毎度の情報頼り
週末はエギングに行こうと思っていたが、最近南紀は不調でしかも大雨の影響がありそう。そこで他に何か釣り物はないかとネットをチェック。すると今年はシオ(ショゴ)が多いとのこと。メッキ開幕にはまだ早いが、シオであれば同じように楽しめそうなので急遽決定。でも外道で釣ったことはあるものの、専門に狙うのは初めて。とりあえずメッキタックルを準備して早朝から出発した。
濁りのない場所を探して
雨は降っていないものの、やはり前日の雨の影響は大きく、橋から見る川の殆どはひどい泥濁り。川の影響が少なそうな場所を目指して南下する。最初の港は河口に近いので無理かなと思っていたが、着いてみると意外と濁りが少ないのでやってみる事にする。ところがサッパリ反応無し。移動。次の港は川の影響が殆どない。最初に投げたミノーに早速チェイスがあり期待が高まるが、2回目以降は反応無し。あの手この手でルアーを変えて、ソフトルアーのリフト&フォールでやっとヒット。グングンと良い引きを見せたのはツバスかと思うような青い魚体のシオだった。その後は全く反応がなかったのでまた場所移動する。
初夏の定番
次の港も川の影響は無いはず、と思っていたが結構濁っている。ミノーに反応無く、小型のメタルジグでチョンチョンやっているとヒット。横に元気良く走って楽しませてくれたのは小サバだった。次にヒットしたのはプルプルと弱い引きのエンピツカマス。これも初夏の定番だ。でもシオは姿を見せなかったのでまた移動。
次に行った港では、係留船の脇の水面近くにシオの10匹程の群れを発見。でもボラかと思うようなのんびりした動きで、近づいても逃げるでもなく警戒心が全く無い。やる気のない群れかと思ったが、とりあえずミノーを投げてみると、手前まで来た所で群れの数尾がピューっとルアーに突進。ところが急ブレーキ後にUターン。
う〜ん残念。すぐにルアーチェンジするが、ミノーでは全く反応無し。メタルジグやソフトルアーのリフト&フォールだと何とかヒットに持ち込むことが出来たが、すぐに反応が無くなってまたのんびり泳ぎはじめる。ここでは4匹キャッチしたが、どうも自分が勝手に思い描いていたシオ釣りとはだいぶ違っている。ミノーをキャストして高速トゥイッチすると、ヒラヒラとチェイスしてきてカツーンとヒット、みたいな・・・。
群れの不思議
次の港も濁りが強かったが、係留船の下をチェック。ところどころに数匹の群れがいたので、最初からソフトルアーで狙う。しかし反応はするものの、すぐ見切られてしまう。やる気がないのか、誘い方がヘタなのか・・・。
更に群れを探して歩いて行くと、港の出入り口付近の係留船の下に、50匹ぐらいのやや大きな群れを発見。でも相変わらずのんびりと泳いでいる。あまり期待せずにソフトルアーを投入。群れの近くにルアーが届いたところで、一斉に襲い掛かってヒット!あまりの反応の良さに驚いた。
引きはさすがに青物だけあって心地良い。でも目の前なのですぐに抜き上げ。群れはまだそこにいたので同じソフトルアーを投げてみると、また同じようにヒット。次もまた我先にという感じでルアーに襲いかかる。全くスレないので延々と同じルアーを投げると延々とヒット。途中バラシた時は群れが散ってしまうかと思ったがさにあらず。同じ係留船の下に居座り、またルアーを見つけると群がってヒット。
でもルアーを投げていない時は、活性が上がったようなそぶりも無く、のんびりと泳いでいる不思議な光景。ところがある程度まで群れの数が減ったところで、急に散ってしまい、数匹を残してどこかへ行ってしまった。残った群れはルアーに無反応。ここでやっと終了した。
どうも単に群れの数が多いだけで競争心が働くのか、反応が良いようです。いわゆるスイッチが入るというのとは違う状態のような気がします。数が少ないと競争心が薄れるというのも不思議です。少ない群れでもスイッチを入れて釣れるようになりたいものです。