2010.12.29  今年のメッキに感謝


Report by  T-Ya


調査&竿納め

 例年、竿納めは南紀へメッキ釣りに行っている。ただ水温も下がっておりピンポイントの居場所を見つけないと釣るのは難しい。この秋は大爆釣もあったりして、例年より魚影が濃いようなので、期待して出発した。狙い目は、水温が高そうな所、水深のあるところ、等々。

例年通り?

 最初のポイントは静かな内湾。水温が高めのような気がして狙ったが、反応無し。次のポイントは温泉の流れ込みがあるポイント。ここも全く反応無し。やっぱり難しい。次は中規模河川の下流域。潮が引いており水深がないのでダメかな、と思ったらやっぱりダメ。ここまではハイシーズンでも釣ったことが無い場所だったので期待はしていなかったが、一方で今年は特別という思いもあって、もしかしたらと考えていたが甘かったようだ。

TVで爆釣・・・

 次のポイントは大規模河川。私は過去何回か来て釣れたことがない場所だが、この秋に釣り番組で爆釣している場面を流していたので大きな群れが居るはず、ということで入ってみた。だが狙いの場所は餌釣りの人がいたのでパスして、少し離れた水深のあるテトラの場所に移動する。遠投してボトムまで沈めた後にトゥイッチを開始すると、コツンとアタリ。でも乗らない。再度投げると今度は乗った。でも途中でバラシ。少し横に移動してまたボトムを狙うとまたヒット。やっとキャッチしたのは20cm程のロウニンだった。何とか冬のメッキの居場所を探し当てて嬉しい。その後も同じようにボトムを狙い続け、3匹のメッキをキャッチ。最大で24cmだった。水深があるとはいえ、流れがありオープンなエリアでのヒットは少し意外な感じだった。

本命ポイント

 更に南下してランガンするが、やっぱりダメ。秋に大爆釣したスロープのポイントもこの時期はいないようだ。やがて紀伊半島の最南端を越えて東側にまわったところにある本命ポイントに到着。水深があり、例年竿納め釣行で実績の高いポイントだ。期待して遠投するとすぐにヒット。ずいぶん引きが弱かったが、20cm程のロウニン。今年も居ました。もう一匹同サイズをキャッチした後、反応が無くなった。例年は夕まずめに連発するが、まだ日が高いので一旦別の場所に行くことにした。

 次に入った場所は池のような汽水域。昨年末は釣れたが、今回は居なかった。タイミングもあるだろうが、やっぱりこの時期のメッキは難しい。日没まで残りわずかになったので、また本命ポイントに戻ることにした。

やっぱり連発

 この場所は2時間ほど前に2匹釣って反応がなくなってしまったが、それは群れが薄いのか、それとも時間帯が悪いのか・・・。1日に同じ場所を2度攻めることは滅多に無いので、今回はそれを確認するチャンス。わくわくしながら思い切り遠投し、ボトムからトゥイッチを繰り返すと、ググンとヒット。引きは弱いが体を横に向けて抵抗するのでなかなか上がってこない。バラさないように慎重に寄せてキャッチしたのは24cmのギンガメだった。更に同じように遠投してボトムを狙うと連発。ボトムに群れが貼り付いているようだ。いつもこの場所は赤金のミノーが良いのだが、今年も赤金でスレることなく釣れる。途中カスミも一匹混じり、楽しい時間を過ごした。やがて日が沈み、反応も無くなったので終了とした。数えてみると夕マヅメで10匹のキャッチだった。やはりこの時期も夕マヅメは外せないようだ。

 終わって見ると合計15匹のキャッチで、竿納めのメッキ釣行としては過去最高の結果だった。シーズンを通じて楽しませてくれたメッキに感謝して帰路についた。来年も楽しめることを期待して。