2009.05.23〜24  執念のキロアップ


Report by  KO


1回ぐらいはイカ釣りも・・・

 最近、海水温がずいぶん上がってきていて、先週の段階で南伊豆の方では20℃を越えている所もありました。先週は日本海に行って楽しめましたが、やはりこの時期には1回ぐらいはイカ釣りもしたくなるので、今回は1人でアオリイカを狙ってみることにしました。

 金曜日の22:30ぐらいに出発。直前の情報で東伊豆で結構釣れているという情報を得ていたが、東伊豆はただでさえイカ釣りが出来る場所が限られている上に、週末では相当人が多いと思ってやはり予定通りに南に向かった。

 が、途中でちょっと寄り道し、この時期によくメバルが出る所をちょっとやってみた。すると、いました21cm。それっきりだったけど。相変わらずここはこの時期でも釣れるけど、みんながこの時期になるとさすがにメバルはやらなくなるというのが理由かな?

 さて、寄り道に20分ほど使って先を急ぐが、現地着は2:40頃。準備してポイントに着いた時には3時になっていた。これではポイントは空いてないかもと思ったが、予想外にイカ釣りの先行は4人組の1組だけ。まずまずの場所に釣り座を構えて釣り開始。

 しかし、5時を過ぎても全く反応が無い。後から来たアングラーも含めて諦めモード。やがて先行の4人組が帰って行き、そこにまた別の4人組が入った。と、1投目か2投目、「あれ、なんか引いてる・・・」の声。横を見ると竿が曲がっている。釣れたのは700gのアオリイカとのこと。しかも初めてらしい。今までの2時間は何だったんだ・・・

エギングタックルを流用して・・・

 その後も7時ぐらいまで粘るが私には反応無し。ここで引き上げることにしたが、帰り際に端で小さいのが上がるがもう知らない。そのまま堤防付け根のゴロタでムラソイを狙う。思ったほど魚影は濃くないが、少しすると大きい石と石の間を狙うと良型のムラソイがヌボッと出てきてゆっくりと反転して行った。こちらもそれに合わせて少し送ってしっかりとアワセると23cmのムラソイが宙を舞った。さすがにエギングタックルを流用すると強いなぁ(^^; その後はおチビさんを1匹追加し、顔が見れたのでここで終了。

 その後は海藻が一面に生えたポイントに行くが、大分潮が引いていてやりにくい。それでもイカが泳いでいるのが見えたので、イカの10m程先にキャストし、ゆっくりトゥイッチしてくるとイカはさっさと逃げて行った。だろうとは思ったけど。その後は反応無く終了し、買い出し後に移動して仮眠。

ようやく17〜18cm

 目が覚めた時に時計を見ると17:50だった。途中、暑くて起きたりしたが11時前ぐらいには寝たから7時間は寝たことになる。兄の事は言えないな。もう1ヶ所ぐらい新しいゴロタで遊ぼうかと思ったけど夕まづめポイントに急ぐ。

 ポイントに着くと2人の餌釣り師が居たが、十分に狙うポイントはある。早速、準備して釣り始めるが全く反応は無い。エギだけでなく、隣の餌釣りにもアタリは無い。暗くなったところで終了とし、夕飯を食べてまた寝る。

 今度はちゃんと1時過ぎには起き、朝まづめのポイントに向かう。日曜日だし、結構有名ポイントだから早めに行ったのだが、2時ぐらいに着いてみると餌釣りの道具が3ヶ所で場所取りをしてあるだけだった。適当に場所を決め、やり始めるが明るくなっても反応は無い。またこのフレーズか・・・。その後、何人かエギングをやりに来たが、見てるかぎりでは誰も釣った人はいなかった。唯一、ヤエンでやっている人に2回アタリがあったがキャッチできず。あまり釣れてないのかな〜。

 7時ぐらいにイカを諦め、横のゴロタ帯でムラソイと遊ぶ。しかし、釣れたのは小さいのが2匹だけだった。ここが貧果だったのでもう少しゴロタ遊びをしようと西に移動する。次に行ったのはヤエンのメッカとも言える港だが、この日は先端に5人ぐらいのグループがいただけ。いつもなら平日でも入る場所さえ無いのに・・・ ま、狙いはムラソイなのでそれを横目にゴロタに下りて行く。ここはまずまずの魚影だったが、かなりの小型が多く針掛かりしない魚が多い。最後の方にようやく17〜18cmが2匹釣れたが、結局6匹で終了。

 次の港に行ってちょっとエギを投げたりしたが、雨が降り出したのですぐ撤収。が、ちょっと様子を見ていたら止んできたので、先月カサゴが釣れたゴロタへこの時期の様子見に行く。

 ポイントに着いて前回釣れた所を狙うとカサゴが出てきた。やっぱりいた。ここでチョンチョンと誘いを入れると逃げていった。スレてるみたい。次は23cmが釣れた所を狙うもお留守。その後も反応は渋くムラソイが1匹だけ。帰り際、少し満ちていたのでまた23cmが釣れた所を狙うと石と石の隙間から良型のカサゴが上がって来た。サイズは22cmだが、またというか、まだ抱卵しているのですぐリリース。釣れた場所といい、タイミングといい、前回兄が釣った魚じゃないのかな〜。手尺だからそんなに正確に測ってる訳じゃないし・・・ この後さっきカサゴが出てきたポイントを探るとまた出てきてとっとと逃げていった。この魚も前回釣った魚じゃないのかな〜

 これでこのポイントを後にし、仮眠してから夕まづめにやる予定の所に行くと、ヤエン師が3人も。しばらく様子を見ていたが帰る気配は無さそうなので、16時前ぐらいに情報にあった東伊豆のポイントに行くことを決意して移動。

デイスクイッドの初仕事

 しばらく北上して行き、途中、ちょと以前よくやったポイントを覗いてみたらあまり人が居ない。ここは最近人が多くなったのでやっていなかったが、以前は得意にしていた所だ。堤防には小さいスミ跡がいっぱいあるし。というか、アオリというよりケンサキみたいだが・・・

 予定を変更してここでやることにし、メインのポイントには先行者が居るので反対側に陣取る。もともとここの方が私がよくやるポイントだ。爆釣はないが1杯ぐらいは釣れることが多い。ここは根掛かりがほとんど無いので、明るいうちは普段あまり使ってないデイスクイッドでやり始める。

 30分ほどすると重みが乗る。が、軽いのでケンサキかなと思って巻いてくると小さいタコでがっかり。もっとも、これがデイスクイッドの初仕事ではあった(^^;

 その後しばらく反応が無く、先行者が帰るとそこに2人組が入った。「また先に釣られたりして」と思っていると、30分もすると「なんか乗った。でも引かね〜」の声。やっぱり・・・(^^; 「ケンサキか〜。いいな〜、アレ美味いんだよな〜」と思って見ていると、「追ってる、追ってる」の声。見てると別の人がエギを投げるとすぐ掛かった。そんな感じで2人で4杯ぐらいを立て続けに釣った。しかも結構いい型。「えぇ〜、こっちは全然来ないのに・・・」10mぐらいしか離れてないのに何でこっちには来ないの? 少ししてようやくこっちにも乗った。が、引かないのでさっきより少し大きいタコかなと思って巻いてくるとナマコ。「そんなオチいらんわ!」さすがにこれにはふてったな〜(^^;

 その後、餌巻きテーラーを持って来た人が来て投げるとすぐにケンサキを釣った。どうやらスミ跡といい、ケンサキの回遊があるみたい。しかし、その後は誰にも反応は無く、暗くなったので終了とし、徒労感の多い釣行を終えたのであった。 ・・・はずであった。

1年振りのアオリの引きだ〜

 2日間釣りをしながら小型のアオリどころかケンサキさえ釣れず、打ちひしがれて帰る途中、どうしても情報にあった所が気になった。どうせ帰る途中だからとちょっと寄ってみた。ポイントに着くと先行は2人だけで特に釣れてる気配は無いが、寄ってみると釣りをしたくなるのは釣り人の性。少し雨も降っていたがマウンテンパーカーを着込んで釣り始める。

 釣り始めて30分ぐらいするとガクンと衝撃!「お?」ウンウンウン。「お〜〜!」1年振りのアオリの引きだ〜。わりとすぐ浮いて来たのでそれほど大きくはないと思っていると、急に引き込む。いつも1キロクラスが来た時にラインが出るぐらいにドラグを調整しているが、ラインは出ない。が、意外に強い引きをするので少しドラグを緩めるが、やはりラインは出ない。そのうちに浮いたのでライトで照らすとまずまずの型。そのまま水面を滑らせネットイン。よく見ると触腕のみに掛かっていた。危なかった〜。だから引きのわりにはラインは出なかったのかな?帰ってから量ると1050gでギリギリながらキロアップ。とりあえずカメラ、カメラ・・・ あ、車だ・・・ 取りに行くのは面倒なのでそのまま続ける。しかし、その後は反応は無く、今度こそ本当に終了。

 今回は天候のせいか釣れてないのか、どこも意外とすいていて、平日より人が少ないぐらいでしたが、苦労しました。釣りの神様はなかなか意地悪でしたが、最後に粋な計らいをしてくれました。ま、執念というか頑張ったご褒美かな? 最近はアオリイカは年に1〜2回ぐらいしかしてませんが、こんなことがあるので、やっぱりやりたくなっちゃいますね(^^)