2011.01.08  冬の伊豆の夜は青物祭り?


Report by  KO


物凄いものを・・・

 今週は全然行く予定ではなかったのですが、野地さんの情報に触発されて行って来ました。メインターゲットはサバとカマス。あとは前回できなかった所を見てみる予定。直前に伊豆で良型サバの入れ食いなんて話もあったので、ついつい行ってしまいました(^^;

 そこりが1時半ぐらいなのでゆっくりと8日の0時過ぎに出発。最初のポイントには2時半ぐらいに到着。前回先行者がいてできなかったが、今回はどうかな? まだ水位は低いが、上げ始めて1時間ぐらい経っているのでやってみる。

 1投目、ストラクチャーの脇を通してくるとココッ。「おっ!」ココッ。「いるいる」ココココッ。一気に竿が絞り込まれた。ここでアワセるとドラグが鳴る。いきなり良型かと思ったが、その後はあっさり寄って来たのは20cmのメバル。思ったより小さくてがっかりだが、本日の1投目で釣れたかわいいヤツ。ありがとね〜。しかし、その後は反応なし。ここはもう少し探れるがとりあえず1匹釣れたので先に行く。

 次のポイントは反応なし。そして次のポイントでは物凄いものを見ることになる。港内の角で、常夜灯付近でメバルを狙っていると沖の方でなんかもぞもぞと触る感じがある。ベイトかなと思って横に回ってみると20cmぐらいの魚の大群が。とりあえずワームを通してみるが食わない。とりあえず正体を見ようとメタルジグで1匹掛けてみることにする。イワシならいいんだけどな〜

 数投後、掛かった。予想外に結構いい引きをして上がって来たのは・・・メッキ!それも23cmほどの。ということは、これ全部メッキ? 200や300じゃきかないんじゃないか・・・? 狙ってる時は見つからないのになんでこういう時だけ・・・(^^;その後はまともに狙ってみるがみんなスレで掛かって来てしまう。数匹釣ったところでなんか申し訳ないのと時間も無いので先に行く。

もう終わりですか〜

 次はメバルポイント。反応なし。カサゴポイント。反応なし。う〜ん、根魚はあまりよくなのかな〜。ここまでで5時半ぐらいになっていたので、朝まづめはカマス狙いのポイントへ。ここは晩秋ぐらいになってくるとカマスが気になる所なのだが、前回チェックした時は釣れてそうもなかったので様子を見に行かなかった。

 明るくなってきたぐらいにポイントに着き、堤防に向かうと既に3人ほどカマスサビキをシャクっている。すると私が準備している間に22〜23cmながら周りで3匹上がった。お〜釣れてる、と気合が入る。急いで準備完了し、期待をこめて第1投。反応なし。その後も反応なし。周りでもあれっきり釣れない。30分もすると地元の人たちが1人、2人と帰って行く。「え〜、もう終わりですか〜」カマスの時合いの短さからするとそんなものかもしれない。1時間ほどで私も終了とし、仕方なくスミイカポイントへ。

 スミイカポイントには朝一に釣れたような跡がある。釣れた後では厳しそうだ。しばらくしてまた小型のタコが来たがタモ入れ直前、吸盤1つを残してサヨナラ〜。その後は1度スミイカらしきアタリがあったが、アワセのタイミングをはかっている時に放されてしまった。結局、2兎を追うものは・・・のいい見本になってしまった。卯年なのに・・・って、関係ないけど(^^;

カサゴ狙いで1回キビナゴが・・・

 この後は仮眠して起きたら16時前。途中買い出ししてサバのポイントに向かう。ポイントにはまだ明るいうちに着いたので港外で根魚を狙ってみる。するとヘチ際で小さなムラソイが釣れた。暗くなってきたらサバが入って来るまで港内でカサゴ狙い。少しして釣れたのは7〜8cmの超おチビさん。そして釣れたのは結局この1匹のみ。

 18時半過ぎまで待ったがベイトもいないし、サバの回遊も無い。終わったのか・・・。かなり寒くなったので一旦車に戻って暖をとる。ここで振り返るとカサゴ狙いで1回キビナゴが掛かってきた。もしかしたらベイトもサバも底にいるのかもしれない。メタルジグを持って底を探ってみることにする。

 19時になったところで車から出ると向い風がかなり強い。いよいよ伊豆の本領発揮か。でも、まだまだ伊豆にしてはましな方だ。メタルジグで常夜灯下で底を探るが反応がない。堤防先端に向かう。ここには2人先行者が。よく見ると先行者のバッカンにはサバの尾らしきものが見える。ここにいたのか〜と思うものの、堤防先端は狭くて私がやる所はない。メタルジグならポイントに届きそうなので対岸に向かう。

 対岸に着いてからメタルジグで底を狙うが全く反応なし。ここにはいないのだろうか?と、よく見ると強くなった風でかなり白波も出初めているが、その中には違う飛沫も出ている。ライズだ! いよいよか〜と表層を狙うが反応なし。冬の夜にはメタルジグのトゥイッチでは食えないのか? 7cmの赤金ミノーに替えてみる。1度触っただけ。次はグラブ系のワーム。これも1度触っただけ。次はネジ系ワーム。全く反応なし。

こんなに大きかったの?

 ここでベイトはキビナゴだからとブルーの7cmのミノーにしてみる。かなり暗いけどこれで食ってくれるだろうか? もっとも、キビナゴも同じだけど。付け替えて第1投。すぐアタリが出た。すかさずまた同じ所にキャストして巻いてくると、ゴツッとアタった後、竿に重みがのる。最初は海面で暴れているだけなのでセイゴかなと思っていると、急に引き込みだした。何度もラインを出されながらもようやく寄せ、抜き上げようかとライトで照らすと40cmぐらいあるサバ。

 「えっ、こんなに大きかったの?」ラインは6lb.なので大丈夫だがフックが小さくてバーブレスだし、口切れも心配。スロープにずり上げようかとも思ったが波が結構あるので引き波でバレる可能性もある。ここは一か八かで抜き上げる。ポチャン。「うっ・・・」悪夢再び。やっと掛けたサバだったのに・・・。すぐにまた投げようと思ったが、また同じことを繰り返す可能性がある。ここは冷静に車に戻り、タモを持って来てまたキャスト開始。

 数投後、またゴツンと来てから重みがのる。やはり最初は軽いが途中から一気に引き込む。メインポイントの前で暴れ回るが仕方がない。好きなだけ引かせてからじっくり寄せ、ネット・イン! ようやくキャッチ成功。釣れたのはジャスト40cmのゴマサバ。このサイズが真冬に釣れるなんて・・・。なんかもう大満足(^^)

タモ入れ成功

 メインのポイントでかなり暴れさせてしまったのでしばらく反応がなくなったが、またライズが出始めた時にヒット。今度は少し小ぶりだったので最初の暴れているうちに強引にネットイン。これなら場荒れさせずにすむ。少ししてまたヒット。今度もタモを延ばして引き込む前にタモ入れしようとしたら、「あっ・・・」ルアーがタモに掛かってサバはお帰りになりました・・・

 またやってしまった。さすがに2度もキャッチ直前でバラすとへこむ。数投後またヒット。今度は引きたいだけ引かせてから確実にタモ入れすることにした。ヒットポイント周辺でさんざん暴れているが、もう好きにして! 引きが弱くなってから寄せ、難なくタモ入れ成功。これも39cmあった。

 その後、次のキャストでもヒットしたが即バレ。次のキャストでも即バレ。少し反応がなくなった後ようやくアタリがあったので、じっくり重みがのるまで待ってからアワセる。しかし、また即バラシ。この3連続バラシののち、ライズもアタリも全く無くなってしまった。

 その後もしばらくまた来るのではと期待して粘ったのだが、2度と来ることはなく、ここで22時ぐらいになっていたのでこの後少し根魚の様子を見て終了とした。

 これでカマスが2〜3匹でも釣れてれば言うこと無しだったんですが、そううまくはいきませんね。でも、サバが釣りたいと思って出かけて予想外の良型サバが釣れ、メッキの大群にも遭遇し、釣果の割には結構満足できる釣行となりました。