「21cmのメバルが・・・」
今年の初釣りは近場で軽く(釣果も軽く・・・)済ませたので、今回は兄と伊豆に行くことにしました。兄は初釣りでもありますし。ここに来ていよいよ水温も下がり、風も弱く暖かいということで条件的には最高です。こうなるとかなり人が多そうですが、この条件ならおそらく・・・
金曜日の夜0時に出発。最初のポイントは前回見つけた所。2時ぐらいに到着し早速開始。が、不発。それでも少し場所を替えてやると21cmのメバルが釣れた。次もアタったがのらない。その後アタリは消えた。兄にもチビメバルが釣れていて幸先の良いスタートにホッとする。
次のポイントに行き、前回バラシた所でやろうとすると既に先客。次のポイントも同じ人に先に入られた。それでは少し移動して次のポイントに行くが、こちらは全く反応無し。端まで行くとちょうど先行者らしい車が出て行った。う〜ん、さすがに人が多い。ここで兄は寝てしまったので、1人でまた移動してチェックを繰り返すが反応は無い。明るくなってから普段やらない所でやってみるが、ここもダメ。しかたなくスミイカポイントへ。
「クイーン、クイーン」
前回のこともあリ、今回はスミイカは全く期待していなかった。とりあえずこの時期に実績のある所でやるが反応無し。それで他のポイントを一通り回ってみるがやはり反応無し。9時半も過ぎ、半ば諦めて安物のエギに付け替えて最初の場所に戻り、ちょっと根掛かりの多い所を狙ってみた。すると2投目にムニュ。タコかな?と思ってとりあえずアワセると、クイーン、クイーンと引く。珍しく小さいアオリが掛かったかな?と思っているとスミイカだった。まずまず良型でこの時期のアベレージの500g。これで止められなくなったが2杯目は来ず。11時ぐらいに仮眠。
15時にアラームが鳴って起こされる。ここでようやく兄も起きたが1週間睡眠不足だったとはいえ、12時間近くも寝ていたことになるな〜(^^; とりあえず1時間だけイカ狙いをしてから根魚ポイントへ。できればアジも狙いたかったので、夕まづめぐらいを目指して。
「これが後に幸運を・・・」
ポイントにはまだ明るさが残るうちに着いたので、カサゴにはまだ早そうだ。そこで1人でちょっと場所を替えてやってみると15〜18cmのメバルが3連チャン。さらに15cmを1匹。まだ釣れそうなので、ここは後の楽しみに残して元の場所に戻ると兄が22cmのカサゴを釣ったとのことだった。その後はまだ反応は無かったが、単発ながらライズが出始めた。これはおそらくアジだ。しかし全然アタらない。う〜ん、ラインが太いかな〜。実は去年3ポンドを切られたことがあったので、今回はシーズン初めということもあり、6ポンドを使っていた。実は兄も1度切られてからは6ポンドを使っていたのだが、これが後に幸運をもたらすことになる。
アジが釣れないので再びカサゴ狙い。すると私に18cmが来た。兄にも24cm。ここで接岸して来たのか、私に22、24cmが立て続けに来る。これは入れ食いか〜と思いきや、ここで終了。その後、またアジを狙うとようやくヒット。初の伊豆アジだ〜と喜んだのも束の間、抜き上げでポチャン・・・ その後はライズも消えてしまった。しかたなく、メバルポイントに行ったが、15cmぐらいのを1匹ずつ釣ったのみ。帰ってからもチビメバルが釣れただけなのでここでちょっと場所移動。
「ジャスト30cmの尺カサゴ」
やり始めてまもなく、兄の声が。「来た・・・すごい、よく引く!」見ると竿が持って行かれそうなのでシーバスかと思いきや、堪えた。と、魚が水面で暴れている。かなりのサイズだ。ライトで照らすと黒っぽいが紛れもなくカサゴ。ようやく静かになったが抜けるかどうか・・・が、聞けば6ポンドだと言う。慎重に抜き上げ、横たわった魚はジャスト30cmの尺カサゴだった。
その後は兄がチビメバルを釣っただけに終わったが、まさにサプライズ。なんか、あまりのことに拍子抜けしてしまい、その後は気が入らない。予定ではこの後も何ヶ所か開拓して行こうと思っていたのだが、あと2〜3ヶ所予定の場所をやって終わりにすることにして次のポイントに向かった。
「唖然として見てみたら・・・」
次のポイントに到着後、第1投目に強烈なバックラッシュ。しかも解いていたラインが貝に引っ掛かり、もうどうにもならない。と、その時、後から来て兄に話しかけた人がいたが、私はそれどころではなかった。できれば話しかけないで〜、と(^^; ところが、その人達が近くで釣り始めると、いきなりポンポンと1匹ずつカサゴを釣った。唖然として見てみたら、見覚えのある人が。誰あろう、野地さんだ!やった、超大物!!(^^; 実はこの条件なら野地さんも出ているはず、と思って野地さんが来そうな所で来ないかな〜と待っていたのだ。最初のポイントでは会えなかったが、ここで会えたのはある意味狙い通りかも。
さらにすごいのがharukaちゃん。野地さんの指示を受けて向こうに消えたかと思うと間もなくメバルをぶら下げて帰って来た。ほとんどの人は釣れてないのに・・・ ここでは野地さん親子のすごさをたっぷりと見られてどんな釣果より得た物は大きかった。
野地さん達はここで今日の取材は終わりにし、帰りにセイゴと遊ぶということだったので、私達もその予定だったので同行させてもらった。しかしタッチの差で先行に入られた上にうねりがおさまって魚が出て行ってしまたようでダメ。ここで野地さん達に別れを告げ、もう1ヶ所予定の場所に行ったがこちらもダメ。なんかいろいろなことが起こってすっかり気が抜けてしまい、今回は早めにここで終了とした。
今回は数こそ少なかったものの、サイズのいいカサゴが釣れた上に野地さんにも出会うことができて大満足の釣行となりました。もっとも、私達は嬉しかったのですが、野地さんの取材の邪魔をしてしまったような気もして申し訳ないです。