけ。

 寒さも限界に来たので撤収。日曜の夜は行こうとしたが、西風11mのため中止。第4週目があるが、装置のメンテナンスと交代のための引き継ぎ等あるので無理。最後に良い思いができ、北のアツイ心を持ったアングラーと交友できたのが何よりもうれしかったです。 ちなみに、冬は流石にオフシーズンで、ハイシーズンは11月前後だそうです。スイミングでガンガン釣れると言っていました。

 今後の参考のために、フェリーは仙台〜苫小牧が乗用車と大人2名で35,500円です。宿は、安い処いっぱいあります。夢の根魚ワールド北海道へ、是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか。


タックルデータ

ロッド:ゼナックエスペルト80デューロ
リール:ダイワ社255Rカスタム
ライン:モーリスシーバスマックスパワーPE0.8号
リーダー:クレハ1.7号
フック:デコイkgフック#3
ワーム:グラスミノーL(レッドフレークラメ)ミノーS(鮃レッド)