2010.05.02〜03  GW北陸釣行


Report by  KO


タケノコメバルを狙う

 先月の29日〜30日まで恒例の東北渓流釣に行って来ましたが、本来はそのまま今回の釣行に移行する予定でした。でも、キャンプをするとさすがに荷物も多いので、1日に一旦戻り、その夜から北陸に向けて再出発しました。今回はまだ少し早いキジハタと、そこまで行ったので能登ではタケノコメバル、最後に青物という予定でしたが・・・

 1日の21時過ぎに兄と出発し、富山には3:00頃に到着。暗いうちは富山に寄り、ちょっとキジハタを狙う。朝まづめにようやく反応があり、次のキャストでのせたが、上がって来たのは20cmほどのカサゴ。その後は反応無し。やっぱりまだちょっと早いみたい。

 明るくなってからは能登に向かい、タケノコメバルを狙う。最初のポイントはシャローの海藻帯。ここでは2回ほどアタリがあったがのらず。その後、しばらく走るがなかなかいいポイントが無い。ようやくいいポイントを見つけたがそこにはかなりの人が・・・。やっぱり東北に比べると人は多い。とりあえず端のブレイクがらみのポイントでやってみるが反応無し。

 次はテトラの周りに海藻が繁茂しているポイント。ここで1投目にフォール中、ラインが走る。が、のらない。次のキャストでフォーリング中にヒット。右に左に走る魚は色からして本命っぽい。が、藻に当たってバウンドした後、落下。そりゃないよ〜。ここは魚影は濃くアタリは多いが、小さいらしくなかなかのらない。ようやくのせたと思えばまた藻にからんで外れる。

 そのうち兄が17cmほどの本命を釣った。私もここで何とか1匹と粘ったが、結局次の魚も藻にからんでバラシ。・・・もう何も言うことはありません(^^; 次のポイントもアタリはあったものの、のらず。次のポイントは反応なし。ここで仮眠。

新潟県に移動して・・・

15時ぐらいに起き、次のポイントを探す。しかし、良さそうな所は人が多くなかなかできない。次に見つけた海藻のからむシャローからブレイクになるポイントでおチビさんが飛び出してくるがヒットせず。今回は大物を期待して大きめのワームを使っていたが、ここでさすがにライトタックルに変更し、何とか1匹を釣ろうとする。

 で・・・多くの皆さんの想像通り、そうするとちょっといい型が来たりして走られたあげく、また藻にからまれ、今度はラインブレイク。は〜、もう、どうでもいいや・・・(^^;結局、ここでは兄が小型を釣ったのみで移動。

 その後も何か所かポイントを探して回るがどこも人が多く、最後に寄ったポイントでは反応無し。ま、今日のところはこのぐらいで勘弁してやろう(^^; 今回はここで終わりとしたが、ある程度ポイントは分かったので、またいつかリベンジしよっと。この後は富山に戻ってクロソイを探ってみたが反応無し。翌日のために新潟県に移動してサゴシのポイントで仮眠。

その時は来た!

 サゴシは事前情報ではあまり良くなさそうだったので、兄はゆっくり起きてから釣り始めるとのことだったが、私は来た以上は最善を尽くしたいし、サワラサイズも出ているとの事だったので、3:30ぐらいから釣り開始。夜が明けると1時的に入れ食いになったがその後はポツポツになり、何とか10匹を釣った6時過ぎ、その時は来た。

 底付近までメタルジグを沈めた後、トゥイッチしながら高速リトリーブしているとガン!そして重々しい引き。もっともこのパターンでスレ掛かりというのはよくあるので、今回もそれだろうと思っていると、ゴンゴンと首を振っている。ということは口か・・・って、サワラ?期待して巻いているとなかなか強烈な突っ込み。強めに調節したドラグからラインがじりじりと出る。

 これはサワラだろうと確信したが、上がってくると見た目は思った程ではない。さてタモ入れしようとすると45cmダモではちょっとかったるい。いつもの55cmダモは柄が抜けなくなっちゃったので、車の中で邪魔になるから期待の薄そうな今回は持って来なかったんだよな〜。すると、横で見ていた人がタモ入れを申し出てくれたのでありがたくお願いしてようやくタモに収まったのはジャスト70cmのサワラサイズだった。

ヒラメですか〜

 この1匹で自分の釣りはほとんど終了していたが、7時に兄と合流したのでそのまま続けた。この日の活性はまずまずでポツポツ釣れ続けるし、地元のうまい人は結構なペースで釣っている。私も、見様見まねでそれなりに釣れたので、そろそろ終了しようとしていた11時頃、その時は来たPart2。

 兄が底まで落とした後、トゥイッチして巻いてくるとアタリ。引きは重々しいが、それほどの引き込みではないのでスレ掛かりかなと思っていると、上がって来たのは茶色い物体。慌ててタモ入れしたのはジャスト40cmのぎりぎりヒラメ。兄はソゲまでは釣っていたものの、初のヒラメサイズでかなり嬉しそう。さらに、さっきまでかなりサゴシを釣っていた地元の人が来て「見せてもらっていいですか? ヒラメですか〜、オレも釣りたいな〜」だって。さっきまで結構大きいのも含めてたくさんサゴシ釣ったじゃないですか〜(^^; たった1匹で立場が逆転してしまう・・・それがヒラメの魔力なんだろうな・・・

 これでやめられなくなったのでそのまま釣り続けたが、さすがにかなり疲れたので、13時過ぎに終了としてこの場を後にし、温泉に入ったり山菜を探したりした後、仮眠してから渋滞を避けてゆっくりと帰宅した。

 今回はもう少し根魚が釣れると思って「GW北陸根魚釣行」というタイトルの予定でしたが、根魚があまりに貧果だったのでちょっとタイトルが変わってしまいました(^^; でも、予定外にサゴシが良かったので釣りとしては満足できましたが・・・。タケノコメバルはGWだともう少し歩いてからポイントに入るとかしなければならないのかもしれませんが、ポイントを絞ればサイズアップも期待できそうなので、また行ってみたいと思います。