2011.06.03  お手軽!サーフキビレ開幕


Report by  T-Ya


待ちきれずに

 昨年梅雨時に近所のサーフでキビレが簡単に釣れることが分ったので、今年もそろそろかなと一ヶ月ほど前から調査を繰り返していたが、全く反応がなかった。すぐ近くの水深があるところではずっと前から釣れていたのだが、浅場に入ってくるには水温がもう少し上がらないとダメなようだ。

 前の週末は台風の通過で調査を休んだが、その後梅雨入り。そろそろ状況も好転していそうなのでウズウズしていた。そして休日を待ちきれず、金曜夜の会社帰りでの釣行を画策した。

今年も逢えました

 この日は道具を車に積み込んで出社。いつもは仕事が遅いのだが、この日に限っては無理矢理さっさと切り上げて釣り場に直行。夜8時に到着。さすがにスーツ姿のままでは恥ずかしかったので薄手のジャンパーを羽織る。でもネクタイはしたまま。革靴を長靴に履き替えてサーフに向かう。横のゴロタの方では餌釣りの人が2人。向かい風が強かったが、構わずサーフの端からキャストを開始した。

 ルアーはボトムをズル引きするタイプ。小砂利交じりの砂底なので根掛かりすることもなく、ボトムを感じながらゆっくりと巻いてくる。でも30分ほど全くアタリがなかった。また今日も不発かな〜と感じ始めたところで、風が弱まり、更にピクッとアタリが来たような・・・。でもどうせボラがラインに擦れたんだろうと期待せずにそのまま続けていると、ルアーがかなり手前に来た所でひったくるようなアタリ。

 殆ど向こうアワセで魚が乗った。もう目の前だったので寄せる楽しみはなかったが、かなりの抵抗を見せてくれたのでやっとの思いでズリ上げ成功。36cmとまずまずのキビレだった。掛かったのは水深が50cmもないような所で、これぞ活性の高いサーフキビレ。やっと来たか〜と感慨に浸る。

 その後更に風が弱まると、時合いが来たのかアタリが出だして35cmを追加。ゴンゴンというキビレ特有の引きが楽しい。最後はちょっとサイズダウンしたが28cmの元気な魚が釣れた。1時間半ほどやって満足して終了した。

 3匹釣れて開幕としてはまずまずだったが、まだアタリの数は少な目。盛期になるとキャストの度にアタルぐらいになるので、サイズアップも含め今後に期待したい。タモ要らずで手軽に強い引きが楽しめるサーフキビレの待ちに待った開幕でした。