2011.02.05  イカ漁に行ってきました


Report by  T-Ya


寒波緩む

 1月は強烈な寒さで、釣りに行っても体は凍えるは釣果もサブイはで、ろくなことはなかった。何か良い釣り物はないか?といつものように情報をチェックしていると、エギングで小型のイカが大量に釣れているとのこと。その話自体は2週間ほど前から聞いていて、羨ましいとは思うものの自分には縁がないことと思っていた。

 ところがこの金曜にも全く同じ場所で同じような勢いで釣れ続けているとの情報が。そんなに釣れ続けているのであれば、明日行けばよほど運が悪くない限り自分にもそこそこ釣れるのではないかという気がしてきて、急に行く気満々になってしまった。2月に入って寒さも緩み天候も申し分ないので、楽しい釣りの予感とともにいそいそと準備をした。

いるいる!

 場所は紀伊半島の小さな港。朝9時に到着した。こんな所で本当に釣れるのかというぐらい奥まったところにあり、潮通しも良いとは言えない。でも先行者は既にポツポツとイカを釣り上げていた。早速メッキタックルにアオリーQの2号をセットし、他の人に倣い港の中央に向かってキャスト。ボトムに居るらしいのだが、水深は15〜20mぐらいあるようで小さいエギでは着底が分り難い。投げて1分待ってからしゃくり始める。

 どのような誘いが良いのかよく分らないので適当にやっていると、2投目でヒット。ヒイカより少し大きいぐらいのかわいいイカだ。地元ではアカイカと呼ぶらしいが、おそらく小型のケンサキイカ。初めての釣りでのキャッチはとりあえず嬉しい。その後2投に1回ぐらいのペースで釣れ、だんだんとコツも掴めてきた。とにかくボトムをねちねちと攻め、ラインの僅かな変化でアタリを取れるようになってくると、投げるたびにヒットするようになった。

 シャクリは軽くやっているつもりだったが、乗っていることに気付かずにしゃくってゲソカットすることが多かったので、シャクリ始めはラインスラックは使わずに聞いてみる感じで行うとうまく乗るようになった。活性も高く、ボトムはイカ絨毯かと思うぐらいよく釣れる。乗った時は竿先がギュッと絞り込まれてなかなかの快感。メバルロッドの方がもっと楽しめたかも知れない。

午後はポツポツ、でも大満足

 順調に数を伸ばしていたが、昼前になって向かい風が吹き初め、全く釣れなくなった。それでも我慢してやっていると、午後2時ぐらいにはまた無風になりポツポツと釣れるようになった。その後は普通ならゴールデンタイムの夕マヅメまで攻めるところだが、この場所ではむしろ暗くなると釣れなくなるらしいので、日没前の午後5時に満足して終了した。

 帰って数えてみると38杯とまずまずだったが、これでも少ない方らしい。よく釣る人は1日で軽く3桁はいくという。それにしてもこの時期、日中に入れ食いが味わえるとは、オドロキの釣行だった。