2011.12.23  伊豆のメバル開幕もカマス撃沈


Report by  KO


小波がバチャバチャと・・・

 号外!「野地さんと遭遇記念特別版」ということでレポートを書いちゃいました(^^;伊豆のメバル開幕といっても、とっくに開幕してますのであくまで私にとっての話です。2週間前に行った時はまだ水温が高かったので私のポイントで普通に狙ったのでは少し早いか、釣れてもチビだけだろうと思っていたのですが、それはその通りの結果となりました。

 今回はこの2週間で1〜2℃下がっていて、根魚には良さそうです。さらにカマスも今までは港外の方がいい感じでしたが、この水温低下で港内が良くなるのではないかという読みでした。結局はベイト次第ですが、最近、他の場所で湾内で小型ながら釣れ出したという情報もあったので、カマスをメインで狙い、行き帰りに根魚を狙うという予定で釣行しました。

 22日の22時半前ぐらいに1人で出発。東名道を沼津インターで降り、南下。その後、西に向かう。少し出遅れたのでピンポイントをざっと流していくつもりだ。

 最初の港には1時前に到着。ここはシーズン初期や西寄りの風が強く吹くとベイトが吹き寄せられていい思いができる所だ。到着時、風は吹いてなかったが、それまでは結構な風が吹いていたはず。海を覗き込むと小波がバチャバチャと押し寄せていて小魚が結構いる。良さそうな感じだ。キャストするとすぐアタリがあったがネンブツ系のようでなかなかフッキングしない。それではとヘチ沿いを通すといきなり竿が絞り込まれた。20cmのメバル。

 その後はメバルは出なかったが、読み通りの釣果に気分良くキャストしていると目の前にキラキラと光る小魚の群れが来た。せいぜい12〜13cmといったところだが、アジっぽい。まだ伊豆ではアジを釣ってないので何とか釣りたい。が、3回ほど掛け損ねているうちにどこかに行ってしまった。う〜ん、いけず・・・(^^;

 アタリも減って来たので、風が当たってない方を見てみるとここにも小魚が多い。今までは雰囲気はいいのに全く出たことがない。早速ヘチ際を通すといきなり竿が絞り込まれ、これも20cmのメバル。次はティップの真下でヒット。なかなか重々しい引きをしたのは幅広の23cm。やっぱり初期ならいるんだな〜と思い、じゃ、カサゴもいたりしてと真下に落とすとこれも絞り込まれる。結構いい引きだったが上がったのは17cmのカサゴ。やっぱりいい時はいるみたい。その後は反応がなかったのでここを後にする。

伊豆初アジ来た〜

 最初のポイントは数投で終わりにする予定が小1時間やってしまったので、ますます時間がない。次のポイントはホントにざっとやって終了。しばらく走った次の港では常夜灯下で小さなボイルが出ていたので、ミノーとワームでやってみたが食わないので移動。

 次の港は今回のメインと考えていたところだ。以前は中小型ながら数が釣れたのだが、最近は人が多いせいか反応なし。ピンポイントで14cmカサゴを1匹釣って終了。次のポイントは反応なし。

 次はアジポイント。と、いってもアジを釣ったことがあるわけではなく、アジらしい魚をバラシたことがあるだけだが、勝手にそう呼んでいる。ここではなんかそれっぽいアタリ。2度のりかけたが外れた。数歩移動してやるとようやく食い込んでヒット。慎重に銀色の魚を抜き上げ、「やっと伊豆初アジ来た〜」とよく見ると、ハタンポ。「お前さんかい!」急に力が抜けてしまった。それでもまた
数歩移動して投げると足元の岸壁のヘチで食い込んだ。この引きは・・・そう、20cmのメバル。ここでメバルが来たのは初めてだが、あまり人がやらない所にはやっぱりいるみたい。

予感は的中

 次のポイントではカマスやタチウオがいないかと少し探ってみるが反応なし。それではと少し歩いて根魚狙いのポイントへ。底を取って巻いてくるとすぐ手前の中層でアタリ。小魚の引きなのでネンブツ系だろうとそのまま抜き上げると、15cmほどながらアジ。ようやく伊豆の初アジが来た。しかもこんな形で狙ってもいないのに・・・。でも嬉しい。しかし、その後はアタリなし。あっという間に群れは行ってしまったのだろうか? この後は野地さん流のシンキングミノーの釣りをやりたかったけど、時間がないので移動。

 少し気になる所をやってから、朝まづめにカマスを狙うポイントに一気に移動。ポイントには6時頃に到着。エサ釣り師は皆港内を狙っている。これは読み通りかと期待して釣り場に向かい、端に場所を取って釣り開始。しかし、一向にアタリはない。明るくなってくると1人、2人と帰って行く。場所が空いたので真ん中に移動してやっていると、底付近でアタリ。結構い引きだったので良型だと思った途端、バラシ。あいたぁ〜、こんなことをしてると釣れなくなるんだよな〜。その予感は的中する。

 その後は全くアタリがなく、朝まづめは終了。地元の釣り人が話しているのを聞くと、昨日は全然ダメで今日の方がいくらかまし。でも、あまり釣れてないようだ。考えてみれば、急激な水温低下はメバルは適水温に近づくわけだけど他の魚にいいわけはない。考えが甘かった。その後は少しスミイカを狙ってみたが反応なし。ここで仮眠をとる。

既にニアミス

 14時半ぐらいに起き、食事をしてから夕まづめまで少し暇つぶしをしようと沈みゴロタを狙ってみる。アナハゼでも釣れればと思って。もちろんカサゴがいれば言うことはないが。ポイントに向かうと端には投げ釣り師がいたので、離れた所で開始。1回小さい魚が興味を示し、2回ぐらい食いついたが針がかりせず。16時ぐらいにカマスポイントへ。

 カマスポイントにはルアー釣りの先行者が1人。よく見ると、どこかで見たことがあるDUELのウエストバッグ。バッカンとクーラーボックスにも見覚えがある。「どうも〜」と声をかけると、ちょっとビックリしながら笑顔を返してくれたのは野地さんだった。話を聞くとさっき投げ釣りをしていたのも野地さんだったということで2度びっくり。既にニアミスしてたんですね(^^;

 そこで2人でカマスを狙うが反応なし。外側ではエサで結構アジが釣れていたが、コマセに付いているようなので難しいだろうなと思っていたのだが、エサの近くでルアーでも釣った人がいたので外側でアジを狙ってみる。野地さんも。すると少しして私にヒット。22cmぐらいのアジ。カマスタックルのままなので、6lb.のラインにフロロの3号のリーダーで。「よく食いましたねぇ・・・(^^;」と野地さん。まったく。すいませんガサツな釣りで・・・(^^; 釣れると思ってなかったもんで・・・

カマス撃沈・・・

 その後は反応がなかったので私はまたカマス狙いに。野地さんはラインを替えてアジを狙い、しっかり釣りあげた。すると、青アジとのこと。そういえば妙に緑がかっていて、持った感じもちょっと青物ぽい感じがした。あとでよく見ると側線のカーブも浅く青アジのようだ。

 いい時間になってからはまたカマス狙い。しかし反応なし。だいぶ暗くなってきても反応がないので、野地さんは見切りをつけ、西伊豆方面を回るとのこと。私は帰りがてら東伊豆を少し見てみようと思っていたのだが、別に西周りでもよかったので「ご一緒させて下さい!」という言葉がのど元まで出かかったが、なんとか引っ込めた。邪魔しちゃ悪いし、ポイントも教えてもらうことになっちゃうし・・・。別れを告げて去っていく野地さんを見送り、30分ほどやったが反応なし。カマス撃沈・・・。

千客万来

 帰りがてら、あまり人がやらないカサゴポイントをやるも反応なし。しばらく走って大きめの港へ。ここでピンポイントを探ると3投目で20cmのメバル。もう少し大きいのが欲しかったが仕方がない。その後数投してすぐ移動。それでもここであっさり出たので他の場所もやろうとすると先行者が4人も。諦めて移動する。

 とりあえずメバルはもういいのでカサゴの写真を入れ替えたいと思い、しばらく走っカサゴポイントに向かうが千客万来。空いた時に少しやっていると、車が次々に入って来る。落ち着いて釣りができないのでこの日の釣りを終了とした。

 今回はメバルは読み通りに近かったのですが、カマスは“ちゅどーん”て感じで撃沈しました。急激な水温低下の影響を考えず、自分の都合のいいことばかり考えてました。それでも、もう少しカマスは釣れそうなのでまた出直します。