アイナメにはまだ早い
今回は秋の東北遠征です。今回はまだまだ水温が高く、2週間前は20℃を超えていました。ここまでアイナメの情報はほとんど入っていません。これでは根魚は厳しいですが、その分イナダやサバが結構釣れてるようだったので、それならそれでいいかということで行くことにしました。ところが、行く直前になると急激に水温が17〜18℃にまで下がり、場所によっては2週間で4℃以上下がっていました。これでは青物は渋くなるだろうし、アイナメにはまだ早いしと、かなり厳しそうです。でも、兄が休暇を取っていたので私も便乗して行って来ました。
先に酒田に寄り、久慈方面に到着したのは3日の18時過ぎ。少し走って実績の高い港へ。ここで今回の状況を探る。最初は定番の常夜灯下の船周りやロープなど、中層を探るが反応は無い。そこでヘチの底を探るとおチビさんばかり。これでは夏と変わらない。そこで暗い場所に移動し、港内の根周りを探ると24cmが出た。その後もここでは20〜22cmが何匹か釣れたが大型は出なかった。
次の港も同様に底の根周りを探ると反応はいいのだがおチビさんばかり。また次へ。ここもスロープなどで小型を中心によく釣れる所だが今回は反応が無い。そこで、いつもはメバル混じりで小型が釣れるヘチ際をスイミングで狙うと20cm。次はなかなかいいアタリで25cm。さて、パターンが違うぞ? 低気圧の通過で荒れたからか、水温が急に下がったからなのかは分からないが、良型がわりと奥にいる。それで、いつもはあまり釣れない港内奥のブレイクを探ると18〜22cmが4匹釣れた。
この日は山越えの途中で雪が降るぐらいかなり冷え込んでいたので釣りはここで終了とし、翌日は朝一でアイナメの実績の高い地磯へ。ここはシーズン・インさえしていれば、かなり実績が高い所だが逆にここでダメなら今回はアイナメはかなり厳しそうだ。で、やってみると1度小型のアタリがあっただけ。結局ここでは兄が22cmのクロソイを1匹釣っただけだった。
2週間前までは入れ食い
この後は少し開拓をして結構良さそうなポイントを見つけたが反応無し。まだフグが多くワームがボロボロにされてしまう。ここで少し足を延ばして北山崎という観光スポットに行き、断崖の写真を撮影。その後は過去のアイナメの実績ポイントを探ってみるがシャローのポイントばかりなので全然ダメ。仕方なく、夕方まで休憩してからクロソイのポイントを探すことにする。
途中、常夜灯下の根がらみの浅いサーフをやると兄が27cmのカジカを釣った。次は良型を探して港内の根を探していくが、考えてみればこんなのは夏や明るいうちにやっておかないと、寒くてやってられない。その後、以前港内で良型のクロソイが釣れた所もやってみるが反応は無いので、この日は早めに終了して宮古近郊の温泉施設に行き宿泊。
翌日は6時ぐらいに起き、根魚が難しそうなのでサバがかなり釣れているという釜石方面に移動してみる。最初の場所は2週間前までは入れ食いだったという所。しかし、だれも居ないし、シメた跡も無い。試しにやってみたがやはり反応無し。次は1週間前までは良かったという所に行こうとするが場所がよくわからない。また次の港へ。
岩手で青物を・・・
移動した港は水深があり、イカや青物がいい所だが、到着してみると結構人がいて、ちょうど良型のサバを釣り上げた所だった。これを見たらさっさと準備してすぐ堤防へ。しかし、エサにはたまに釣れているがルアーには全くアタリは無い。エサの仕掛けを見るとアジを釣るような小さなサビキでかなりタナは深い。やはり水温が低下してかなり食い渋ってるのかな? そこで、何度か底を取り直しながらのトゥイッチに変えてしばらく釣っているとゴン! ようやくヒットした。なかなかいい引きをしたのは40cmほどのゴマサバ。岩手で青物を釣って喜ぶのもどうかと思うけど、やはり嬉しい1匹だった。
その後は1時間ほど反応無し。エサ釣りではあまり投げずに手前でもヒットしていたので、メタルジグのサイズを落とし、あまり投げずに少し投げてシャクリ上げるようなやり方に変更してみると、少しして2匹目。今度は37cmほど。その後すぐもう1匹同サイズを掛ける頃には周りでも結構上がりだした。これはいよいよか〜なんて思っていると、いよいよだったのはエサ釣りだけでルアーは沈黙。周りではそこそこ釣れているのにルアーだけ釣れないので止めるに止められず、とうとう夕まづめまでやってしまった。しかし、夕まづめに2度ヒットしたものの、どちらもバラシ。撃沈してしまいました(^^;
さすがに無休憩でやってしまったのでさすがに疲れもあったけど、何カ所か見ておきたい所があったので行ってみる。最初の港はなかなかいい実績があるのだが反応無し。堤防にいた釣り人と話をするとヤリイカが釣れたそうだ。
ポイントチェックをしながら
次の港は行こうと思った港のそばにあったので寄ってみると良さそうなのでやってみた。とりあえず港内の常夜灯下でヘチをやってみるも反応無し。そのまま角まで行ってワームをフォールするとフォールで食っていた。釣りあげたのは16cmほどのクロソイのようだったが良く見ると違う。網目のような模様があって横になんとなく2つの黒い帯。涙骨も尖っていないのでどうやらマゾイこと、キツネメバル
のようだ。この魚はどこに行けば釣れるんだろうと思っていたのだが、こんな所にいるなんて・・・。小型だけど嬉しい1匹となった。その後堤防外側の水深のある方を狙うとここでも同サイズのキツネメバル。ここは多いのかな? なかなかいいポイントを見つけたかもしれない。
次は予定の港だが、こちらは反応無し。最初の港でやりイカが釣れたと聞いたので、とりあえずヤリイカ狙いのポイントでやってみたが、こちらもダメ。この日は終了とし、道の駅で就寝。
次の日はあまり釣りはしないでポイントチェックをしながら下道をメインで帰ろうと考えていたので6時頃に起き、ゆっくりと移動を始めた。ただ、昨日のサバが気になったので、同じような条件を持つこの先の大船渡周辺を見てみることにした。
とりあえず海岸線を走って良さそうな所を探していると、公園脇に小さな漁港があった。そこは水深もあり青物も釣れそうな感じがしたが、居るのは小物狙いの人ばかりなので、自分たちもちょっと小物狙いをしてみた。カキ殻周辺にはアナハゼやチビアイナメがいるが、すれているのかあまり反応はよくない。それでもアナハゼを少し釣っていると、小物釣り師と思っていた人が港外にメタルジグを投げていきなりイナダを釣った。これを見てすぐに青物用の竿を持って来たのは言うまでもない(^^;
港内で大ボイルが発生!
とりあえずキャストし、底を取ってからトゥイッチして来る。反応無し。「やっぱり、そううまくいくわけないよな〜」2投目。底を取ってからトゥイッチして来る。ゴン!「あら、うまくいっちゃった(^^;」まずまずの引きで上がって来たのは残念ながら36cmのワカシ。これはいいかも、と続けるが後は続かない。だろうとは思ったけど。
と、港内で大ボイルが発生! 飛び散るイワシ、乱舞するカモメたち。慌てて移動し、船の隙間から投げる。反応なし。次のキャストでアタるものらず。3投目。キャストして少し沈めてからトゥイッチして来るとグン!「よしっ!」と、アワセるもラインは空の彼方へ(^^; やっちまった・・・。ついにカモメを掛けちゃったか〜と寄せてくると東北らしくウミネコだった。って、ちっとも嬉しくはないが・・・。幸い、ルアーを食ったのではなく、ラインが絡んだだけだったので外してやるとウミネコはすぐ飛んで行った。良かった良かった。もちろん、ラインを外す間、ずっと私の指に食い付いていたなんて野暮なことは言わないけどね・・・
さて、気を取り直して元の場所で投げるも反応無し。朝一で終わりか・・・と諦めかけた頃、手前まで来た時にヒット。少しラインを出しながら上がって来たのは38cm。さらにすぐにまた手前でヒット。今度も結構良く引いてくれたのは39cm。イナダへの道は遠い・・・。その後、はるか遠くで大規模な鳥山が出るがこれはどうしようもない。その後1時間ほどやるも反応は無かったので10時に移動。
その後も適当にポイントを見ながら行き、気仙沼まで来た時に今後のためにポイントをチェックして終了とし、適当に買い物をしたり、温泉に入ったりしながら帰路に着いた。
今回は東北と言えども根魚が厳しいのは分かっていましたが、水温が高ければ高いで青物がいてくれたりして何かと釣り物はあるものですね。その辺も東北のポテンシャルなのかな? とりあえず、今回も釣れないような釣れたような結果オーライのレポートで〜す(^^)って、また、それか!