2009.06.27〜28  富山湾のキジハタ


Report by  KO


400km強を走り・・・

 今回は兄と富山湾でのキジハタ狙いです。去年の秋に港内で小型は釣ったもののキープはできなかったので、今回は良型が狙える時期なので何とか1匹はキープしたいということで25cm以上なら1匹はキープし、目標は30cm以上に設定してみました。

 金曜日の22時頃に出発。関越道・上信越道・北陸道と乗り継いで400km強を走り、2時半ぐらいに富山に到着。途中、コンビニで買い出しし、ポイントには3時過ぎに到着。キジハタ狙いの難点は大型は港外だということ。しかもテトラ周り。普段そんな釣りはあまりしてないから我々のスタイルには合わないけど仕方が無い。それも良型キジハタのため・・・。もっとも、空はだいぶ白み始めているのでさっさと仕度をすませて堤防先端に向かう。

 堤防先端付近には何人か先行者が居たのでその手前でとりあえず釣り開始。ワームを根掛かり防止のためにテキサスリグにして、最初はテトラ際を狙う。反応無し。次は沖に投げてリフト&フォールしてくると手前で小さなアタリ。アワセるとのったが、すぐ外れた。ワームがズレてないのでハリ掛かりもしていないのだろう。次は反応無かったので別の方向にキャストすると手前でコンと明確なアタリ。ききながら少し送ってアワセたがのらない。なかなか反応がいいので、これはいけるかもと思いきや、明るくなってくるとともに反応は無くなってしまった。

 明るくなってからよく見ると先行者は港内でイカやアジなどを狙っているので、先端に移動し、近くで反応が無くなったので私も兄もメタルジグで沖を狙い始めた。あわよくばソゲでも来ないかな・・・なんて期待しながら(^^;

より大型を狙って・・・

 しばらくして沖の根回りを探っていた兄にアタリがあり、22cm程のキジハタが釣れた。が、まだまだ小さい。しかし、その後は兄がアナハゼを釣っただけだったので、私はまたワームのテキサスリグでテトラの穴打ちを始めた。すると2つ目の穴に落とし込んだ時に途中で引っ掛かる。一回上げてまた落とし込んだがまた引っ掛かる。それでもう一度上げようとすると、ワームが水面に出るか出ないかという所で赤っぽい魚が反転した。少し送ってしっかりアワセると25cmぐらいのキジハタだった。ギリギリだったが取りあえず今回のキープサイズが釣れてホッとした。これでより大型を狙っていける。

 ふと気付くと兄も同じぐらいのキジハタを釣り上げていた。いつの間にかワームに替えて穴打ちをしている。これが結構いいパターンのようだ。2匹目のキジハタを釣ったので、そろそろネジ切れの兄は車に戻ったが、私はもう少し穴打ちをしてみた。しかし釣れたのは16cmほどのカサゴとちっちゃなオウゴンムラソイだけだった。

 取りあえず結果が出たので場所移動することにして、夕まづめにやろうと思っていた所を見てみたが、とてもお手軽とは言えない。もう少し場所を探してみたが結局いい場所は無くそのまま仮眠。

 16時過ぎぐらいに起きて食事後、もう少しお手軽にしたいと思ってサーフの小突堤の様子を見に行ってみた。するとサーフにはテトラの沖堤がずっと続き、小突堤からは沖堤がなんとか狙えそうだ。しかもなかなかお手軽そう(^^)。すぐにここでやることに決めて夕まづめを待つ。

30cmぐらいありそうなキジハタ

 18時頃にポイントに立ってみたが、まだまだ明るい。そこで周辺にある小テトラでちょっと穴打ちをしてみた。何個めかの穴に落とし込んだ時、根掛かりのような手応えの後、いきなり引き込む。なかなかいい引きをしたが、ラインは16Lb.で竿はシーバスも上げられるロッドなので一気に巻き上げる。すると上がってきたのは30cmぐらいありそうなキジハタだった。正確に測ると28.5cmだったが、このサイズなら十分納得。その後すぐに25cmも追加し、2人で穴打ちを始めたがその後は反応無し。

 その後、私はちょっと他の場所も探りに行ったが釣果無しで帰って来ると、兄は沖堤を狙って2匹20cm前後を釣っていた。ちょうどうす暗くなっていたので、時合いかもと思って私も沖堤狙いを開始。少しすると「う〜っ!」と言う兄の叫び声が。話を聞くと引っ手繰られるようなアタリの後、アワセるとかなり強い引きだったがバレてしまったとのこと。それは話に聞く40cmオーバーのアタリと引きでは・・・? 残念だがそんなのがいる可能性があると分かり、一段と気合いが入る。その後兄が掛けたが24cmのカサゴだった。そして、しばらく反応が無くなり、ぼちぼち終わりかなと思っていた21時過ぎに「来た!」と兄の声。なかなかいい引きをしているが、タモがいる程のサイズではないという。抜き上げたのはこれも28.5cmのキジハタだった。そしてこれを最後にここでの反応は消えた。

 大型のキジハタは時合いで食い出し、かなりその時合いは短いということは情報としてあったので、ここは諦め他の同じようなポイントでやってみた。しかし、やはり時合いを外しているのか、もともと居ないのかは分からないが反応無し。その後も反応は得られなかったので、近くの漁港に行ってみた。漁港の堤防の内側ならさらにお手軽に出来るんじゃないかと思って・・・(^^;

 やり始めて少しするとアタリがあり、20cm程のキジハタが釣れたが、やはり港内では型が小さい。その分時合いには関係なく、いつでも釣れるけど・・・ ここで23時を過ぎていたので朝まづめに備えて少し寝ることにした。

沖堤が全部狙えたら・・・

 翌日は3時に起き、昨日の夕まづめと同じポイントへ。しかし、朝まづめはあまり良くないのか、昨日釣ったせいもあるのかあまり反応は良くなく、私が25cmとその後穴打ちで26cmを釣っただけで終わってしまった。この後は他の場所の様子を見ながら移動して良さそうな所も見つけたが、日中では反応を得られず終了とし、昼前には富山湾を離れ、内陸経由で温泉に寄ったりしながらのんびりと帰路に着いた。

 今回はなんとか良型キジハタのポイントを見つけたいと思っていましたが、それらしいポイントはいくつか見つけられました。大型こそ出ませんでしたが、それらしい魚の片鱗には触れられたような気もしますので、次は是非とも出会ってみたいですね。意外だったのはキジハタを狙ってる人が少なかった事。上手い人が居たらよく見て釣り方や狙い型を盗めたら・・・と思っていたのですが、そんなに真剣にやってる人には出会いませんでした。もっとも、夕方から手漕ぎボートで出て行く人は結構いました。そりゃ、目の前にある沖堤が全部狙えたら・・・と釣り人なら誰でも考えるでしょうね〜(^^;