2009.07.27〜31  恒例の夏休み東北温泉釣行


Report by  KO


夏休み東北釣行

 今回は兄と恒例になった夏休み東北釣行です。また酒田の叔父の家に行き、そこからこの時期でも水温が低くて人も少ない岩手北部を目指します。一応叔父の所に用があるのですが、ほとんど東北釣行の基地にしちゃってるかな(^^;今回は天気がはっきりしませんでしたので、天気予報を見ながら様子眺めで行く場所を決めました。

26日の21時過ぎに出発。関越道を新潟まで走り、給油してから日本海沿いに北上し、県境の港に着いたのは3時前ぐらい。すぐ釣り始めると常夜灯下のブレイクですぐチビメバル。メバルはどこにでもいるのだが、スレてるのか1〜2回で反応しなくなる。少し型狙いでヘチの底を狙うと20cm弱のクロソイが来た。

 30分も釣りをして、ふと気付くと空は開け始めていてまづめの時間である。ここは青物でも有名なので堤防に行ってちょっと青物狙いをしてみる。が、何にも来ない。6時には諦め、叔父の家に向かって2日を過ごす。

クロソイが反応

 29日の9時頃に叔父の家を出発し、夏休み東北釣行のもう一つの目的でもある硫黄系の温泉巡りを開始。今回は栗駒方面に向かい、まず、泥湯温泉に入り、続いて須川高原温泉のはしご。どちらもとても気分が良かったが、須川高原に到着した頃から雨が降り出し、その後はずっと雨。内陸を盛岡に抜けてから給油して東北道で八戸を目指す。

 八戸から久慈の間は前に来た時に雨だったこともあり、ほとんどやっていなかったのだが、結局今回も雨。最初の港に着いた時に少し雨足が弱まったので車から下りてやってみると、すぐクロソイが反応してくれた。ここはすごく良さそうな気がしたのだが、2匹釣ったところですぐ雨足が強くなってしまい、車に駆け込んで様子を見ていた。しかし、止みそうもないので八戸市街に戻って食事してから先に進んでみる。

 しかし、雨はさらに強くなり、寝ていたら止むかと横になっていたが、そのまま朝を迎えてしまった。しかし、多少小降りにはなっていたが、まだしっかり降っている。この日は雨のち曇の予報なのであと2〜3時間もすれば止むかと思ったが、ボケッと待っているのも何なので、兄の提案で酸ヶ湯温泉に行くことにした。釣り場からはざっと片道90kmぐらいだが、普通の人はやらないかな(^^; でも、私達兄弟は普通ではないので、行ってしまいました。

 6時ぐらいに出て、到着したのは8時前。でも7時からやってるから大丈夫と思いきや、8時から9時までは女性専用タイムということで入れない。しかたがないので周辺を少し観光して時間をつぶし、9時から入湯。ここもやはり気分のいい温泉だった。

遠慮がちにワームを・・・

 温泉に到着した頃から雨が上がってきていたこともあり、その後はついでに奥入瀬や十和田湖も見てから下り、昨日良かった港に昼前ぐらいに到着。早速釣り開始。

 釣り始めると間もなくチビアイナメが反応したので遊んでいると、たまにクロソイが出てきて遠慮がちにワームを持って行く。夜に比べると何ともおとなしい感じだが、それでも昼間から20cm弱ぐらいのクロソイが釣れてくれるのは嬉しい。そのうちチビアイナメも釣れた。なかなか楽しんでいると兄は20cmほどのカジカを2匹とクロソイを数匹釣っていた。

 最初の港の釣果に気をよくし、同じようなパターンで探って行くが、他の港は濁りが入っていたり、うねりの影響もあったりしてあまりいい所が無い。たまにアイナメらしきアタリはあるものの、小さいらしく針掛かりしないし・・・ 結局、他にはいいポイントを見つける事が出来ずに夜になったのでナイトゲームに切り替えるが、今度は小さい港が多いので常夜灯が無かったり、夜間進入禁止の所が多く、久慈まではほとんど釣りできず。

じっくり粘れば三桁も・・・

 久慈から先は何度か来ているのでポイントは分かっているから、実績のある港を中心に探って行く。今回の釣行ではどこも濁りが少なく、今まであまりよくなかった所でもまずまずの釣果が得られた。

 ある程度釣果も出て、あとは実績の高い所3ヶ所に行って終わりにすることにして行ってみると、この日はすこぶる反応がよく、ほとんど入れ食いだ。係船の間を狙って行くが、それこそロープ1本に1匹付いている感じ。それほど大きいのはいないが、サイズもアベレージ18〜20cmぐらいでかなり楽しめた。

 さらに凄かったのが次の港。ここはスロープとそこから続くゴロタでいい結果が出ているが、今回はどこでも反応して来る。極めつけは堤防横にある小さなサーフに投げてもどこでも釣れてくる。じっくり粘れば三桁もありそうなほどの釣れっぷり。さすがに飽きたので適当に切り上げ、この日最後の港に。ここも反応がいいのでメバルを2匹合わせて10匹釣った所で終了とし、すぐ近くにある道の駅に行って寝ようとしたところで事件は起きた。

熊出没注意

 釣果に満足して漁港から国道に上がる道を気分よく車を走らせていると、突然目の前を黒い物体が横切った。唖然として見てみると、衝撃の黒い物体の正体は・・・なんと熊! こんな海の近くに熊がいるとは・・・。そういえば北山崎という海沿いの断崖絶壁の景勝地にも熊出没注意の看板があちこちにあったっけ・・・。これも東北の豊かさのゆえかもしれないが、豊か過ぎるぞ、東北! 寝ようとしていた道の駅があまりにも近かったので、次の道の駅まで車を走らせたのは言うまでもない(^^;

 翌日は朝から日が出たので暑くて起きてしまったので、木陰を探しながらちょっと海を見て行き、良さそうな所ではちょっと竿を出したが反応無し。ちょっと行った所にいい景色の場所があったのでたまには魚以外の写真もパチり。その先の木陰で1時間半ほど休憩し、次に行った港では自身初のカジカが釣れた。模様からするとギスカジカのようだ。その後はクロソイがちょっと反応しただけなのでここを後にし、午後からは宮古周辺を探る。

 途中、寄り道して重茂半島のピークにある展望台に寄ると宮古湾は見えるが外海は雲海となっていた。水温が低いのだろうか・・・。その後、いつもアイナメの実績の高い港に行くと珍しく餌釣りの先行者がいる。もっとも、メインのポイントは空いていたのでやってみるが反応無し。この場所で全く反応が無かったのは初めてなのでがっかり。しかたなく、同じようなブレイクに根がある場所を探すことにする。

31cmとまずまずのサイズ

 次に行った所ではダメだったが、その次に行った所ではアタリがあった。しかし、食い込まないのでワームを小さくしてみるが結局ダメ。次へ。次の港もすごく良さそうなのだが、秋には全く反応が無かった。ところが、1投目にいきなりコツ・・・コツとアタリ。しかし、なかなか食い込むアタリが出ないので、ちょっと誘おうと竿をあおってみるとすでにのっていた。釣れたのは31cmとまずまずのサイズ。その後も小さいアタリがあったがのらず。兄にも3回ほどアタリがあり、1回はかなりいいアタリだったがのらなかったようだ。

 この港で粘ったので、出る頃には18時半になっていた。とりあえず次の港へと急ぐが着いた頃にはだいぶ薄暗く、アイナメではなくクロソイの反応が良かった。ここでデイゲームは終了とし、最後にイカが回遊する港へ。

 事前の情報では他の場所ながら0〜10杯とあまりいい釣果ではなかったのであまり期待はしてなかったが、着いてみると人は少なく、やはりあまり釣れてないようだ。それでもいくらかは出てるようなので、やってみると30分ぐらいして私に1杯。その後、兄にも1杯。その後はしばらくダメだったが、1時間ぐらいした時にちょっとした時合いになったようで兄に3杯来たが、その後はまたダメだったので今回の東北釣行を終了とした。

 この時期は毎年同じような結果ですが、まずまず楽しめました。もっとも、東北では何があるか分からないとは思ってましたが、熊は余計でした・・・。渓流にはあまり行かなくなったので熊に出遭う機会もあまりないと思ってましたが、海で出遭うというのも皮肉なものです。今後は漁港で釣りしてても後が気になっちゃうな〜(^^;